今年は、「ミニ牧場」にとってと言うか、「ミニ牧場の動物」にとって、受難の年となっています。


 11月初め、ゴールデン・レトリバーの「ジュリ」が、急に、元気をなくしました。いつもなら、私の後を追って、どこでもついてきたジュリが、床に伏せたまま動きません。又、いつもは、食欲旺盛で、何でもおいしそうに食べるのに、近づけた餌にも見向きもしませんでした。

 ふらついて歩くのがやっとの状態になっていたのです。


 8日の月曜日は、「七五三参拝」の日でしたが、いつもの獣医さんにお迎えにきて頂き、入院となりました。

 検査の結果、血液中の血小板が、急激に減少しているとのことでした。

 通常、150000から、400000くらいの血小板があるのに、検査時は、僅か7000程しかないとのことでした。

 血小板は、血液が出血した際に、血小板が固まり、止血する役目があります。

 ジュリの体力が弱っている為、点滴を試みましたが、針を刺すと、そこから血液が漏れ始め、止まらなくなりました。当然、場所を変えても同じで、あちこちで出血が止まらず、痛々しく包帯にまかれるだけでした。

 結局、のみ薬を無理矢理飲ませるしか出来ない状態になり、獣医の先生からは、「手の施しようもない。」と言われてしまいました。


 ジュリは、入院から、僅か3日、11月10日の朝、息を引き取りました。この日は、幼稚園の「秋の遠足」でした・・・。


 ちょうど、年中組の「ミニ牧場」期間でしたが、最初の菫組さんの半分のおともだちは、元気なジュリにあっていました。しかし、その僅か一週間後には、誰も会えないことになってしまいました。


 5月にラリーが亡くなり、8月には、ジャンボが、大きな手術を受け、今回は、ジュリが亡くなり、「ミニ牧場の動物」には、受難の年となってしまいました。


 大型犬は、小型犬に比べ短命と言われてきました。体が大きい分、長生きかと思われますが、犬の場合は、例外で、早く育った分、寿命は短くなってしまう様です(あくまでも私見です。)。

 大型犬のゴールデン・レトリバーは、人間には、実に従順であり、他犬にはない大いなる癒しを与えてくれる犬です。一説には、人間が、首を絞めて殺そうとしても、刃向かわないと言われていますが、その点でも、うちのラリーやジュリは、全くその通りであったと思います。


 私自信、今は、我が子を失った様な思いをしています。でも、一緒にいてくれた時間は、沢山の癒しと幸せな思いを貰えたと、感謝しています。

 2頭とも、今は、町田市にある、真心動物葬儀社(042-792-9683)の霊園に埋葬されています。

 2頭の供養プレートも飾って頂いていますので、お立ち寄りの機会がありましたなら、線香を傾けて頂けたら、喜ぶと思います。