■食道癌サバイバーの方で、禁酒しようかどうか迷っている方は、この際きっぱり禁酒することをおすすめいたします。節酒するよりずっとラクです。
・禁酒するためのおすすめ書籍・動画等・・・
・書籍:「禁酒セラピー(アレン・カー著)」 ※Amazonでも大変評価高いです。私はこの本で飲酒の楽しみや効果が幻想であったと悟りました。
・動画:●勝間和代はどうやってお酒をやめたのか。薬物依存のしくみと、どうやって抜け出したのか、正直に語ります。
・喉頭がん、咽頭がんは食道癌と同じ原因で併発するとのことです。(主治医によると、食道癌罹患者の10%くらいが罹患)
・また、食道がんの転移再発については、原発はアセトアルデヒド(アルコールの代謝物)が主因でできたのだから、原発から全身に散らばっているその食道癌の微小細胞が、アセトアルデヒドを追加摂取することで大きくなって転移再発という形で現れるというのは、普通に考えれば自然の成り行きです。飲酒することは、花壇に埋めた沢山の花の種にジョウロで水をやるように、目に見えない沢山の小さな火種に油を撒くようなものかと思います。
・一方で、再発転移の可能性は高まり余命の期待値は縮まるが飲酒生活継続を選ぶ方もいらっしゃいます。人生観・価値観の問題であり、どちらがよいとは言えません。ただ、幼い息子がいる私は禁酒を選びます。私が早死にしたら、いつも笑顔いっぱいの息子が可哀想すぎるからです。
以下、参考までに私の飲酒歴につづき、禁酒してよかったことを以下記載したいと思います。
■私の飲酒歴:
※19歳より基本毎日飲酒。定期的な休肝日は無し。
※下記mlはビール換算。
※食道がん罹患リスクの高いフラッシャー(顔がすぐ赤くなる人)であったが、段々赤くならなくなり沢山飲めるようになったという一番食道癌になりやすいケース。
・19~22歳:500~700ml/日
・23~25歳:700ml/日、週1くらいで飲みに行くときは1000~2000ml
・26~30歳:350~500ml/日。勉強をしていたため飲酒量減る。
・31~40歳:1000~2000ml/日。ストロング系チューハイもよく飲むようになる。
・41歳~癌罹患まで:2000~3000ml/日。
■ ■お酒をやめて良かったこと(断酒して感じた断酒のメリット)
1. 妻の機嫌が良い。家庭が平和になった。
2. 感覚が敏感になる。特に味覚に関して、敏感になった。
1. 健康に良いものを美味しい、健康に悪いものを不味いと感じるようになった。
2. 以前より繊細微妙な味、香りを感じられるようになり食事が楽しくなった。
3. 生産的な時間が増えた。フットワーク軽くなり、日中はもちろん、寝る直前までクリアな頭でやりたいことをできる。
4. ダイエットする必要が無くなった。以前よりかっこ良くなった体形から自信も得られる。服も似合う。
5. アルコールをコントロールできない状態から抜け出せたという自信がついた。
6. 泥酔したときモノを失くしたり、運転や歩行中危ない目、ケガをしそうな目に遭う心配が無くなった。
7. 酔って気が大きくなって失言をしてしまう不安が無くなった。
8. 当然だが、再発のリスクを上げることのない安心感がある。
■ ■断酒して感じた断酒のデメリット
1. ? 今のところ無い。
■断酒のデメリットかと思っていたが、そうではなかったこと
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シラフでは人と打ち解ける/腹を割って話すのに時間がかかると思っていたが、そうでもない。
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下戸の人でもストレートに言う・本音でしゃべり信頼関係を構築している人はいる。シラフでも心がけや持っていき方で同じように人と会話できる。
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人と打ち解ける必要があるのは、多くの場合仕事のため。でも仕事では結局お互いパフォーマンスで評価する。一緒に酒を飲んで打ち解けても、仕事を任せられない人には任せられない。
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リラックス・休息(極限まで伸びきる、ボーっとすること)ができないのではないかと思っていたが、そうでもない。
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酔っ払って風呂・温泉に入るのが究極のリラックスかと思っていたが、酔っ払わなくても風呂・温泉は十分気持ちいい。
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ストレス解消・発散(嫌なことを忘れること)ができないのではないかと思っていたが、そうでもない。
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酔っていても、嫌なことは忘れられなかった。むしろ酔おうとすればするほど嫌なことを強く意識する結果になっていた。
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ただ、酔って眠ってしまえば眠っている間は嫌なことを考える必要はなかったが。でもそれは酔わなくても眠れば同じ。酔わなくてもよく眠れば気持ちや考えが整理できる。
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■■まだ良かったともデメリットとも判断がつかないこと
1. 社交の回数が減る?たしかに、仕事関係で、酒飲みの人からの誘いは少なくなる。