昔書いてたもの(日記)を引っ張り出して来た。


私の勤め先が話が通じない人が多くて地球外に仕事に来てると思ってたんだと思う。


会社と言うか社会に疲れてる時に書いたもの。


なのですごく抽象的。


マイナスに見えて意外と遊んでる。


自分で書いたこと忘れてた。


ネタバレになるけど。←え(笑)


あやふ屋のカメレオンのくだりなんて我ながら秀逸だと思う(笑)






迷惑星について。


迷惑星の中にめんど草(くさ)とかめんどくさ草(そう)って言う植物があり、においはもちろんめんど臭(くさ)い。

そして変わった野菜、めんどく菜(さい)って言うのもあるし、つま蘭(らん)って言う花も咲く。

そこにいる人たちは他人に面倒をかけるのが当たり前で、迷惑星って言う名の通り本当に迷惑極まりない。

そこにいる生き物はオンドリではなくメンドリとザリガニがほとんど。

メンドリなのはメンドイから、ザリガニはウンザリだからウンザリガニでザリガニ。

敢えてカニではなくザリガニにした。

それからここに働きに来る人たちは、大体早く帰り隊に所属し隊員になる人がなぜか多いです。

更に早く帰り隊員です(早く帰りたいんですって意味)って名乗る隊員が多いです。

あとこの惑星には珍しく早く帰り鯛焼きってのがちょっとした名物で、頑張り屋って言うお店で売ってます。

お店の人はとっても良い人。

だからワガママな人が多くて、迷惑かける人ばかりいるこの星で働くのは本当に大変そうです。

そんな星からようやく帰還出来ると思うと、安堵から疲れがドッと来て身体が重たくなるのが常。


そうそう。

この星にはあやふ屋って言う何だかよく分からないものを取り扱っているお店があります。

得体の知れない“選択”とか、はっきりさせない“うやむや”って言うものとか、あと意味のない“時間”なんかも取り扱ってたりします。

あとは見れもしない適当に取り繕った感じのする“感情”や“気分”を表したものとか、本当によく分からなくてどうなるのか謎な状態のものを扱ってます。

だから溶けるかも知れないけど溶けないかも知れない氷とかも置いてたりします。

大体その時、その時間のものを多数置いてる事が多いです。

入ると抽象的なものばかりなので感覚がよく分からなくなるのが特徴。

この店の世界観は“あって無いようで、もしかしたらあるかも知れない”なのであるんだか無いんだか分からないんです。

そこの従業員さんも存在してるのかしてないのか、もやんとしていているんだけど、いないかのような存在感の薄さが魅力的。

店長に至っては店の空気と同化してしまっているようで、カメレオンのようにどんなものにでも馴染めそうで、でもカメレオンじゃないから馴染めない状態をずっと保ち続けてます。

ちなみに色々な質問をしてもいつも曖昧な答えしか返って来ません。

白もなければ黒もなく灰色もないんです。

全部その時次第でどれにでもなるし、あるいは違うものになるかも知れないから。

本当に変わったお店です。