昨年の6月に見た夢のメモ。


これ私だけかも知れないけど漫画にしたら面白いと思うんだ。


天狗さんの仕事については絵本にしても面白くて良いなぁなんて思ってる。




枯山水みたいな雰囲気の庭。

その庭には時代劇のセットに出て来そうな和菓子屋が控えめに建っていて。

上座と下座みたいに分かれてお茶会のセットがあった。

着物を着た数人の人が上座で。

下座側に私と知らない女性三人。

知らない女性三人のうち二人は姉妹で、あと一人は服を作る勉強をしている人なのかまたはそれを教えてる先生なのかとても詳しい。

上座にいる人たちは普通の人間っぽいけど。

実は天狗さんで。

リサイクルショップで人が着なくなった洋服を手直しして古着として販売している。

その服について私と他の三人の女性たちは、目の前に作った本人がいるとは知らずに話している。

今手元にある服と自分が着ている服についてずっと話しているのだけど。

何故か私だけ服を作った人の事について考えていて。

どんな人がどういう経緯でこの服を作ろうと思ったんだろう?とぼんやり考えていたら。

結構遠くでお茶会をしている見た目まんま人間の天狗さんたちが。

まあこっちの事を知りたいと思わない限り分からないでしょって言ってた。

なにやらまさかの天狗さん達の方でも服作りについて話してたらしい。

正体を隠して服作りしているけど。

天狗である以上天狗の気って言うのは隠せるものじゃないから、いつか気付かれるからそろそろやめにしたらどうかと今後について話してるらしい。

それを楽しみに過ごしてる天狗さんがこっちの事を知りたいと思わない限り分からないでしょって言ってた。

それだけ“明確に意図して何かをすること”は重要らしい。

だからか、人間の中にはお前が思うのとは別に興味を持つものだっている。と歳上の天狗さんが言ってて。

それを静かに黙って聞いてるおじいさんがいた。

だからそうならない(興味持たれない)ようにリサイクルショップとして販売してるんでしょって心配してる天狗さんに言ってた。※本当は色々と手が加えられているけど、人が売りに来た服をそのまま販売してる風に見せかけてるって意味。

そんな話が何故か遠くでお茶会をしているのに聞こえて来てへえええと思っていた。

ちなみに私たちは買った服についてのみ話をしていて、作った人については私以外は誰も触れてない。

そして私もぼんやり作った人について考えてはいるけど話題にはしていなかった。

私たちが話してる内容は安くて色んな服が置いてるから良いよねとか。

掘り出し物が見つかるよねとか。

普段着ないまたは着なれないような服も安価で買えるから試せて良いよねとか。

マネキンに着させてる服の合わせ方が面白いよねとか。

中には劇なんかでも使えそうな小物や服もあるよねとか。

そんな内容の会話。

普通なら作り手にも興味が行きそうだけどわざと行かないように意図してお店を出してるようだった。

と言うのもその後に。

興味持たないようにって意図して作ってるから大丈夫だよって言ってたので。

それにもしも私たちの事を知ろうとして来た場合もこっちでどんな人物か分かるようになってるし大丈夫だって。

それに私たちの正体を知った所で人にとって何の意味があるの?

ただ天狗が作りました。ってことしか分からないのに、とも言ってた。

それにもしも興味を持たれて話して来たとしても、どうするかは私が決めることだし心配しなくても平気だよと。

見た目は優しそうな雰囲気の人間のおじいちゃんに言ってた。

でも天狗さんなので結構威厳のある感じがして。

多分今集まってる天狗さんの一族の一番偉い人っぽい感じがした。

なんでめちゃくちゃ距離が離れてるのに会話が聞こえて来るのか、そしてその人たちの方へ視線を向けるとカメラのピントを合わせたかのようにしっかりその人たちの顔が見えるのかは分からなかったけど。

夢の中の私はまた心の中でへえええと思っていた。

もちろん私の体験は誰にも言ってなくて。

ただ周りの人の話をうんうん頷きながら聞いてるだけ。

最後に服を作ってる女性の天狗さんが許可してないから無理だよ。

仮に今この場で写真を撮られたり、霊視的なものを使って見られてもそこまでは分からない。って言ってた。

多分正体のこと(?)だと思うけど。

“そこまで”って何のことなんだろうなぁ。

とにかくそんな夢だった。