深夜まで読書~ | 星ねこブログ

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「カラマーゾフの兄弟」中編は、上に比べて、

格段に面白く、どんどん惹きつけられてゆく。

とうとう、3時過ぎまで100頁くらい読んだのではないか。

朝、起きるのも遅かった、

子供が夜勤の時は朝、早く起きなくてもいい。

 

中は、ゾシマ長老の説話に惹きつけられ、普遍的な信仰の

姿が語られ、このように実践できれば、地上の平和が実現

すると思う。だが人間は私利私欲や、煩悩に引きづられる

から、言葉通りに行えない。

 

でも、長老の説くものには、感銘を受ける、

これ以上のさとしは無いと思う。

次男ドミートリ―が語られ、もう眼が離せない。

働かず、親から分け前をもらうのに必死のこの人、

この生き方が好きではないが、3兄弟の中で一番

人間らしく、情緒的に私は最初から好きなのである。どうも、

このドミートリーに親殺しの嫌疑がかけられたのだ。

 

少なくとも彼は殺していない、腹違いの、下僕として

奉公しているスメルジャコフ、この男が犯人なのだろう。

彼には異母兄弟を罠にかける目論見があった。