夕べ、明け方4時、私の布団に
自分から乗った。そこから看病が始まった。
ずっと、つきっ切りだった。
濃密な時間だった。星は私の眼のまえで
何度も抱かれながら、最後は身を起こして、
大好きな外を窓越しに眺め、大きな声を出し、
大きく息を吸い、この世に別れを告げた。
外でわからぬところでなく、
眼のまえで看取れた。
星にはペット葬祭は要らない。
庭にある木の根元に埋めるつもりだ。
公園に返そうと思ったが、もう、公園より
我が家での暮らしがずっと長かった。
今、ひざに、胸に抱いている。