タイトルを名言集にしようと思ったけど、しんどそうだからやめると思う。


どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。それは僕に任せてください。
byアンドレ・レニエ



これ今ちょっと眺めててカッコいいなと思った。

格言とか名言とか調べると腐るほどでてきちゃうから、なんか価値が、、、




ちなみに、火猫のモットーは、みなさんご存知のとおり、


『人にやさしく、自分にもっとやさしく』です。








どうも、待望のペルーに到着した火猫です。

ホテルサンフランシスコのドミトリーはなぜか窓が閉まらない。

夜寒いし、ネット使えないし、日本人いないし、、、

カズくんに聞いていた15m横のホテルエスパーナに移動。

そうして、いまこうやって日記を書いているわけです。


10個くらい一気にアップする無礼をお許しください。

ミクシィと連動してるから、特にミクシィユーザーの方にはご迷惑をお掛けしております。





で、今日は中華街で春巻きとかシュウマイ食った後、

ペルー・ボリビアで携帯使えるようにしようと思って、色々まわったんだけど、

なんか、結局いまのNOKIA携帯は南米じゃウンともスンとも言わないことがわかりまして、

携帯ごと買い換えなきゃいけないらしい。


って、えーっ!!

フランスで、まいちゃんにめっちゃ協力してもらって、SIMフリーの買ったはずなのに・・・


しかも、ペルーで買ったのはボリビアじゃ使えないらしい。

スペイン語交じりだったから詳しくはわからんけど、何件か回ってみんなそんなこと言ってたから、ダメっぽい。





ああ、そうそう、風邪でダルイカラダを引きずりつつ、空港までいってパスポート確保してきましたよ。

無駄金と無駄時間だよね、本当に。




だめだー、頭まわらんわー、なんか、このドミトリーみんな体調悪そうなんだけど!!

悪化しそう!!大丈夫か?!



まあ、そんなこんなで、実は意外と街歩き&食べ歩きしたんだけど、

いまいち覚えてないわ!!



あ、セビーチェ食った!!すっぱかった!!でも、うまかった!!でも、高かった!!

あと、かの有名な黄色い液体「インカコーラ」飲んだ!!安っぽいジャンクな味がした!!




明日夜行でナスカ行きたいんだよねー、意外と時間ないしねー。

で、そのまま夜行でクスコ行きたいんだよねー、いまのカラダでもつかなー。なぞ。







【今後のルート】


現在地 リマ

⇒ナスカ(地上絵)

⇒クスコ(マチュピチュ)

⇒プーノ(チチカカ湖)


国境越えてボリビアへ

⇒ラパス(おばちゃんプロレス見に)

⇒ウユニ(塩湖)

⇒ラパスからアマゾンツアー

⇒気合でリマへ


これを、ガチンコ、一ヶ月でこなしたら、オレは勇者になれる!!


いやー、アマゾンツアー諦めたくないんだけどなー、、、

切るとしたらそこしかない、、、でも、切ったら一週間空くかも。

気合で乗り切るしかないな。うん。

風邪をひいたようです。

まあ、そんなにひどくないんだけどさ。

高所にいると風邪が治りにくいそうで、心配ではあります。



今日は、今後のことも考えて、国際学生証を作りにいきました。

ええ、三枚目です。


日本で作ったのは有効期限切れ(なんでじゃ!!)

エジプトで作ったのは強奪され(こんちくしょー!!)


そんで、今回キトで作りましたとさ。




海外で、国際学生証を作るのは、まず場所探しから始まるわけでして、

まあ、宿のスタッフが知るはずもなく、で、聞こうにもスペイン語しか話せないからどうしようもなく、

結局頼ることのできるのは「情報ノート」なわけです。


そういえば、今まであまり情報ノートについて触れてこなかったなー。



「情報ノート」ってのは、まあ、そのまんま情報がいっぱい書き込まれているノートなわけですが、

なかなかユースフルなのです。

日本人用のものは、日本人宿か、日本人御用達宿にしかないんだけどね、もちろん。

スーパーの場所やら、他の都市の行き方やら、ここエクアドルなのにブダペストの宿情報やら、歯医者の場所やら、書き出すとキリがないくらい多岐に渡って書き込まれているわけです。

お世話になっているから、オレもなんか書き込むべきなんだろうけどね、いかんせん時間と気力がないのです。

それに、どちらかというと、情報ノートあんまり活用しない人なので。



で、ホテルスクレには、何年にも渡って書き込まれてきた情報ノートが三冊もありまして、そこから必死に見つけ出し、行ってきたという次第であります。

バックパッカーも情報が命なのです。




まあ、新市街まで行って、無事必死に知ってるスペイン語を駆使してなんとか国際学生証を入手。

宿に帰って、延々ガラパゴスの日記を書いていたわけです。



で、夜ペルーに飛ぶために空港へ。


そしたら、なんか、「もし、明日の便に替わってくれたらお金とホテルを用意する」とLANのスタッフに言われて、別に急ぎでもないし、結構な額もらえそうだったので、ふたつ返事でオッケーして、ワクワク待ってたんだけど、結局、必要なくなったらしくてガッカリ、、、


ものすごく損した気分・・・

だったら最初から言わないでよね!!プンスカ







三時間ほどのフライトで辿り着いた34カ国目ペルーの首都リマ


おぞましいほどの客引き。

本当に異常な量の客引き。

空港泊しようと思ってたけど、とんでもない!!

こんなところで寝たら身包み剥がされるわ!!



