「カレーの匂い」第147回 | 星ねこブログ

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「カレーの匂い」第147回


 興奮状態にあった星也だが、

部外者の思わぬ闖入に頭っから

冷水をぶっかけられた。

藪、3

「親子喧嘩はな、

よくあるもんじゃて、

騒ぐことはないんかの。、、、

それにしたって、息子さんや、名前は何だったかねえ」



 爺さんは好奇心たっぷり、


星也の方へ身を乗り出した。


「女親一人で頑張っとるんだから、

あんたもそろそろ、はあ、機嫌直してな、

ひとなつこいね

おっかさんを

あんまり泣かすなや」


 星也は説教くさい爺さんめがけて、

シンク脇の湯沸しポットを投げつけそうになったが、

寸前のところでこらえた。