これは全く、全く予期しなかった。
世界ランク一位、オーストラリアの
アシュリー・バーティーがまさかの
一回戦敗退で、もう、なおみさんの
敵はどこにもいないと思った。
一人勝ちの独壇場でしょ。
ところが、三回戦の相手、チェコの
ボンドロウソバ、42位の選手に、まさ
かの1-6,4-6で、負けた。なおみ
さんが1-6なんてスコア、考えられな
いじゃないですか。
相手、チェコはもともと、ナブラチロワの
生国で、男女ともテニスも強いところだ。
かっての王者、イワン・レンドルも
おなじチェコだ。
テニスの中身が違う、違うテニスをした、
しかも、世界トップのなおみさん相手に、
42位の選手がそんな堂々たるテニス
できるとは、普通、考えられない。
サイボーグかと思うような粘り、振りの
強靭さ、これなら、女王になれる。そんな
選手だ。42位は、普通はなおみさんに対
して、限りなくビビる立場だが。見事に
すべてのプレッシャーをはね返した、
彼女を称えたい。