ってことで、シャトルバスとは名ばかりのバンで日本人御用達の宿ホテルサンフランシスコへ夜中1時に到着。

チェックイン時にパスポートを出そうとした瞬間、気づいた、、、



シャトルバス会社のデスクに、パスポート置いてきちまった・・・・って。




風邪でぼぅーっとしてたからなー、、、完全に意識の外だったわ、、、、あーあ。


宿のスタッフに電話してくれるように頼んだが、今日はもうやってないでしょ、って。

まあ、もう、体だるくてタマランかったから、もう、明日でいいやって投げやりになっていると、

どうやら会社の方から宿に電話があって、ちゃんと確保しているとのこと。

でも、うちの責任じゃないから届けないよ、自分で取りに来い、とのこと。

スーパーめんどくさいけど、、、まあ、よかったよかった、、、、



ああ、からだダルイ。

【島の評価】

バルトラ島★☆☆☆☆

空港しかない。だがしかし、3回も踏み入れざるおえず。

たとえば、本土でツアーを申し込んでおけば、プエルトアヨラの街へ行くことなく、ここからクルーズに参加することができる。

また、それがゆえに、クルーズ最終日ここに落とされることが多い。

空港では、ガラパゴス記念スタンプがもらえる。スタンプくれ!と声をかけるしかない。

動物はフェリーでサンタ・クルス島の渡るときにアシカを見れるといった程度。

サンタ・クルス島★★★☆☆

飛行機の関係で必ず訪れるであろう島。

諸島最大の町プエルトアヨラには数多くのツアー会社が存在し、比較するのに便利。

開始直前のラストミニッツセールをゲットできる可能性大。半額以下でクルーズに参加できる模様。

イザベラ島とサン・クリストバル島への定期便がある。片道30ドル。往復50ドル。

夜になると、港付近で、なぜか屋外バレー大会が始まる。

街の海岸沿いには、ガラパゴスアシカ、ガラパゴスウミイグアナ、よくわからんカニが大量にいる。

「チャールズ・ダーウィン研究所」では、ガラパゴスゾウガメがわんさかいて間近で写真も撮れる。でも、触ろうとしたり近づきすぎると、スタッフの雷が落ちる。有名なロンサムジョージもここにいる。でも、ジョージよりデカイゾウガメはけっこういる。

また、あまりみかけない、ガラパゴスリクイグアナもいる。ここには、タローさんと、そして、カズくんルミさんと、二回もいった。

《サンタ・クルス島のその他》

宿…ホテル・サンタクルス=10ドル(水シャワー)


ツアー…JOYBE(比べた結果ここが一番安かった。ものにもよると思うが。客になれば自転車使い放題、しかし、純粋なツアー会社なためウエットスーツなどの装備はほぼないに等しい。スタッフ○)


ダイビング…アルバトロス(器材は非常に充実しているが、若干故障しているものもある模様。ダイビングのガイドがかなりテキトー。安全停止なし。深度計がフィート表示でさっぱりわからない。ランチは残念な雰囲気が漂う。写真データをCDでもらえる。まあ、実際、別にオススメはしない。ダイビングの値段はどこも大差ない。)

※ゴードン・ロック(ダイビングスポット)

サンタ・クルス島の東側にある。

寒流たるフンボルト海流の寄与により、とてつもなく冷たい。

ロングのウエットスーツの上にショートのウエットスーツを着て、フードにシューズに手袋しても寒い。凍える。

最近の雨だけの理由ではないが、透明度が非常に悪く、いつものように右耳が抜けずに他の参加者から離れてしまうと、泡以外で位置が判断できない。見えない。

ヴィジビリティ10m以下だと思われる。

ハンマーヘッドシャークをけっこう見れるというポイントなのだが、見られず、、、というか他の参加者に聞いても見たものはいない。本当に見れるのか?

80フィート付近でウミガメと遭遇。水中遊泳を楽しむ。

実際、ダイビングをする必要はない。シュノーケリングで十分、というかそっちの方がいいだろう。

得られるものは「ガラパゴスでダイビングをしたという事実」のみである。魚も少ない。



フロレアナ島★★★★☆

アシカ、イグアナがわんさかいる。初めてアオアシカツオドリを見かけたのはここだが、どこの島に行ってもいる。

一回目のシュノーケリングではウミガメと泳ぎ、

二回目のシュノーケリングではアシカとダンスした。

魚もけっこういるが、ガラパゴス諸島の透明度はかなり低く、水は冷たい。

いろんな動植物を初めて見かけたのがココだったため評価は高いが、今思えばそこまででもないかも。

陸も海もバランスよく楽しみたければ、オススメの島である。

トラディッショナルな郵便箱がある。詳細はwikipediaのトリビア欄を。


エスパニョーラ島★★★★★

クルーズツアーのみ。遠いため、デイツアーでは行くことができない。

アルバトロス(ガラパゴスアホウドリ)が見られるのはここだけ。嘴を高速でぶつけ合うコミュニケーションは必見。

アオアシカツオドリの足を交互に上げるダンスは愛らしい。

崖があるため、上昇気流を求める大きめの鳥もみることができる。

島自体の雰囲気がいい。当然の如く、アシカやイグアナもいる。

シュノーケリング時にカメやアシカと泳ぐことができたが、もはや珍しいことではない。

サン・クリストバル島★★★☆☆

ツアーの関係で博物館に連れて行かれるのだが、退屈極まりない。

町もかなりショボイ。ちなみに、町がある島はサンタクルス、イザベラ、ココのみっつだけ。

有名な「キッカー・ロック」はこの周辺にある。

ある程度透明度の高いシュノーケリングポイントがある。3,4匹のアシカと水中ダンスすることできた。アシカと泳げるスポットなのかもしれない。かなり楽しかった。

陸上のアシカは怠惰極まりなく、いつ行動しているのか謎なくらいだが、水中に入るやいなや、想像を絶するスピードで泳ぎ、驚くべきターンを行いついていくのは泳ぎが得意じゃなければ不可能。

ノース・セイモア島★★★★

鳥を見たいのならココ!!

