これは昨年12月に見た夢のメモです。


本当は見やすく前編後編と分けるつもりでしたがひとつにまとめました。


長文なので眼精疲労にご注意!


それと誤字脱字とかあるかも知れないです。


あしからずm(_ _)m







私は生徒で


この学校は生徒が働くことを認めている

けれど実際働いてみると

学校と企業はパートナー協定と言う契約を結んでいて

表向きは互いに助け合うことを目的に制定されたもの

けれど実際は癒着して互いの利益のために動いている

学校側が認めた企業でしか仕事が出来ず好きな仕事が出来ない

本来勉強するのが当たり前の中でも学校側が指定した場所ではあるけれど、働くことが出来るだけ十分だと言う考え方が多い

ただ学校側が指定した企業で働くと毎回いくらか生徒を保護し監督する名目で給与からその手数料として5千円~1万円、多くて1万5千円ほど天引きされる

これは仕事の内容によって変動する

更に働く時間もあくまで勉強が優先なので制限されていて限られた時間でしか働けない

賃金も同じように仕事の内容によってまちまちではあるものの、このシステムを導入する際に国が定めた最低賃金だった

そして賃金が高い仕事はこれも学業優先なので、成績が良い人ほどその仕事(賃金が高い仕事)が出来て、働く時間も成績が低い人よりも少しだけ長く働けたりと好きに出来る

確かに仕事をすることが公に認められているから仕事をするのに学校への許可を求めなくても良い

予め決まっているけど自分で探さなくても良いし、面接も受けなくて良い

けれどやりたい仕事があっても成績が必ず関係してくる

勉強すれば良いだけではあるものの、人には得手不得手がある

いくら勉強しても自分の特性上無理な時もある

何故ならすべての教科に働く為の基準となる平均点があってその平均点を見て決められるから

とてもではないけれど難しかった

好きな(希望している)仕事は学力と言う能力で決定付けられて、仮に別の職種で働けても時間に制限があり、しかも賃金も低い

けれど生徒の監督や保護と言う名目の手数料で結構天引きされてしまうから

結局働いても手取りが全然残らない

様々な部分で便利だし、確かに学校側が言うことも一理あるし言わんとしていることも分かる

けれど自由さがないし

監督や保護と言う割にはその実感がまるでなかった

働いてみるとやり方の教え方もなげやりで、軽くマニュアルを説明してこんな感じだから簡単でしょう?

あとは宜しく~とか言って

どこかに消えて行く

大人が働いているところを見たことがなくて

基本的に生徒しかいない

でもどこか(別室?)からは大人たちの笑い声や雑談が微かに聞こえてきていて

働く前と終わった後の挨拶の時、つまり勤怠を付ける時だけはいた

なので生徒の中でも私のようにおかしくない?と疑問や不満を持つ人が何人かいた

けれど大体の生徒や親御さんは(先生も含めて)

そんなもんだよね

高校生だし仕方ない

むしろバイトが認められてない学校もある中、企業と提携して働かせてくれるって逆に助かると言う意見や

バイトが最初から認められているからこの学校を選んだなんて生徒もいて

私の親も大体似たような話を言ってたし

働くって大変なことが多くてとか

働くってそんなものだよとか

社会人になる前に社会勉強が出来て良いじゃないとか

手取りが少なくても勉強代だと思えば安いもんだとか

確かに制限があるけど勉強と両立出来るように配慮してくれているだけとか

そう言う話の方が多かった

更には仕事の姿勢が良ければ企業側から卒業後そのまま正式に採用なんてこともあったりするから、就職する時にも困らないしそうやって人は成長して行くなんて言う意見もあったけど

