10数年前の、現役時代、マイナビから就活についてのインタビューを受け、うちの(私の研究室の)学生が紹介され、載りましたので、とっても意味深です。マイナビの調査2024年によれば、大学生のなりたい職業・業種は

1位:ソフトウェア・情報処理・ネット関連
2位:食品・農林・水産
3位:官公庁・公社・団体
4位:薬品・化粧品
5位:繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック
6位:電子・電気機器
7位:医療・調剤薬局
8位:通信
9位:銀行・証券
10位:自動車・輸送用機器
とありました。実態は希望があまり叶っていないとのこと。小学校や中学校のそれとは全く異なり、どの業界の会社か、公務員かとの別。半世紀前の常識では、上位は、銀行・証券、商社がダントツで、一部の有能かつ有志は国家公務員の大蔵省とか、通産省など・・・・。現在1位:ソフトウェア・情報処理・ネット関連は、技術者として文系が特に能力を発揮できる(理系はむしろ不利)し、能力次第で独立も容易な分野。他分野は3位の公務員を除けば、研究開発・設計などは理系、それ以外の営業、経理、人事などは文系と棲み分けがあると思いますが、うちの学生(大学生の場合で、院生でない場合)は、よく、技術が分かる営業職、を売りに就活していました。現在の理系では4大卒は研究開発はできないことは明白で、研究開発・設計は理系大学院を出ていないと事実上不可能。

 これらの実態を小中高大と教育していないことが問題だと思います。もっと、小学生のころから、各種学校での資格による業種、高卒、大卒の学部学科、修士のそれ、博士のそれによる業種・職種について、教育する場・時間があるべきかと。