さすがにアルバトロスはいなかったが、赤ちゃんカツオドリもいるし、なにより、ランの花のように赤い空気袋を膨らませたガラパゴスアメリカグンカンドリをみられる。

エスパニョーラ島にもいたが、たくさんいるのはココだけ。間近でみることができる。

鳥たちの楽園。

ちなみに、ダーウィンフィンチなどのちいさな鳥はどこにでもいる。

イザベラ島★★★★★

デイツアーで70ドル。往復定期便50ドルと考えれば、まあ、高くはない。

ここにはツアーに申し込まなくても定期便で来ることができるが、この島にてシュノーケリングツアーなどに参加しなくては見所にいくのは難しいかもしれない。

なんにせよ、この島かなりいいですよ。

ちいさいが野生のゾウガメが国立公園の道路にいて、かなりの量みることができる。(まあ、完全に野生ではないのだけれど、、、囲われてないという意味で。)

フロレアナ島にもいるはずだが、残念ながら見ることのできなかったフラミンゴも発見。

ガラパゴスのフラミンゴは特にピンク色が強いそうだ。確かに。

また、世界で三番目に小さいペンギンもこの島でみることができる。

シュノーケリング時にホワイトチップシャークの寝床の上を泳げる。素潜りが得意なら触ることも可能。3,40匹は常時いるようだ。

この島には、一時期監獄として使われていた地域もあり歴史的価値もある。

また、私は行っていないが、世界で二番目に大きな火山(ん?カルデラだったかな?)がある。




ついでに【クルーズ船・アミーゴ号】


クルーズ船にはランクが三つある。

ツーリストクラス、高級ツーリストクラス、ファーストクラス。

まあ、飛行機みたいなものだ。

で、アミーゴ号は高級ツーリストクラス

ということで、食事内容はなかなかだった。

私たちは頻繁におかわりをしていた。

おじちゃんおばちゃんが基本だったので、量が少ないのだ。

参加者も医師や教師などが多かったように思う。

部屋はバックパックを持ち込んだら通路が無くなるほどの狭さ。

二段ベッド。

トイレ、シャワーつきだが、シャワーは海水と真水のミックスであるため、若干べとつく。

電源はとれる。

スタッフの雰囲気もいい。







うーん、、、、

こんなもんかな。

ガラパゴスがここ1ヶ月くらいずっと曇り!っていう時期だったんですよ。

残念なことに。

だから、まあ、昼間に晴れ間が見れればもうけものって感じでしたね。

到着日が日曜だったから、店は閉まってるわ、曇りで暗いわで寂れた街にしか見えなかったもんなー。

ちなみに、イースター島よりだいぶ都会です、ガラパゴスの街は。

イザベラ島の街はちょっと南国チック。


いやはや、航空券、入島税、クルーズ代、ツアー代、ダイビング代、宿代、飯代、もろもろ合わせて10万はいきましたね。

ええ、逝きました。

札束が天使の羽をはばたかせ、、、、

でも、それだけの価値はあったと自信を持って叫ぶことができます!!


カメやアシカと泳ぎたい人、珍獣が見たい人、ゾウガメで亀仙人ごっこしたい人(スタッフにしばかれる覚悟があれば・・・)は是非いつの日か訪れることをオススメします。

後悔はさせません。


ただ、一人で行っても寂しいだけなので、誰か喜びを共有できる人と訪れてくださいな!!


以上、ガラパゴス諸島、総まとめでした!!


怠惰を絵に描いたような表題ですね。

ええ、日記ではなく週記にしてしまったようです、この火猫という男は。

どんな風にまとめようか、皆目見当もつかぬまま、キーボードを緩やかに叩いているわけです。



そうですね、それでは、まず、ガラパゴス諸島について書きましょうか。

いや、まあ、実際、ウィキペディアで調べてもらったほうがわかりやすい上に詳しいんで、URLだけ貼っつけて、回避しようかな。うん、それがいい。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%91%E3%82%B4%E3%82%B9%E8%AB%B8%E5%B3%B6

↑↑ というところです!!えっへん!!

まあ、日本の教育をある程度真面目に受けてきた者なら名前とどんな島かくらいは知っていることでしょう。







さて、そんな島にタメ航空で到着したわけですが、

まあ、「諸島」というだけあって、けっこうな数の島があるわけです。


で、最初に述べてしまいますが、


私は、この7泊8日の間に、

「バルトラ島」「サンタ・クルス島」「フロレアナ島」「エスパニョーラ島」「サン・クリストバル島」「ノース・セイモア島」「イザベラ島」と7つもの島に行き、

『ゴードン・ロック』というポイントでダイビングもしてきました。


はっきり言ってしまえば、かなりの勢いで散財致しました。

アメリカまで到達できるか危ういほどに・・・想定範囲外の出費です。

ですが、後悔はありません。

「そうそう訪れることのできる島じゃない」、、その一点のみが行動を正当化する。



ここからは、データ処理的雰囲気でまとめていきたいと思います。

一日ごとだと延々長くなるからね。







【日程】

1日目(クルーズ1日目)



