2024/02/23公開『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』を観て来ました。

 

自分はTV版はあまり“乗れなかった”クチなのですが、今回の映画は楽しめました!

 

ちょっとしたミステリー的要素もありながら難しい説明に尺をかけすぎることもなく見やすかったです。(それでも展開は大分ストレートかな?)

内容は怪獣映画を意識していた感じですが、上映時間はいつも通りですから戦闘が重なって尺が伸びすぎて間延びすることもありませんでした。

また、TV版を観ていたため、隊員達も自然に思考を把握していたからか非常に自然に観られました。

以下、色々感想を(ネタバレ有りなので防止したい方はブラウザバックをお願いいたします)

 

【出演者に驚き】

予告編で飯田基祐さんが登場するのは知っていたのですが、それ以上に驚いたのが田中美央さんの登場でした。

シレっと出て来てました。

飯田さんと相まって「『ゴジラ-1.0』か!」と心の中でツッコみました(笑)

 

【冒頭の総集編】

『X』の時も最初にTV版の総集編があり、TV版を観ていない人でも楽しめるようになっていました。その総集編がかなり長かったです(笑)

 

【ゴンギルガンの恐ろしいところ】

新怪獣ゴンギルガンですが、強いだけでなく恐ろしい部分がありました。

それは・・・騒々しい点です。

ブレーザーを知っている人ならお分かりかと思いますが、ブレーザーは実に騒々しいウルトラマンなのですが、ゴンギルガンはそれに競り合う如く騒々しいのです!

まさにブレーザーにとって最強の敵と言えるでしょう!

顔を見て「随分と目がかわいいな」と感じていたのですが、その理由(デザインコンセプト)も意味あるものと感じられて納得しました。

また、ブレーザー怪獣の合成怪獣的要素もあり、どこがどの怪獣と推測する楽しみもありました。

 

【宇宙人】

本作で登場のダムノー星人ですが、事前情報ではあまり姿をクローズアップされることはありませんでした。

今回きちんと姿を拝んだわけですが・・・そのぞんざいなデザインですべてを察した観客は多かったことでしょう…。

 

【タイムリー?】

「汚い大人の象徴」として霞が関が出てきましたが、偶然時事ネタのようになってしまったかもしれません。

 

【体液描写】

田口監督は「従来の特撮っぽさ」と「今までにない特撮描写」を混じり合わせてくる方ですが、今回の「従来の特撮っぽさ」で印象的だったのは「攻撃を受け飛び散る体液」でした。そういえば最近見てないなと思いました(見たけど忘れているだけかもしれませんが)。

また「後光描写」は今回も多かったです。

 

【無かった】

『ブレーザー』はTV版でウルトラマンの正体バレがなかったのですが、なんと映画版でもありませんでした!

スタッフが『ブレーザー』を今後も続けるつもりがあるのか、お約束展開に不満があるのかわかりませんが、貴重な前例になるのではないかと思います。

 

【生命】

今作のテーマは「生命」だと思うのですが、そのことでエンディングにある出来事が起きて映画が締められました。

物語としてはゴンギルガンとの対比が利いていて面白いオチでした。その他にも劇中で色々な対比があって面白かったですね。

 

 

TV版に乗れなかった自分ですが、観て良かったと思える映画でした!

 

 

 

【その他】

『逆転裁判456』は『5』の最終話へ突入。最後の裁判の手前まで来ました。

昔やったときはさらさらとクリアしてしまったのですが、再プレイを通して重層的で過去作ネタも多く散りばめられた作品であると感じました。

本作はPVなどでは「法の暗黒時代」がテーマとしてクローズアップされてきましたが、今のところ私が感じたテーマは「友(仲間)」です。更なる感想は完走後に書きたいと思います。