本当にそれ(こう言う肯定的な意見しか見ないこと)は良いのかな?と言う気持ちが私の中には沢山あった

しかもこの学校は国から就労支援型の学校として作られた第一号の学校なので、学校に関わりは少ないけど議員さんが絡んで来る

就職難で働けない人が多いから子供の時から仕事に触れる機会を与えて、就職しやすい環境を整えると言う国の政策で作られた

なので他にも同じような学校がいくつかある

国から様々な施策を試みるように指示があり、国が主体なので支援が受けられる

当然パートナー協定を結ぶ企業にも国から協力手当てが送られる

この協賛してくれる企業も抽選で公平に決まるとは言われているけど

実は親しい議員さんとずぶずぶな関係だと一部では噂されている

だけど誰も本当かどうかも調べないし、噂は聞くし噂話はするけど確めたりはしない

これがもしも本当だったとしても何も言うつもりはないと言った先生(おとな)たちだった

結構闇が深いのか、学校から外に出ると雑誌や新聞の記者の人に話を聞いている大人たちがまばらにいて

学校の先生に見つからないように取材してたからテレビでは報道されてないけど、世間では気付かれ始めてるんだなって友人と密かに話してた

学校の先生方は記者を見つけ次第厳重注意

私たちにも学校のことを口外しないように言ってた

同じように疑問や不満を持つ人達で集まって何かやろうなんて話も出てたけど

こっぴどく叱られて終わりそうな気がして私は参加しなかった

本当に気の知れる友人と調べることが得意な妹に探りを入れてもらいながら、様々な問題点をまとめた資料を用意して直接訴えてみようとした

癒着については巧妙に隠され過ぎてて、明らかに癒着してるのに、癒着とは思えないような見せ方なので何にも証明出来なかった

資料を持ってこの学校のトップ、それは校長ではなく、理事長でもなく、議員さん

その人に手紙を送り話をすることが決まった

国のことをもっと知ってもらえるよう、興味を持ってもらえるように交流の1つとして手紙を書くことや実際に話すことが可能になっている

とは言っても直接は会えないので電話で話すことになる

先生たちは当然止めにかかる

親も国から目を付けられたら堪ったもんじゃないからやめるように言う

議員さんの秘書の方からも自分のことだけではなくて、もっと周りをよく見て行動した方が良いのでは?

視野が狭くなっているようですよと言われたけど

これは

自分の行動によって周りが迷惑することだってあるんですよ

当議員について悪い印象をお持ちのようですが行っていることの全体をよく見ていますか?

あなたは自分が気に入らないところだけを見ていませんか?