昼過ぎ、『バルトラ島』に到着。

フェリー&バスで『サンタ・クルス島』へ。諸島内最大の町プエルトアヨラにてツアーを探す。

夕方5時過ぎ、ラストミニッツセールにて、6時発の4泊5日のクルーズツアーに申込。

「アミーゴ号」に乗り込む。


2日目(クルーズ2日目)


『フロレアナ島』の散策。

2回シュノーケリングを行う。


3日目(クルーズ3日目)


『エスパニョーラ島』の散策。

時間がおして、シュノーケリングは1回。

夜、『サン・クリストバル島』に到着。街を散策。


4日目(クルーズ4日目)


『サン・クリストバル島』の散策。

博物館、街をみたのち、シュノーケリングポイントへ。1回のみ。


5日目(クルーズ5日目)



朝5時起きで、『ノース・セイモア島』の散策。

シュノーケリングはなし。8時過ぎに『バルトラ島』にて解散。

『サンタ・クルス島』へ戻り、「チャールズ・ダーウィン研究所」にてゾウガメ見学。

タローさんと別れた後、カズくんとルミさんと出会う。

『イザベラ島』のデイツアーと「ゴードン・ロック」のダイビングを申込む。

宿はホテルサンタクルス


6日目(デイツアー)


『イザベラ島』の散策。

往復はスピードボートで片道二時間。ゲロゲロ寸前で死にそうになる。


7日目(ダイブツアー)



「ゴードン・ロック」にてダイビング。

残念ながらハンマーヘッドシャークには遭えず仕舞い。

寒流であるフンボルト海流のせいで、参加者凍え死ぬ寸前。生命の危険を感じる。

往復はスピードボート。行きは1時間ほど。帰りは『サンタ・クルス島』の『バルトラ島』側まで行った後にタクシー送迎。

ネットをつなぐも、島のインターネットは絶望的状況。


8日目


宿でカズくん&ルミさんと別れ、タクシー&フェリーで『バルトラ島』の空港へ。

11時25分の便にて、3時間ほどでキトへ。

空港にてイタリア人バックパッカーを捕まえてシェアして宿ホテルスクレへ。

肉体疲労甚だしく9時前に就寝。




②につづく、、、



キトから北へ22km。約1時間、そこに赤道がある。

『エクアドル=赤道』という名前からもわかるように、この国は赤道を重要視しているようだ。

赤道記念碑なるものが、そこにあるため、まあ、せっかくだから行こうじゃないかということで、韓国人で日本語がかなり達者のワンドゥと共に。



で、ご存知の方もいるかもしれないが、ご存じない方のために申し上げさせていただくと、

この赤道記念碑、、、、ズレてるんです。



本当の赤道上にないんです、

そんでもって、「これが赤道だ!!」と誇らしげに引いてあるオレンジのラインも、当然赤道ではないのです。




ええ、「残念」とはこのことをいうんだな、と思いました。






まあ、知ってはいましたが、一応記念ということで、2ドル払って中に入り、写真だけ撮りましたよ。




で、もちろん、それだけで、終わりってことはなくてですね、エクアドル人も馬鹿じゃない。

本当の赤道をGPSにて割り出し、そこに博物館を建てたのです。

この博物館は若干のアクティビティもありまして、かなりオススメいたします。

おもしろい、おもしろい。


なぜ赤道記念碑が360度あるなかでココに建てられたかとか、かなり原始の歴史とか、現在もいる動植物とかの説明もなるほどなるほどと聞いていたのだが、

それ以上に面白いのが、いろんな実験ですね。




北半球・南半球で、水が排水溝とかに流れるときできる渦巻きの回り方が逆になることは知ってますね?


それでは、赤道上だとどうなるでしょうか。


答えは、渦巻きが起こらない


ええ、すーっと、水が落ちていくのです。いやはや、一見の価値あり。




他にも、赤道上では引力が普通と違って、力が入りにくいとか、赤道上を目をつぶって歩くのは至難の業(フラフラしちゃう)とか、赤道って尋常ならざる特別な存在なんだなー、と勉強になりました。体重も減るしね。




