hoshimirukimiのブログ
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涙も傷も

傷って悲しいことばかりじゃないって思う。

そこに僕が前向きな意味を与えた時
きみは笑ってくれた。
ちょっと泣いてたりしたけど。




ひたすら隠すでもなく、見せるでもなく
自然にきみは腕の傷と歩いてきたと思う。

僕と出会って、はじめて裸になったときも
体にあるその傷を隠そうとしたり、なにかとりつくろったりしなくて
僕はなんとなく見つけた。
正直少し胸が痛かった。


すごく優しくて、ちゃんとしていて、笑顔で。
もしかしたら僕より大人かもしれない人。
けれどどこか感じてたきみの何かを、しっかり見つけた感じだった。


でも、その傷ってきみのしるし。
きみがどんなに迷子になっても、そのしるしで簡単に見つけられる。
きみはひとりになりたがったり、悩みに迷い込んだりするクセがあるから
そんなとき、きっと僕がきみを見つけるためのものでもあるはずだよ。



でも、きみはどんな気持ちでその傷を背負ったんだろう。
そんなことを考えると、きついな。
ひとりで誰にも言わないで過ごしてたのかな。
言えないより、きみの場合は言わない、っていう感じだったんだろうな。
心配させないように、ひとりで抱えて、迷って、悩んで、寂しくなって。

悩みを分けることも、苦手なんだよね。
ひとりで考えることばかり得意になって。
教えてくれてもいいのに。
嫌いにならないし、イヤになることもないし。

それよりひとりで過ごしている孤独があるって知る方が
悲しくなる。
僕はなんの為にいるの?って思う。


いつもいつも、きみは僕を受け止めるから
きみより先に上手く苦しみを見つけてほどいてあげられないから
僕はいつもきみの優しさに包まれてしまうけど。

でもきみが「ほっとする、ラクになる」って言ってくれたから
この声でいいなら、ずっと話しかけて、喋りかけて、呟いていたい。
きみの安心や安らぎや、落ち着ける場所が僕にあるって知ったとき
すごく嬉しかった。

僕はきみの言葉で、きみは僕の声で、
ふたりはふたりのやり方で、気持ちをほどいてる。



きっと消えることはないと思う。
傷は傷跡になって、生きて行くんだと思う。
時々、ジンジンと痛み出すときもあると思う。

きみが生きている限り、傷も生きて行くんだと思う。
きみの歴史だから・・・それを乗り越えたって歴史にすればいい。
遠い未来に、僕と一緒に乗り越えたって言えたら、もっと素敵。


どんなに後ろ向きな気持ちになっても、だいじょうぶ。
僕が前向きな意味と理由を探して、強引にくっつけてあげる。
無駄なものは何ひとつなく、今に繋がってるんだから。


そんなことを言えば、優しすぎるって言うけど
それ以上の優しさをもらってる僕は、なんて言えばいい?
幸せや優しさに「いいの?本当にいいの?」って繰り返すけど
遠慮しなくていいのに。
怖がらなくていいのに。
たっぷり甘えればいいのに。


きっと甘える事もできずに、甘え方も忘れるくらい頑張ってきた
きみの今までの歴史がそういう言葉を言わせてるんだろうね。
頑張りきる事だけが得意になったから、
きっと休むことも苦手になってたんだろうね。
甘えても、悪いことは起こらないのに。


期待して裏切られて、期待して、また裏切られた。
そんな幼い頃が浮かぶの?
・・・・まだ浮かぶのかな。

消してあげたい。
全部僕が消してあげたい。

でもそれを全て消す事は、きみの歴史を消す事だから
僕はもしそんな魔法が使えても、使わない。
きみが頑張って生きてきた、その歴史を消す事だから。

どれだけ頑張ってきたの?
そうだろ?



きみが泣いても、すぐ涙を拭わないのは
きみの歴史や傷を眺めてるんだよ。
ただ見てたいんだよ。
その涙って僕にはとっても美しく見えるんだよ。
そして僕に大事なものを守れそうな気持ちに溢れさせるんだよ。
だから、意地悪だけど眺めちゃうんだよ。


他人にどう映っても、僕にはどれもが美しく、そしてせつない。
きみの涙も傷も、僕の宝物になってる。
宝石みたいに輝いて、僕を強い気持ちにさせる。



ここにいてくれてありがとう。
傷も涙も、生きていてくれて、ありがとう。
生きていこう、ね。

いつか自分の為だけに

きみは誰のものなんだろうね。

そんな気持ちが時々浮かぶ。

好きだってこと、じゅうぶん分かっていても

時々、思う。

全部、僕のものなはずなのに

どんなふうに抱きしめていても

ふわっとどこかへ行ってしまいそうだと感じるのは

信じてないからって怒るのかな。

消えてしまうんじゃないかって気持ち。

きみは頭がいいのか、バカなのか

昔の男の近況なんかの情報をインプットして

少し気持ちがゆらゆらしてるみたい。

・・・気掛かり。

とても好きなのは分かる・・・

忘れられない人だっていうのも感じる・・・

目の前の僕だけを見ているのに

遠い誰かを探してるきみの気持ちも知ってる。

それすら、僕は好きだと思う。

ちょっと悔しいけど、好きだって思う。

こんなに好きだから、

きみが時々いなくなるんじゃないかって思うのかな。

僕はここに、はけ口みたいに呟いていたい。

面と向かっては恥ずかしいし照れる。

伝えたい時に限って言葉も出てこない。

ただ、自分の気持ちときみのことに

たっぷり向き合ってみたい。

それに四六時中、きみを考えてしまいそうな今だから

ここでこの時間は思いっきりきみだけを考えて

そして、きみ以外の生活を上手くやらないと。

きみとのこと以外を、きみは何より信じてくれているから。

きみは僕らの愛以上に、僕の未来を信じてくれてる。

きみと出会ったときに思った。

すっごく優しい女性だって。

果てしない海みたいで、

僕がどんな泳ぎ方をしてもきみが守ってくれて

僕は深い青に行き着いた気持ちだった。

やっと居場所を見つけた気持ちだった。

勇気づける言葉とか優しく包む言葉とか

きみの全ての言葉は僕を動かしてる。

存在全てが僕を動かしてる・・・不思議なくらい。

いつも・・・なんでそんなに優しくしてくれるの?って、思った。

けれど、僕にくれる優しさや愛の少しを

自分に与えてあげて欲しい。

それがきみの課題であり、苦手分野。

昔の男のことも、きっときみは寂しいからなんだろうね。

僕に時々見せる消えてしまいそうな横顔も、

たまにひとりになりたがるクセも、

思い切りはしゃいでみせる笑顔も、

きっときっと、寂しさが根っこに流れてるんだよね。

こんなにきみを愛してるこの僕がきつく抱きしめても、

まだまだ・・・まだまだ足りないくらいの

寂しさとか痛みとか、背負ってきたもんね。

僕はきみが寂しさも痛みも知らない人だったら

ここまで好きにならなかったかもしれない。

とてつもない寂しさや痛みを持ってるから

きみって果てしない海より深いもの・・・持ってるんだよね。

だからとっても優しい女性になったんだろうね。

自分より他人、って思うほど・・・。

笑っている顔もきっと僕を思って笑ってるんだよね。

嬉しいな。

でも、いつか自分の為だけに笑って見せて。