と言うことを伝えて来ていて

すごく胸の中がざわついて

今から自分が何をしようとしているか分かっていますか?と圧をかけられている感じがした

何も悪いことなんてしてないのに

ただ疑問に思ったこと、おかしいと感じたことを伝えようとすることが悪いことだと言われているようで

すごくすごく色んな意味で怖くなった

それでも私も含め他にも困ってる友人もいるしなと、怖いのに妙な思いが行動に移させようと私を動かしていた

まっすぐに正面から正々堂々としていればきっと分かってもらえると淡い希望を持ちながら

そして電話をかける為に相談室に入った

先生たちから逃げていたらすっかり夜になっていた

上手くまいて今に至る

色んな場所を探してようやくたどり着いたのが先生たちだけが使える小さな相談室だった

ただ扉が透明なので外からは中が丸見え

この学校は信頼を校訓としてるので嘘偽りのないことを証明する為に敢えて相談室の扉が透明な作りになっている

防音で声は聞こえないしちょうど良いと思った

既に誰かが使ってたあとがあってこの部屋の鍵を置きっぱなしで出て行ってたから、入って来れないだろうしここにしようと思って鍵をかけたら

マスターキーで開けられた

入って来たのはこの学校に来てまだ3ヶ月くらいの男の先生で

『夕飯食べていたのに鍵を閉めるなよ~(^_^;)』と言ってた

どうやら何にも事情を知らないようで追って来たわけではないようだったから警戒するのを少しだけ弱めた

先生は自分は男性だし警戒されても仕方ないかって感じで苦笑いしてた

電気はつけたら丸見えなので真っ暗

なのでつけてないでおこうと思って過ごしてたんだけど

先生から何で電気つけないの?と言われないことが不思議で聞いてみたら

『もとから付いてないんだよここ』

って言われた

『この学校は信頼を校訓にしてるのと国が関わっているからか、色々と根も葉もない噂が出て来る場合もある』

『だから夜には使うことがないようにって電気ないんだよね。ほらここ防音だし?先生しか使えないでしょう?』

そう言われれば確かに

『明るい時間にしか使わない部屋だから敢えて電気付けてないんだよ

それに狭いからほとんど使ってないみたいだよねぇ』

なんて言われて、落ち着いてよく見回すと半分物置小屋のように色んなものが置かれてた

その先生曰く学校を建てた時に余ったスペースがあってこの相談室を作ったんだとか。

狭いけど奥行きがある部屋で物置小屋となってるから、物の影に隠れたら外からは見えない

窓からうっすら月灯りが入って来るだけ

カーテンすらない部屋

先生は私が何をしようとしてこの部屋にいるのかは聞かない

だけどそろそろ議員さんと話す時間が迫って来る

私の心臓は早鐘のようにドキドキしていて

手には冷や汗、指先は冷たい

深呼吸をするけどやっぱりいざ話をするとなると怖い、緊張するし秘書さんの鋭い視線と突き放すようなトゲを感じる言い方を思い出して身がすくむ

その様子がおかしいと思ったのか、カップ麺をすすりながら←実はご飯食べてた先生

視線は私が持ってる紙の束に、そして学校が貸し出す電話を見て何かを感じたらしい

でも聞いては来ない

夢を見ている本人(筆者)もただ事の成り行きを見守るしか出来ない

夢の中の私は大きく息を吸って吐き、意を決したのか先生に

「これから少しだけうるさくなるかも知れないです。ごめんなさいm(_ _)m」って謝ってた

『うるさくなるのは構わないけど、深刻な表情(かお)をして大丈夫なの?』と聞いて来た

窓から差し込む月灯りだけなのによく表情読めたな(筆者)なんて思いながら見守る

なんて答えたら良いのか分からなくて黙ってると

『無理して(先生に)話さなくても良いけど、(今からしようとしていることが自分にとって)苦しいことなら無理して電話かけなくても良いんじゃないのかな』

そう言われて

「でもやらないと変わらないから」と答えてた

『?』

先生が不思議そうな顔をしてたので

今の今まで感じてたことを上手くまとめられなかったけど、その先生に全部話した

学校や国、企業への疑問や不信感

私や友だちがどんな思いをしてるか

他の先生達から言われた言葉や秘書さんから言われた言葉の裏にある私が何となく感じた本当の意図など沢山話した

感情が溢れてしまって泣きながら話してしまったんだけど

先生はうんうんと頷きながら最後まで静かに聞いていてくれた

最後まで聞いたあとにどうしたいのか聞かれて思う

この体制が変わってほしいと言う思いはあるけど

行動に起こすとなると色んなことがあって怖いと言う気持ちもあることは否定出来ない

だからどうして良いのか分からなくなってしまった

けれど動かないと変わらない

でも怖い

もちろん私は誰かを傷付けるためや不快な思いをさせるために行動するわけではない

ましてや相手を怒らせるつもりなんてない

迷惑なんてかけたくないしそんな意図はない

でも他の人と違うことを言うとそれを周りは許さなくて

ただ感じ方の差を、実際の現状を知ってほしいだけなのに

それなのになんで?

拒まれる?

否定される?

煙たがられる?