で、表題にもあるように、「赤道だと卵を立てやすい」というので、それをみんなで実験。

10人くらいのグループで回っていたのですが、風も強かったしね、結局卵を立てられたのは私だけ。

まあ、残念に思うことはないのです、そう、日本人の手先が器用なのは世界中が知っていることなのです。


そんなこんなで、卵を立てられた私には細長の地味な賞状が手渡され、、、まあ、なんだかよくわからない気分になりつつも、まあ、素直に喜んでおりました。

パスポートに赤道到達スタンプももらってご満悦の火猫。





まったくもって街から出ないワンドゥも楽しかったと述べていたので、独りでいくの寂しいからって結構強引だったけど連れ去ってよかったな、と思ったわけでありました。

そして、明日からガラパゴス。


キトの標高は2850m。高山病になりやすい人はなっちゃう高さだ。

赤道直下でありながら、この標高に加え、4000m~6000m級の中央アンデス山脈に囲まれたこの町は、「永遠の春と評される。


現在、南半球なので、日本で言えば1、2月の真冬なのだが、低緯度と標高の関係で、昼は半袖もいけるかな、パーカーはおれば大丈夫だな、ってくらいかな。

でも、夜は意外と寒かったりする。

まあ、そんな感じの気候だ。赤道直下の灼熱感は微塵もない。




ホテルスクレは、セントロヒストリコと呼ばれる旧市街にある。

しかも、サンフランシスコ広場の真横と、観光するには完璧な立地である。

また、このあたりは、今まで行ってきた数多くの町と同じように町並み系で、ユネスコが「人類の文化遺産」とまで言っちゃうところらしい。

そんなことを全く知らない日本人たちは、キトになにひとつ期待せずに訪れるので、この町の可愛らしさについつい長居してしまうのだ。

いや、これ、ほんとね。

この日に、8人くらいの日本人にあったのだけれど、皆同じようなことを語り、現に2,3週間とどまっているのである。

まあ、南米のバックパッカーは時間に余裕のある人間が多く、基本的に沈没気味であるのも一因なのだが。



すり鉢上に広がる町。

どこかヨルダンのアンマンを思い出す風景だが、真っ白の建物ばかりだったアンマンと違い、キトの家々はピンクライトグリーンオレンジスカイブルーと色とりどりで可愛らしい。

物価も安いし、なかなかイイ感じの町なのです、キト。


「期待感」というハードルなしに訪れると、なんだか意外と親しみやすかったりするのであります。








で、キトでまず何をしたかっていうと、

ガラパゴス行きのチケットを買いにいったんですね。

「タメ航空」に。

宿であった高山病で死に掛けていたタローさんと。

ええ、一緒に行こうということになってしまったわけですが、

残念ながら、このタローさんのせいで、ガラパゴス諸島での生活がストレスフルなものになりました。


まあ、あとあと書くのも面倒なんで、いま愚痴をグチグチと恥ずかしげもなく書いてしまいますが、、、

タローさんは、下品で思いやりがなく、しつこい上に頭の悪い人であった。

私の嫌いなガムのくちゃくちゃする音をはじめとして食べるのも飲むのも汚らしく、人に足の裏をむけて突然眠りだし、同じ質問を何回も繰り返し、俺格闘技やってるからと強さアピールを10回以上口にし、他人に対しては鬱陶しいことを言い続ける、、まあ、そんな人だった。

あまり、人のことを公然と悪く書くのは、私自身の人間性を疑われるし、どう表現しようとも美しくないのだが、書かずにはいられない、すっきりしない、という具合だったので、今後読者に不快感を与えないよう努力するため、今だけは許していただきたい。

この日に気づいていればよかったものの、、いや、なんとなくは分かっていたのだが、ここまでヒドイとは思っていなかったので、共にガラパゴスに向かうことを決定してしまったのだ。



はい、愚痴終了。










タメ航空では、学割が使えるのだが、私はベルギーで奪われてしまったため、コピーしか持っていなかったのだが、どうやら使用不可能らしく、60ドル上乗せされるかたちとなってしまった、、、、

60ドルもあれば、ヨーロッパでも3泊できる。

かなり粘ってお願いしたのだが、却下されてしまった。

オンシーズンの値段は高いんだぞー!!こんちくしょー!!

まあ、そんなこんなで購入後、高山病から逃れるためタローさんはグアヤキルへ。

私は東京のラッシュ時の地下鉄を髣髴とさせるギュウギュウ詰めの路線バスで旧市街へ帰る。







とりあえず、まだ昼過ぎくらいだったので、観光でもしようと街をぶらつく。

独立広場カテドラルを眺めたあと、金色の教会として有名な「ラ・コンパニーア教会」に入る。


約7トンもの金をつかってメッキした祭壇や内部装飾は実に見事だったが、まあ、そこまでの感動は得られなかった。

たぶん、どんな教会をみても、あと3ヶ月は感動できないことだろう。

そのあとは、宿の真横のサンフランシスコ教会にちょっと寄ったくらいかな。




ちいと眠かったんで、昼寝して夕方目を覚ますと、

ちょうど、日本人バッパーのタラちゃん、さりなさん、山ちゃん、みわさん、ヨンさまがスクレ滞在者に人気のアイス屋に行くというのでついていく事に。

コーンも自家製のそのお店からは芳しい香りが。

ナランヒージャ(オレンジ、なのか、オレンジのようなものなのか・・・)とキャラメルを選択。

だが、どうやら、キャラメルではなくカフェモカを盛られてしまった、残念。

味はもちろんのこと、量がかなりあって、これが1、5ドルなら中々グレイトだ。





で、どうやら、このあと、『パネシージョの丘』へ行くようだったので、同行させてもらった。

この丘のふもとあたりはスラム化していて、かなり治安が悪いため、タクシーで。

5人乗っけてくれるタクシーを必死に探し、昇る登る丘を上る。


ちょうど夕暮れも終わったあたりで、若干残る空のオレンジと暗闇に映える街灯のコンビネーションがえもいわれぬ幻想感を放つ。

空が真っ暗になった頃、満月間近のお月さんがキラキラと綺麗だった。



で、このパネシージョの丘は街のど真ん中にあるのかってくらい、360度の大パノラマ

しかも、視野の届く限り街は広がっている、キトってでかいのねー!!

