3.11 東日本大震災は、時間と共に、被害が明らかになり、未曾有の大災害となりました。


 私は、11日午後2時46分の地震発生当時、幼稚園内におり、大きな揺れを心配はしましたが、若干、物が落ちる程度で済んだ為、あとは、余震の対応に気を配る程度でいました。

 その後、余震は、ありましたが、園内の園児は、全員無事で、お迎えのご家庭に、引き渡しを終えると、ホッと、一息という状態でした。。


 ところが、テレビを見てみると、宮城県や福島県の各地で、火災や津波の被害が出ていることを知りました。


 被災による死者の数が今日現在1万人を超え、なおも増え続けています。又、行方不明者の捜索が行われると共に、避難所に避難した方も、暖がとれず、水や食料もない苦難の様子が、現地からの報道により、伝えられています。

 これだけでも心を痛めてしまうのですが、新たに、福島県内の原子力発電所の爆発炎上から、放射能漏れが伝わり、より事態は、深刻化しています。 何とか、事態が好転し、収束して欲しいと願うばかりです。


 こうした日本の惨状を、世界各国が見守り、100以上の国と地域から支援の申し出があるとのこと。何ともありがたいことです。


 こうした国難と言える規模の災害に、何故、こんなに大きな被害が出るのかと落胆している方も多いかと思いますが、とても力を得る話があります。



 それは、この大きな災害を受けた日本の様子を、海外メデイアは、まったく違った目で見ていることです。それは、

1. これほど巨大な地震と津波に襲われたのに、これだけの被害・犠牲者で済んでいるのは、日本の地震や津波対策が行き届いていたからこそできたことだ。


2. 被災した国民が、悲しみを抑え、泣き叫び、誰彼構わず騒ぐような見苦しい姿が、まったく見られない。


3. 食べ物や衣類、その他がなく困窮していても、略奪や暴動などがまったく起きていない。


 等々、日本国民の武士道精神とも言える姿に、驚嘆し、尊敬の念を示していることです。


 それは、領土問題で対立するお隣の韓国や中国の対日強硬派といえるメデイアからも、日本のすごさを知り、尊敬を込めた声が聞かれています。


 又、内戦状態が続き、国民全体が、貧困のなかにあるアフガニスタンから、義捐金も送られてくるそうです。一日の収入が2ドル程度の収入しかない国の人々が、日本の為に集めて下さった義捐金です。これまで、日本がアフガニスタンで、道路や学校を建設するなどの支援への感謝とお礼として行って下さったとのことです。


 こうした、我が国への尊敬や支援の様子を知ることで、私自身、嬉しさで、目頭が熱くなり、日本人としての誇りや勇気を改めて持てたように思います。

 被災地の避難所で、ある小学生が、「こんな時なので、みんなで助け合って、頑張ります。」と話していました。

 こんな小さな子ども達も、互いを思いやり、この試練に、前向きな姿で向かおうとすることを知り、「日本は、まだまだやれる!」 「日本は、きっと復興できる!」 「日本って、本当に素晴らしい!」 と、思いました。


 今、出来る事を行い、皆で、頑張りましょう!