「なぜ嫌な雰囲気を出されたり嫌悪の目で見られるの?」

「どうしてこんな風になるの?」

「なんで邪魔者だったり悪者扱いされてしまうのかな」

「思った以上に大きな問題事として捉えられてしまうの?」

そんなことも先生に伝えていた

泣くと鼻水が出るのでここに置いてあったティッシュをどのくらい使ったかは分からない

約束の時間はとっくに過ぎていて

一旦先生が代わりに電話をかけて議員さんに謝ってた

そのあとで

先生が先生なりに思うことを少しずつ話してくれた

先生が話してくれたこと

それは私のことを否定しているわけではないことを前提とした上で聞いてほしいと言われた

むしろよく頑張ったしそうやって行動に移そうとしたことはとても勇気がいることだからすごいね

と言ってくれた

だけどその方法だとどちらも苦しくなってしまうし

お互いに反発し合って対立してしまうことになるとも

『どちらにも正当な理由がある』

『その中身がなんであれ理由があって行われていること

それ自体には正しさや間違いなんてものはない』

『ただの“理由”だからね』

『でもあなたが言いたいことはその中身の“本質”について』

『確かにあなたからの話を聞くと疑問に思う気持ちは分かる』

『先生だって同じようにしたかも知れない』

『でもそのやり方だと上手く行かない』

『人は全員ではないけど、間違いを指摘されることが得意ではないし違いを認めるのが意外と苦手だったりする

異なるものに気付くことは得意でもね(苦笑)』

しばらく沈黙があって

『先生はねえ、若くて良いなぁと思う』

と急に言われた

「え?先生だって若いけど?」

見た目が二十代中頃に見える、なんなら二十代前半に見えなくもない

『実はこう見えても意外と年上なんだよね(^_^;)』

「ええ?!」

『さぁいくつでしょうか』

「さんじゅう、、、ろく?とか??」

『実は600歳』

と真面目な声色で言われたものだからびっくりした

「え?!」

『ウソウソ(笑)』

「そうですよね?」

『でももしかしたらもっと年上かもよ?(笑)』

「ええー!?(笑)」

気付けば涙は止まって楽しく過してた

『でも先生もあなたと“同じくらいの歳”だったらきっとそうしていたと思う』

『そう言う行動力ってある程度歳を重ねると沢山のものが積み重なって出来なくなるからね』

『それは世間の目や概念、価値観、固定観念、常識、様々な思考が既にあるルールと自分自身の行動を比較するから

周りをよく見てその基準から外れないように生きること

道徳的な部分を無視してしまうのはいただけないけど

世間ではそれが大人になることと思われていたりするよね(苦笑)』

『もちろん全員がそうではないけれどね』

『だから先生は真っ直ぐ行動に移せることってすごく良いなと思う』

少し間を置いて

『自分のことよりもあなたは友だち思いなんだね

その思いは大切にして良いけど、何でも一人で背負うことなんてないよ』

『(この行動は)自分のためだけどそれは誰かのためでもあるでしょう?

