「カレーの匂い」最終回 | 星ねこブログ

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「カレーの匂い」最終回

  ~195回~


 星也はリュックを背負い、

でっかいスポーツバッグを両手に

下げて立ち上がった。

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日ごろの筋トレの成果か、

かなりの重量のそれらが

星也にはちっとも苦にならない。


 軽々と歩き出した。

po-to 311


「カレー、おいしいのにさ、

食べて行けばいいのに」


 背後で母親が未練らしく

つぶやいている。


 星也は口中いっぱい唾が湧くのを

覚えながらドアを開けた。


 ※ 参考資料

  「小学館発行 浦沢直樹著 

          20世紀少年」