一般皮膚科の治療も、美容医療も
対象になる患者様によって、その効果は違う。
個人差は想像以上に大きい。
医療サイドも常に学びがあり、
人の体の複雑さに驚きと興味を覚える。
今回は美容治療について。
美白フェイシャルも、数年前まではある程度決まった出力で行っていたが、
毎回診察させていただいて、効果を確認してから出力を変更するようになった。
大きな個人差に気づいてからだ。
効果がないと思われた方も、設定変化で効果が出る。
さらに基本的な肌の弱さのある方には レーザー以外の食事やサプリが必要であり、
それも並行して指導が必要である。
再生治療でも、効果も一時的な腫れも疼痛も個人差が大きい。
お一人お一人に対するきめ細やかな配慮が、ますます必要に感じる。
皮膚科医になり、33年位になると思うが、
これが経験値なのだと思う。
当院の看護スタッフは私と同じ目線で治療をサポートしてくれている。
ここにも個人差・バラエティがある。
私の二個の眼でなく、十個の眼で見たら、さらに深い洞察になる。
本当にありがたいと思う。
最近はミクロ(細菌叢)から、マクロ(地球レベル・例えば国単位)で
多様性こそ、健全!!
を確信しているので、
自分の経験だけでなく、皆の眼の総合力で
多様性に富む患者様の肌・トラブル・気持ちに沿った治療を実行します。