本当は一人じゃなくて、変えたい人たちで話し合った方が良い』

『もちろん大人も交えてね』と真剣な表現で言われた

すぐに先ほど変わらない声色で

『だけど“抗議”と言うカタチは取らないで』

『反発のエネルギーは否定し合うから』

先生は遠くを見ながら優しい声で話す

『言葉の持つエネルギーについて考えたことはある?』

「?????」

すると突然先生が

『実は先生はね、魔法使いなんだよ(* ´ ▽ ` *)』と少し得意気に、でも秘密だよって感じの雰囲気で言ってきた

「え?」

だから“魔法”って響きにちょっとときめいてた私がいた

先生はニッコリ笑いながら

『先生はね、音と言葉の魔法使いなんだ(*^^*)』

『だから国語と音楽の先生をやりたかったんだけど、音楽の勉強がとっても難しくて音楽の先生にはなれなかったんだよね』

『でも国語の先生にはなることが出来たから良かった(*^^*)』

『だって君たちに言葉の持つチカラについて教えてあげられるから』

と魔法があることをさも当然のように話してたしまたどこか遠くを見てたけど、目が真剣だった

だから私も違和感なく受け入れてた

先生は続けて言う

『言葉にする時の自分の感情のあり方が大切なんだよ』

『言葉には人の想いが乗るから

自分の心の在り方に気を付けて』

先生は私の方を見て話す

『議員さんと話す時にどんな感情だった?』

思いを巡らせると憤ってた自分がいたことに気付く

「・・・・・・・怒ってかも・・・」

『そっか』

やっぱりそれは良くなかったのかなって気分でいると

『怒ることは悪いことではないよ

だから落ちなくても良い』

『でも怒りを乗せてしまうと相手にその怒りをぶつけてしまう』

『すると相手も怒りのエネルギーを纏ってしまうんだよ』

と言われた

「なんで?」

『怒りのエネルギーってとっても強いんだよね(^_^;)』

『(怒りの気持ちは)ちょっとだけでも結構影響があるから気を付けてあげて?(自分にも相手にも)』

『でも気を付けてあげるのは君だけではなく、みんなが気を付けないといけない

先生もだし、あなたのお友だちやこの学校の生徒も先生方も議員さんも学校の外の大人も子どもも、自分の家族や親戚等もみんなみんな気を付けてないといけない』

『先生は魔法使いって言ったけど

君たちみんな魔法使いだからね』

『みんなはきっと色んな魔法を持っている』

『それがどんな魔法かはひとりひとり違うし、色んな魔法使いがいるから探してみると良いよ』

「私はどんな魔法使いなんだろう?」

先生の言葉は聞いているとすごく心が弾んで来る

『あなたが好きなものや本当に得意なものが魔法を知るヒントになるよ』

「先生は人の魔法は分からないの?先生から教えてもらえないの?」

『先生がこの魔法使いだよって話しても良いけど、もしかしたらそれ意外にも魔法があるかも知れないよ?』

『でも教えてしまったらその魔法しかないって思い込んで気付かないかも知れない』

先生曰く

それは可能性が閉じてしまってもったいないと思うから先生は伝えないようにしてるんだそう

『それに自分で見つけた方が楽しいよ』と言われた

確かにそう思うけど

「・・・でも知りたいなぁ」

なんてぼそっと呟いたら

優しい先生だから、私の気持ちを察してくれたんだと思う

『じゃあ今回は特別に頑張った君へヒントをあげよう』と言ってヒントをくれた

『君も人に伝えて人を動かす強い気持ちを持ってる』

「え?」

『今回議員さんが話の時間を取ってくれたでしょう?』

『あなたの話を聞いてくれようとした

それってなかなか出来るものではないから』

『議員さんって結構忙しいからね

すごく時間を作るの大変だったと思うよ

だけど時間を作ってもらえた

それってすごいことなんだよ』

「そう、、、なんだ?」

『まだ本格的に社会人になったことがないから分からないかも知れないけど、結構大変だったと思うよ

先生に限らず他の先生たちも結構時間に追われてたりするからね』

「じゃあ今も?!」と慌てて先生に謝ろうとすると

『こう言うお話に時間を使うことは良いの、そこは気にせず大人に時間をかけさせなさい』

『君たちは心配しなくて良い』

『“子ども”は“大人”に気を使わなくて良いんだよ』

『世間ではなんと言うか分からないけど

少なくとも先生には気を使わなくていい』と少し低めの声で言われた
 
「うん」と頷く

『それでいい』

『おうちに帰ってからで良いから

なんで議員さんに怒ってたのか、その怒りの理由を考えてみてほしいな』

「分かった」

『それと自分の魔法に気付いたら先生にも教えてね(*^^*)』

「分かった!」

気付いたらもうあの嫌な気分や怖い思いはびっくりするくらいどこかに行ってしまってた

その後職員室に先生と一緒に戻って、事情を説明して他の先生たちはほっとしてた