その上、旧市街によくあるオレンジの街灯群が、オールドな雰囲気を醸し出す。


かなり上位に食い込む夜景スポットだ。


みんな半年、1年と長く旅をしているので、夜景スポットランクを聞いてみたが、どうやら、トップ1は「香港」のようだ。

まあ、そうだな、確かにあれはすごかった。

中国系のあのやたらギトギトしたイルミネーションネオン。

それも遠く高くから眺めると非常に綺麗なんですよねー。


ということは、かなり序盤にトップをみてしまったのか、、そうかそうか。

あと、やはりNYがすごいらしい。「スキがない」とのコメントも。

ブダペストの橋もけっこう人気だったけどね、俺はあんまりだったなー。


まあ、そんなこんなで写真撮影をしまくって、飽きて、シャッタースピード遅くしてテクノな写真取り巻くって、飽きて、帰りました。







で、中華食った後、どうやら、金曜の夜賑わうところで酒を飲もうってなこって、民族音楽?の鳴り響く地域に夜な夜な向かう。

ナランヒージャのあったかいお酒(名前忘れたけど、やたらどこでも売ってるエクアドルでは有名な酒)をテキトーに飲み歩いたのち、サルサバーでビール片手に踊る。


いやー、サルサいいですよー、ぜんぜん踊れないけどね。

一緒に行ったヨンさまとさりなさんは、グアテマラにて2ヶ月共にサルサを学んでいたらしく、めちゃめちゃかっこよかったです。

サルサには、スタイルがいくつかあるらしく、グアテマラスタイルはくるくる回すのが多くて、キューバスタイルは腕を伸ばしあうテンションが多いそうです。へーへーへー。

なんにせよ、こんなに踊れる日本人をみたことないでしょうね、周りにいたキトの人たちは。


まあ、そんな中、彼らからサルサの基本ステップを学びつつ、クラブで鍛えた風の謎のフットワークを加え、わけのわからん踊りを繰り広げた火猫でありました。


いやはや、帰ったら2時過ぎ、充実した一日でした。

早起きして、みんなでメルカド(市場)へ。

海鮮スープを食べるためだ。

チリの海鮮は中々評判がいいのだ、、、というかその他南米諸国ではあまり食べられないため、食いだめておこうと思ったわけだ。


若干治安のよろしくなさそうな雰囲気だったが、というか地元民密着型でツーリスティックじゃなかったというか、、、まあ、そんなところだったがゆえに、安い安い。

貝がこれでもか!!と大量にいれてあるスープが200円くらい。


感激である。



たいらげると、あらまあ、もう空港へ行かねば行けない時間だ。

スナオくん&ヨウジくんに別れを告げ、こにぃもビィーニャへ向かうため、共に地下鉄に乗り込む。


どこかわすれたが、どっかの駅で、こにぃと涙の別れという名の頭突きハグをしたのち、

バスで向かった空港で、その事件は起こった・・・




日にち間違えた・・・

俺のフライト、明日やん・・・



茫然自失の表情を浮かべつつ、対策を考える。

チリペソは完全に使い果たした、お金はない。

おろしても結局明日なら手数料がかなり無駄。



うーん、、、あ、そうだ、、、便を今日に変えよう!!


と、まあ、当たり前の判断を下したわけだ。



LAN航空のカウンターでなんとか変えてくれと頼み込んだところ、

ひとつ返事でオッケーとのこと。

ワンワールドの一周券では24時間以上の滞在を24時間以内に変えると125ドルかかる。

でも、なにやらタダでやってくれた。

ラッキー♪抜け穴発見やね。


そんなこんなで無事1時間半前に航空券を変更。

こうして、サンチャゴをあとにしたわけです。





グアヤキル経由だったため、航空機内で掃除が終わるのを眺めるという初体験を経て、計7時間のフライト。


33カ国目エクアドル首都キトに到着したのだった。


エクアドルの通貨はアメリカドル

コインだけはエクアドルのものを使っている。でも、たまに混ざってる。



そんなこんなで、空港から日本人御用達の宿、ホテルスクレへ。

夜遅かったしね、、そのうえ、バスだと何回か乗り換えなきゃ街に着かないという不便さもあり、タクシーをチョイス。7ドル。高いな。

まあ、治安もあまり宜しくないので夜はドアトゥドアがベスト。



宿代はシングルで3.5ドル。激安。

WiFi飛んでないけどね。南米はネット環境が悪いから嫌い。


つーか、海外のパソコンって日本語ははいってないんだよね、当たり前の如く。

書けない、ならまだしも、読めもしないのが大半でね、

日本語は全部「□□□□」ってなっちゃうんだよね。悲しいことに。

コントロールパネル調べると、何百通りと、非常にマイナーな国の言語入ってたりするのに、日本語だけは入ってないんだよね。

ヨーロッパやら南米やらでは、そんなもんなんですよ、日本の立位置は。



まあまあ、腹が減ったけど、外出るのはめっちゃ怖い雰囲気だったので、宿のホセについてきてもらって1.5ドルでチキン・ポテト・ライス・サラダのよくある感じのプレートを食す。ホセにはジュース飲んでてもらった。スプライトね。我が敬愛するスプライトね。


