ふとした香りで、昔の記憶がよみがえったり、
なんだか気持ちがゆるんだりしたことはありませんか。
香りが感情を動かしやすいのは、気のせいではなく、
においの情報が脳の中でも感情や記憶に関わる場所と深くつながっているからだと考えられています。
目に入る景色や、耳から入る音と比べても、
香りはどこか“理屈より先に届く”感じがあります。
それは、香りがただ情報として処理されるだけでなく、
過去の体験や、そのときの気分と結びつきやすいからです。
たとえば、
ある香りで安心する人もいれば、
同じ香りを苦手に感じる人もいます。
これは、香りそのものに絶対の意味があるというより、
その人がその香りをどんな記憶と結びつけてきたかが大きいのだと思います。
だから香りは、
無理やり気持ちを変えるものではなく、
自分の感覚を自分のところへ戻しやすくするものなのかもしれません。
緊張している日に、
ふわっと好きな香りがして、少し呼吸が深くなる。
疲れている日に、
湯気の立つ飲みものの香りで、少し肩の力が抜ける。
そんな小さな変化が、
気持ちを整える入口になることがあります。
星ふぁみーゆで香りを大切にしたいのは、
香りが栄養や理屈だけでは届かないところに、
そっと触れてくれる気がするからです。
正すより、還る。
香りは、そのきっかけのひとつなのかもしれません。
Nagoyaの香整ラボ 星ふぁみーゆ