3月20日、地球は春分点を通過。
地球から見ると、太陽は牡羊座を背景にして観えます。
西洋占星術では、この春分を1年の起点として読み、この牡羊座の季節は地上で生きる生命の芽吹きの象意である新しいサイクルが始まります。
と同時に、生まれた瞬間の星の配置がその人の資質や運目の流れを象徴するように、春分図からは1年の世相の流れを読み取れます。
下記は、今回の日本(首都・東京)での春分図。
ご自身と対話するきっかけとして使っていただけたらと思います。
昨年末に風の時代が本格始動していることを考えると、国家という形は今後どんどん希薄になるであろうことは予測されるのですけど、そうはいっても、現段階では、まずはそこから。
国の指導者を象徴する太陽と、このホロスコープのASC(東の地平線)・自国を表す1ハウスは天秤座でそのルーラー金星はともに6ハウス。
ASC・5ハウス領域に入り始めている水瓶座の土星・9ハウスカスプ上の双子座の火星は風のグランドトライン形成し、一般大衆を象徴する月は9ハウス双子座。
8ハウスカスプ上には牡牛座の天王星。
国全体のテーマというか重要トピックとしては、医療衛生面、畜産農業といった第一次産業、食糧事情、土木建築関係、防衛などが予測されます。
コロナの影響、昨今の第一次産業に類する法整備、そこに深く関わる食糧事情などなど、これまで以上に暮らしに色濃く影響し始めていくかと。
それがどんな影響で、それをどう受け止めていくのかは、各自に関わってくる部分なので、こうなりますよーとか、備えましょうとか、そういうことはここでは書きません。
言えるのは、
新しいシステムを創るとても大切な時期ですよ、ということ。
色濃い影響が出ているとして、それを見つめて、これからどう生きていきたいでしょう。
そこにあなたの意思が反映されるとしたら?
いやいや、個人じゃどうしようもないでしょう……という考え方もあるでしょうけれど、それは古い地の時代の考えである、ということをお伝えしておきますね。
もちろんすぐに魔法のように何でも思い通りになるわけではないにせよ、どうにもならない、と思うのなら、どうにもならない状況にしかならないので。(おめでとう。それもまた思い通りですよね。)
風のグランドトライン、8・9ハウスカスプ上の天王星と火星。
これまで続いてきた安定基盤は、一度覆るかもしれませんけど、だからこそ、より良いシステムへ切り替えていける。
何かの上に新しいものを創っていくのではなく、まっさらな、何もないところ、無から有を生み出すような流れです。
この無というのは、余計な刷り込み思い込みから解き放たれた自分、といってもいいかと。
合わせるべき常識などが機能しなくなったなら、周りの目を氣にすることもなく、どうしていこうかな、どうしたいかが鍵です。
ものの見方、考え方、手法、すべてを選べるのなら、どうしたいでしょう。
誰かが作ってくれたルールに乗っかってきたから、今まではある意味楽でしたが、同時に不自由だったのでは。
これからは自由ですが、自分が何もしなくても適当なところまで行ける楽ちんさはないでしょう。
進みたいのなら、足を運ぶことを。
それが、苦痛に満ちたものにするか、愉しく前に歩むのかは、あなた次第、人それぞれ。
軽やかに、前へ!
今、何もないなら幸いです。
役に立たないプライドの拠り所にもなりうる社会的立場やこれまで積み上げてきたものがないなら、その分 縛りもないとも言えますし、まっさらな自分で今ここから生きていくだけ。
身軽であることの豊かさを大事にしてください。
身軽であること、風とおしのよさを意識することが、とても大切な時期です。
また、氣の合う人たち・価値観を同じくする人たちとのコミュニティも作りやすくなっていきますが、同時にそれだけだと偏りを産み、その時は盛り上がるのですが、長い目で見ると衰退していきます。
なので、多種多様な人や場と関わり、努めて視野の広さを育み、形になるかならないかに囚われず、氣軽に何でもやってみましょう。
どうしたらいいのか、周りを見るだけなら不安で仕方がないかもしれませんが、どうしたいのかを内からすくい上げていくのなら、これほど楽しい時代もないかもしれません。
どうぞ佳き1年を♪
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