私は難しいなと思ってることがございまして。
それは正義感と優しさです。
正義は大抵、良くないことから自分や大切な存在を守ろうとして発生する。
元々そこにあるのはきっと“正しさ”より“優しさ”だと思う。
時に信念も。
でもどれも行き過ぎるとただ主張したいだけになってしまって。
結局“どちらが正しいか”になる。
何を良くないことと判断するのか、その基準も人それぞれ違うし。
何ならどんな状況下なのかにもよってそれは変わる。
置かれている立場、周りの環境、その人の精神状態や生い立ち等でも変わって来る。
だから何が正義なのかって難しい。
そしてそれは優しさにも言える。
何を以って優しさなのかもひとりひとり違うから。
優しさだと思ってたら相手には優しさだと思われていなかったり。
自分も相手も優しさだと思ってたけど、第三者から見たらどちらにも優しさに見えないこともあるし。
優しさで何かしたわけではないけど相手には優しさとして伝わっていたり。
そもそもその人の根底にあるもので、ものの捉え方は変わるから。
優しさも正義と同様に結構曖昧なのかも知れない。