といったところで、本日終了。

最終日。


ワタルくんとこにぃがどうしても朝日をみたいと言う。

俺はきっと見れないから、まあ、やめておこうと言う。


だが、ここは民主主義的に敗北する。


また朝早く車を走らせる、、、が、完全に迷う。

いつもと違う道を走ってしまったようだ。


暗いから目印もない。

迷いに迷っていると、徐々に仄明るくなってくる。

やばいよやばいよーと焦りつつ、それでもよくわからん道に出る。


やっとこさ朝日ポイントに辿り着いたわけだが、残念ながら海岸線を鉄壁の雲が無失点に抑える。

うーむ、残念。




ガソリンを入れて車を返す。

荷物をまとめ、揚げ餃子の巨大版みたいな「エンパナーダ」を食す。

マグロとかシーフードとか、、揚げたては最高です。





宿からの荷物の受け取りに四苦八苦しながらも無事飛行機に乗りサンチャゴへ。

こにぃ、スナオくん、ヨウジくんこの前の宿に戻った頃にはもう夜だ。

ビールを買って、風呂に入って、ロビーでゲーム。



ウノ一回戦、負けたこにぃがモアイの真似。恥ずかしがってもったいつけすぎてハードルがドンドン上がっていく。残念な結果に。


ウノ二回戦、負けたスナオくんが、ロビーに流れる音楽に合わせて創作ダンス。けっこうマジに踊ったため残念な結果に。


ジェンガ一回戦、負けたヨウジくんがワタルくんの真似。「う~ん、いいねいいねー」とよくわからないことを口走り残念な結果に。


ジェンガ二回戦、負けたこにぃが、深夜2時頃と夜も更けきったので、ビールのグラス洗い


生まれてこのかたウノとジェンガでは負けたことがないというまことしやかな噂を持つ私に挑んできたのは無謀といえよう。



まあ、そんなこんなで、この日も一日陽気に過ごしましたとさ。

朝日を見るために6時に町を出発する。

眠い。

明らかに眠い。

それぞれ別々のところに泊まっているため、運転手はひときわ早く行動しなければなら

ないのだ。

みんなを拾って、真っ暗かつガッタガタの道を走り続ける。

こんだけ車が暴れれば眠気など吹っ飛んでしまう。


3、40分くらいだったかな、それくらい走ると、朝日スポットとして有名な、というかそこしかないのだが『アフ・トンガリキ』に到着する。

あの日本企業のグッジョブにより煌煌と聳え立つ15体のモアイたちである。


朝方はかなり冷える。

寒々し。


明るくなるのを待つが、だいたい日の出は7時半とかそんなんだから、長いこと車で待機していた気がする。

で、待っていると、一日目のタハイ儀式村にてなぜだかやたら仲良くなっていた、波○陽区のモノマネで数度テレビ(いいともとか)出演をしているスナオくん寿司職人でカメラマンでなんだかいつもにこやかに笑ってるヨウジくんと出会う。

彼らはスクーター二人乗りだが、本日共に行動することに決まる。

俺のスピードについてこれるかな?フフフ・・・



まあ、結局朝日は見れず。

いや、朝の太陽は見たのだが、赤々と雄大な日の出は水平線付近に跋扈する雲のせいで拝むことができなかった。

せっかくの早起きだが、三文程度の得にしかならなかったようだ。



そのあとスクーターズはラノ・ララクに行くということで、一時別れる。

チームなんからは昨日見つけられなかった『テ・ピト・クラ』というやすりでもかけたようにツルツルの見事に丸い石を探しに。

直径75cmで82トン。

この石には磁場があり、触れると不思議なパワーが得られるそうだ、、、ホンマカイナ。


見てみるとなんのことはない、まるっこい石である。

海岸近くにあるため、なにやらその辺の石とかわらぬ佇まいである。




その後、スクーターズとの合流地点とした美しき『アナケナビーチ』へ。

「りりしいやつ」と「ひょうきんもの」に挨拶をした後、ブランチタイム。

海を眺めつつ食べる食パン。

スロヴァキアで買った「ピカオ」というカカオ練乳をつけて食べる。うまい。

でも、日本の雪印練乳の方がうまい。




なかなかスクーターズが来ないので、みんな昼寝タイム。

ポカポカ陽気に潮風。すぐ眠りに落ちる。


どうやら一時間以上眠ってしまったようだが、12時を過ぎた頃、スクーターズが到着。

彼らはそこそこ冷たい風が吹くこの時期に泳ぐというので、チームなんからはその辺をブラブラしつつ彼等を眺めることに。

で、意外とやっぱり当たり前の如く寒かったようで、30分も経たぬ内に着替えを始めた。

私はその間、海辺で昼寝の続きを楽しんでいた。


そんなこんなで5人になり、今日のメインディッシュたる洞窟めぐりを敢行。



まずは内陸部にある『アナ・テ・パフ』

アナ=洞窟 わかりやすいよね。

イースター島には無数の洞窟や穴があるんですが、ここが確認される中では最大の910m


ライトがなければ真っ暗の洞窟。

小さな穴から入っていく。

基本的にはゴツゴツの岩の中。ところどころ、水が溜まっていたり、土になっていたり。

特に何があるわけではないが、地上とつながる穴から差す光や静かに響く水の音、そしてなにより、暗闇を自力で突き進む冒険感

なかなか楽しめたわけだ。

出口がかなり厳しくて、子供やお年寄りには不可能だったかな。



次は海岸沿いの『アナ・カケンガ』


ここは結構短い。

でも、すばらしい光景が待っている。


洞窟を進んでいくと光が見える。

なんとそこには、断崖絶壁!!

海を見下ろせるのだ。

柵もない、すべったらあの世行き間違いない景色。

いいものが見れました。




まあ、まあ、そんなこんなで洞窟探検を終えた我々は町への帰り道いくつかのモアイを横目に快走しました。

そのあと、またまた昨日見つけられなかった、女性のモアイがあるといわれる『アフ・ビナプ』へ。

ちょいちょい迷ったんだけどなんとか到着。

ここのアフ(モアイをのっける石を組み合わせた台座、神聖なもので知らずに乗ろうものなら現地人大激怒)は隙間がないほど精巧で、ちょっと感動。


んだが!!しかし!!

女性とされるモアイは、、ただの柱!!

原材料もプカオに使っている石で、モアイのもととは程遠い。


あれをモアイと呼んだ研究者出て来い!!



