兄弟でもこんなに違うのか、
初めて、父親の面会に行った、末っ子に同行した。
すぐに、病棟長が医師を呼んだらしく、先生が
上がって来た。土曜日、先生居たみたい。
初めて、子どもに逢う医師の方が
緊張して、焦ってる。のかんじ、
末っ子は腕組みして、医師の話を聞いてる。
オイオイ、腕組みかよ、とおもうものの、
何も言えず、傍で共に話を聞く。
癌とかなら、100%わかってるけど、この場合そうでない
から、一縷の望みは切れてない。だから、懸命にやります
が、何しろ体力弱ってる、骨と皮、急変もあり得ますよ、
それが言いたいらしい。医師はどんどん話をながくし、
こちらは一人の患者のために、こんなに時間とっていい
のかな、とむしろ恐縮している。末っ子は腕組みしたま
ま、終始話を聴き、次男が行けばこうはならない。
お人好しで頭の低い次男なら、こういう態度で医師に
接しないので、その違いに、親の私が驚いている。
でも、結局、一緒に話を聴けて、とてもよかった。