『逆転裁判456 王泥喜セレクション』の『逆転裁判6』の第1話についての感想です。

ネタバレ有りなので必要な方はブラウザバックをお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第一話:逆転の異邦人】

 

遂に始まりました『6』

今作は日本の他にクライン王国というアジアの架空の国(ネパールやブータン等がイメージ源泉?)が出て来ます。

クライン王国では異国情緒をたっぷり出す演出がなされます。

『456』の中で舞台美術はこの『6』が一番凝っていると感じます。

「尋問開始」などのテロップの出方が特にカッコいいのです。

 

オドロキ君最終章ということもあり『6』はオドロキ君の決断が描かれることとなる訳ですが、オドロキ君だけでなく、ナルホド君も「自分の原点」を見つめ直すこととなります。

この第一話でも『1』の頃にあった学級裁判の記憶が挿入され、自分の原点を思い起こす展開が挿入されました。

私、この場面にいわゆる「エモさ」を感じてしまいました。

 

そして、本作はさらに今までにないタイプの「絶対絶命の大ピンチ」展開をぶち込んできます。

私は正直「シリーズも6作目となるのにこんな新しい展開がまだできるんだ!」と舌を巻いたものです。

 

第一話でもそういった展開があり、裁判で被告人が有罪になれば弁護士も罪に問われるというクライン王国の制度【弁護罪】が立ちはだかります。

さらにクライン王国では何故か弁護士が目の敵にされ、被告人にさえ嫌われるという理解不能な状況。この徹底的なアウェイ状態の中ナルホド君は弁護士席に立つことになるわけです。これは第一話からハードだなと感じました。

 

ちなみに毎回恒例の尋問の説明ですが、今回は「長年尋問が無かったためにやり方を忘れてしまった裁判長に説明してあげる」という体裁でした。

このサイバンチョは日本のサイバンチョと同様に頼りないとぼけたおじいさんなのですが、裁判が進むにつれて割としっかりしてくるのが今までにない特徴でした(笑)

姫巫女を叱ったあたりはかっこよかったです。

 

そして、新システム「御霊の託宣(霊媒ビジョン)」が始まります。

これはクライン法廷独自のシステムなのですが、初回プレイ時はやや操作が難しかったのですが、すぐに慣れました。

被害者の最期の光景が被害者視点で見えるというものなのですが、大事なのは姫巫女の「解釈の違い」を突くというもので、面白いシステムだったと思います。

 

本話の真犯人:ポットディーノですが、実は『456』発売のニュースを知ったとき「大画面で見るポットディーノが楽しみだ」とまず思ったのでした(笑)

 

ポットディーノは演出が「長い」の一言で、これを本作のマイナス評価に挙げる人もいるほどです。私も長いとは感じたのですが、私もここで「原点」に返ることとしました。

 

 

『逆転』シリーズでテンポがよいと感じたことはあろうか?いや、(ほぼ)ない。

 

 

というわけで、テンポが悪いものだと割り切って楽しむこととしました(笑)

実際、ポットディーノはモーションなどが凝っていて楽しいのでした。

証言タイトルが

 

 ~リアル・ソウル・スクリーム~ 

 

(笑)

 

 

第一話にしては色々難しい部分も多く「事件の構図の逆転」がしっかりと成されます。様々な伏線を残しつつ第二話へ続くのでした。