「女性」をつくったことによって、その対比として残り全てが「男性」となった。

おかしな話だ。

モアイは「モアイ」だ!!

性別をつけるべきではない。

私は憤慨してその場を去った。


夜、イースター島の伝統舞踊、、、というか、ズンドコダンスを見に、こにぃと「KARI KARI」という店へ。

20ドルもしたんだけど、ものすっっっごく面白かった。

今後行く人は是が非でも。


ムキムキマッチョなイケメン引き締まったボディーのレディがズンドコドコドコものすごい動きをする。


音楽も多種多様な楽器でスローなものからハイテンポなものまで色々と。

やはり、センターを陣取るボスの動きは必見。

見ていると「ヒィィィイイイッハァァァーーーー!!」と叫びたくなる代物です。




で、終わった後に、星をみるため、海岸線を散歩していると突然のスコール。

雨宿りをしていると、すぐ横からギターの音色とカモンという声。

行ってみるとおっちゃんがパックワインに酔いどれながらギターを弾いている。

たどたどしい英語で、「これは娘のために作った曲」とか「これはふるさとの」とか説明つきで歌ってくれた。

スペイン語の巻き舌と南米テイストなメロディーが中々胸を打つ。


かっこいいじゃないか。


負けてられぬと、ギターを借りて美声を夜の闇に放つ。

聴いていたこにぃには俺が福山雅治に見えていたことだろう。



雨がやんでこにぃを送り届けてミヒノアへ向かう途中、再びのスコール。

残念な感じになってテントに入る。

12時を過ぎているのでシャワーも浴びれず、寒々しく斜めのマットレスに横になったとさ。

さてさて、ますますもって、間違いなくこれは分割じゃないとアップできない気がしてきたわけだが、、、、

(と、書いてあったので、そのままアップするけど、結局まあ、そのとおり、分割やね)




結構な時間、モアイ漁りをしては、いちいちワッショイワッショイしていたわけだが、ようやくもって、イースター島のメインデッシュのひとつである「モアイの切り出し場」たる『ラノ・ララク』に到着するのである。

ここは山まるごとモアイの製造工場跡であり、島内のモアイのほとんどはここで作られ運ばれた。

それゆえ、ここには斜面から切り離され、立ち上がり、運び出されるかと思いきや、放棄され、そのまま胸まで埋まって呆然と、いや、途方に暮れ立ち尽くすモアイたちが大量にいるのだ。その数は50を越えるだろう。

推測するに、切り出し班と運搬班がいたのだが、どうやら切り出し班の方が職務としては上で、運搬班は重いし遠いしで、拗ねて怠惰になった。

というのが、通説だ。俺の。根拠などなにもない。そう考えたほうが面白いからだ。


そうそう、高さ21,6m、重さ160~182トンに及ぶ島最大のモアイもここにいる。

もちろん、切り出される途中のモアイもいて、実に興味深い。

正座をしたモアイなんかもあったな。

このラノ・ララクにも火山湖があってね、斜面にはモアイも立っていて、中々に異世界。

うん、そうだね、、、モアイは探さなくったって、ここに腐るほど、いや、埋まるほどいるんだよね。



さてさて、そのあとは、待ちに待った『アフ・トンガリキ』!!

有名な15体のモアイたち!!



完全なカタチで残っているモアイ群では島最大。

この像は日本企業()タダノによって再建された。


さすが日本!!


いやー、どこにいっても日本人の仕事は完璧です。

未完成のサグラダ・ファミリアも日本人の手にかかったら5年で完成することでしょう。


撮ったねー。バッシャバシャ撮ったねー。

16体目のモアイ=火猫

とか、ね、やったりしたよ、楽しかったなー。





そのあとも、いくつかの朽ちたモアイを横目に、イースター島が太平洋の島、南の島だと思い出させる美しき『アナケナビーチ』へ行く。

穏やかな白砂の入り江、ココヤシの林。

そして、ここには島内でも数少ない「プカオ」という帽子の如きものを被った『アフ・ナウナウ』という5体のモアイがいる。


向かって一番左のモアイを私とこにぃ間では「りりしいヤツ」とか「端正な顔立ちのヤツ」とか呼んで特別視している。

その隣のモアイのプカオがどうみてもドンタコス系なので、「ひょうきんもの」と呼んでいる。






まあ、そこで、ちょっとのんびりしたあと、夕焼け時間になったので、夕日ポイントへ向かった。

イースター島の内陸、ガッタガタの道を越えた、荒涼とした草地の真ん中に海を見つめて立つ7体のモアイがいる。



夕日を見つめる彼らの瞳は、、、そう、、、くぼんでいた。

・・・いや、実に美しかった。






そんなこんなで、40代超肉食系男子にこにぃを奪われたのち、許しがたい物価のためワタルくんとズッキーニ炊き込みごはんを作りおなかいっぱいに。

今日も眠るテントは、傾いていた。

そういえば、、、キャンプサイトの写真を撮るの忘れた。

ものすごいショック。。。

貴重な体験を。。。

海の目の前でいい感じなのに。

およよ。。。

あ、ちなみに「チームなんから」って、日本帰って食べたいものの話になって、寿司とか焼肉とか当たり前でない答えを捜し求めたら、軟骨の唐揚げ、、、そう、「なんから」だったということです。

ええ、この話をひっぱろうと思ったら、タイミングを失ったので、さらっと書きます。

でも、食べ物の話って、バックパッカー的には、テッパンだよね。