京都で開催されている

坂本龍一さんのEXHIBITIONを観てきました。

 

きっかけは、私がとても慕っている

あるアーティストさんに薦めていただいて。

 

好きな人が "いい" と言ったら、まず観にいくよね!

 

AMBIENT KYOTO 2023

 

 

 

場所は丸太町にある元・印刷工場。

 

 

坂本龍一さんのアルバム『async』と、

高谷史郎さんの映像が混ざり合っていて、

一時間くらい、ぼーっとしてきました。

 

 

 

会場、めっちゃ寒かった。

でも、行ってよかった。

ひとつ、分かったから!

 

 

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前述のアーティストさんと話していたとき、

とっても変な会話になったんです。

 

 

ア「坂本龍一さん、好きですか?」

 

私「・・・わかんないです。

   お好きだったんですか?」

 

ア「・・・わかんないです。」

 

 

 

そう、わかんないんです。

坂本龍一さんの音楽を、好きかどうかが。

 

 

 

 

 

確か、高校生くらいのときに、CMで初めて

『energy flow』を聴いて、美しいメロディに

感動したことは覚えてる。

 

  

 


妹がこういうの↓を買ってきて、

一緒に楽しんで弾いたのも、覚えてる。

 

『aqua』の和音が好きだった。

 

 

今年の訃報を聞いたときは、直前に発表された

『12』を聴いてみて、なんかびっくりして、

“ 昇りつめたらこうなるのか! ”とか思った。

 

 

 

しかし、好きかと聞かれたら、分からない。

 

 

 

"嫌い" という感情は持っていないし、

“興味がない” わけでもない。

 

 

このことを、なんとなくモヤっと覚えていた。

 

 

 

 

しかし今日、この空間に浸かってみたら、

なんだか少し、分かったよ。

 

 

 

 

これは、尊い。

 

 

 

 

 

それは例えるなら、

仏像を観たときのような感覚。

 

前述の会話で私が感じた違和感は、

これだったのだ。

 

 

「坂本龍一さん、好きですか?」は、

「この仏像、好きですか?」と

同じような質問なのだ。

 

 

 

好きも嫌いもないよ。

これは、" 尊いもの" だよ。

 

 

これだったんだな~。

 

 

夕日がきれいね。

 

 

芸術家である人たちは、本当に、

凄まじいなと思う。

 

 

美しいものは、誰の中にもある。

 

 

だからみんな、お参りをしたり、

音楽を聴いたり、

文学や映画を求めたりするんだと思う。

 

自然に触れるのも、同じこと。

 

 

だけど、"創り手"である人たちは、

それを、研いで磨いて、極限まで昇華させて、

この世界に遺していくのだ。

 

 

凄まじいな・・ほんと。

 

 

 

坂本龍一さんが創り、遺していったものは、

私個人の好みなんか飛び越えて、

とっても尊いものでした。

 

 

それが分かって、よかった。

 

 

私もそうありたい。

小さく書いておこう。

 

 

 

今夜はめちゃくちゃ寒いです。

皆さま、どうかあったかくニコニコ