『岩倉アリア』をクリア(全エンディング達成)しました。

一応ネタバレなしですが、仕様などには触れることとなり事前情報で分かる範囲内のことにも触れるため、その辺はご了承ください。

 

 

本作、私はとあるアクシデントから発売日にプレイし始めることはできず、遅れてのプレイとなりました。

ボリュームは一周通しのエンディングを迎えるのに20時間以上は掛かりました。

その後、途中の選択肢を変えることでマルチエンディング回収をしていきました。

基本的に読み進めていく(キャラの台詞はフルボイスなので時には“聞く”)タイプのゲームです。ノベルのようでした。

 

 

エンディング回収ですが、各エンディングに突入する選択肢は細かなフラグの積み重ねではなく、所々の2択で決定します。

ただ、エンディング(主としてバッドエンド)に突入するルートに進んでもしばらく話が続くため、すぐには「あ、バッドエンドだ」と気づきません。それがある意味厄介でした(笑)

話の途中で終わるエンドは全8種類です。私が通しのエンディングを初めて見る一周目の間に見た途中エンドは全4種類・・・ちょうど2分の1でした、平均的!(笑)

また、バッドエンドはかなり鬱になりました。

 

最期まで行った後は各セーブから再開、スキップ機能を駆使し選択肢を探しトライ&エラーを続けるというこの手のADVにはよくあるプレイをして何とか全エンディングに到達しました。

上記の2択の数々は本当に「一見するとどちらでもよさそうなもの」が多く、「初プレイ時に引っ掛からなかったのは運が良かった」と思えました(笑)

 

なおセーブ機能ですが、通常セーブが64ファイル、※クイックセーブが48ファイルと膨大なので、分散してセーブしておくとよいです。このファイル数はありがたかったです。

※クイックファイル…自動でセーブしてくれる機能。ファイルは更新されていき最大48ファイルまで遡れる。通常セーブとは別データ扱い

 

また、キャラの台詞はフルボイスなのですが、これもありがたかったです。私は活字を読んでいるだけだと眠くなりやすいからです(苦笑)

声優に関して、この場では二人だけ触れます…

 

(1)鈴代紗弓さん

『超探偵事件簿レインコード』の死に神ちゃんで知った方です。

今回は様々な感情を吐露し、複数のエンディングに合わせて歳を取ったりしていて凄く演技の幅がある人だと感嘆いたしました。

 

(2)森川智之さん

帝王です☆

PVのときからわかっていましたが、本作で演じた岩倉周(いわくら・あまね)は狂気を通り越して変態です。

だんだんと吉良吉影に見えてきたものでした(笑)

森川氏のトム・クルーズ(吹き替え)や野原ひろし(2代目)では決して補充できない森川ボイスの変態成分を存分に堪能させていただきました!\(^o^)/

 

ちなみに、森川氏が演じたキャラで私が昔から好きなのは『機動新世紀ガンダムX』のシャギア・フロストです!

「私の愛馬は凶暴です」と呟かれたら手を上げて喜びます\(^o^)/

(ウルトラシリーズ好きなら森川氏がかかわることの多いウルトラシリーズから何か挙げろよ、とツッコまれそうです(笑))

 

 

物語はいわゆる“百合要素”が強いのですが、このジャンルに精通していないこともあって、とても新鮮で楽しめました。まあ、展開について「こういうのはベタなんだろうなぁ」と思うようなことはありましたが。

何か…こう…非常にくすぐったかったのが新鮮でした(笑)

 

そして、ホラー要素もありました。

 

作品世界に浸ることができて楽しかったです。

 

 

また、本編及びサイドストーリーにおいて断片的に様々な事象が語られます。

かなり「?」なことが多く、それを考察するいわゆる「考察勢」のウケを狙っている節もあります。そこは賛否があると思います(もう少しわかるように提示するべきという批判もあるでしょうし)

 

ただ、上記の断片的情報を繋ぎ合わせていくと…とある「仮説」が浮上してくるわけなのですが・・・。

少なくとも私が描いた仮説はとんでもないものでした。

この話の構造、見方を根底からひっくり返すかのような仮説なのです!

背筋がゾッとしました。

この仮説は、私個人のただの妄想であるかもしれないのでこれ以上書きませんが・・・違っていて欲しいと願います…。

とりあえず証拠集めに奔走(ゲームを再確認)しようと思います。

 

あと、本作で感じたことですが…

雰囲気づくりのためか、テキストに読み仮名を振っていないのですけれども、結構難しい単語が出てくるので入れて欲しかったです(笑)

 

次は『エースコンバット7』を購入することになると思います♪