暗いし遅いから家まで送ってもらうことになった

その間に音の魔法について教えてもらった

『先生は言葉の魔法使いだから音と相性が良くてね』←ウインクでもしていそうな雰囲気だった

『楽器で演奏しても良いんだけど先生は言葉を使うでしょう?』

『だから歌の方が得意なんだ(*^^*)』

『効果てきめんなの(*^^*)』

と運転しながら色々話してくれる

「先生の魔法の特徴とかあるの?」

『身体の不調が癒えたり心が楽しくなる効果があるよ』

他にもその場が和んだり、心が落ち着いたりする効果もあるそうで、リフレッシュやリラックス等のヒーリング的なものが強い感じだった

「へえええ」

でも確かに先生と話してると楽しいし穏やかな気持ちになる

『疲れとか吹き飛んじゃう!ってよく友人に言われてるかな(*^^*)』

「へえええ!!すごい!!」

『えへへ、でもみんなも出来るから』

『君に伝えてなかったけど音と言葉の魔法はみんな持ってる』

「そうなの?」

『そうなんだよ』

『先生はその2つしかなかったの』

なんとなく少しだけ先生の声が寂しそうに聞こえた気がした

「え?2つもあればすごくない?」

『そうだよね』

『だけどね、2つ以外にも持ってる人が沢山いて・・・』

少し間を置いて話し出す先生

でも先生はきっと言葉にするのを悩んでるような気がした(夢を見てる本人的にはそう感じた)

『・・・実は先生は落ちこぼれだったんだよね(^_^;)』

「ええええええ!?」

『だから沢山持ってる人からよくからかわれてたんだ(^_^;)』

「・・・・・・」

『心配してくれてありがとう

それと相手に怒らなくていいよ』

『先生は確かに傷付いたよ、なんで自分はこんなに出来ないのかなって』

『だけど嘆いても変わらないし

先生にはこの音と言葉のチカラがあるじゃない!って思ったんだ』

「?」

『君がさっき音と言葉のチカラ2つもあるってすごいって思ったように』

「うん」

『既にあるから気付いてないけど、本当はすごいことなんだって思って

この2つのチカラを最大限使えるように訓練したんだよね』

『先生は楽しいことも好きだけど静かな時間も好きでどっちも好きだからどっちも出来るようにしたんだ』

「だから楽しいことと癒しなんだね」

『そうそう!』

そんな話をしながら車で送ってもらってた

目的地周辺ですってナビのアナウンスがあって

『この辺?』

「あ、ここで良いです」

『暗いけど大丈夫?』

「もうすぐそこなので」

『じゃあここに停めるね』

カチカチとランプが光る

そして車を降りた

助手席の窓を開ける先生

「今日はありがとうございました」

『親御さんにもしかしたら怒られるかも知れないけど』

『怒らないようにね』とここだけなんでか少し小さめの声で言われた

「分かりました、頑張ってみます!」←つられて小声(笑)

『その意気!』←小声

『暗いし気を付けてね』←元の声量

「先生も気を付けてください」

『ありがとう』

「ありがとうございました。おやすみなさい」

『おやすみなさい。ゆっくり眠ってね』

窓を閉めて去って行く先生

手を振って見送った

先生は手を振れないから車のハザードランプをカチカチと数回光らせて去って行った

家に帰ったらめっちゃ安堵した親がいた

大きなトラブルにならなくて良かったと

不思議と親からは特に何も聞かれなかった

ご飯を食べてお風呂に入り自室に戻る

そして“怒り”について考えた

何からその怒りが来たのか

自分の本心についても

答えかは分からないけど自分なりに出した答えは

本心は

話を聞いてほしかった

気持ちを分かってほしかった

純粋にそれだけ

そして怒りは

多分

平等じゃないことなんかもあるけど

きっと人が傷付く様を見たくない

そこなんだと思った

だけど、先生の言ってたとおり伝える時に乗せる感情が怒りと言う攻撃的なものであればある程

本来の気持ちとは真逆の捉え方をされてしまうから

発する言葉に乗せる感情に気を付けないとなって思った

そんなことを考えながら明日先生に昨日の夜にちゃんと答えを出したよって報告しに行こうと決めて

寝て起きたら

現実の世界で起きてた(笑)

すごく面白い夢だったなぁ

めちゃくちゃリアルだったし

書いてて思うけどよく覚えてるなと自分でもびっくり(笑)

でもこれ文章にするとこんなに長いけど

実際はうんと短い時間の夢だと思う

長くても5〜6分くらいな感じ

物腰柔らかくて良い先生だったなぁ

こう言う人は老若男女問わず大好きです(*^^*)

また夢で会えたら嬉しいなぁ(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)



ちなみにあなた表記の場所は私の苗字呼びの場所で君と書いてる所は君と言われた所です。

ついでにこの先生は生徒を◯◯さんと呼んでいました。