病院食も捨てたものではないと思う。
 
午後12時過ぎ、待ちに待った昼食が運ばれてきた。
今日からベッドに座ってではなく、窓際の椅子で食べる
ようにした。今まではベッドの背もたれを起こしてテー
ブルを使って食べていたが、何だか病人(そのものなん
ですが)みたいで嫌だったから体調が良くなったら普通
に椅子(パイプ椅子)とテーブルで食べようと思っていた。
やっと、それが実現したのだ。
 
ベッドで食べるより美味しく感じるのは気のせいだろう
けど、窓越しに太陽の日差しを浴びながらの食事が
こんなに気持ちが良いものだと改めて感じた。
 
少しずつ全快に近づいているようで嬉しい。
だから、退院に合わせて、すべてを普通に戻していこう
と思っているので、その行動の1つが、この食事の仕方
かな。
病室の清掃は毎日してくれるし、体を拭いてくれるのは月・水・金。
それ以外に体に点滴チューブなどが付いている為、自分一人では着替え
が出来ないので、着替えをしたいときは看護師さんに来てもらったりと
そんなに不自由なく、割と快適な日常が出来ている。
それなのにベッドのシーツや布団カバーの取替えは、入院6日目なのに
まだ一度もしてもらっていない。一週間に一度なのかな~。
もう少し、様子を見てから、看護師さんに聞いてみようかな。そんなに汚れ
てはいないし、換えなくても死ぬ訳でもないので、このままでもいいかな。
 
そう言えば入院当日、枕が硬くて眠れそうになかったので、看護師さんに
言ってみたら、L字形のやわらかい“抱き枕”を持って来てくれた。
「うれしかったな~」 感謝!
ハサミがいることに気づいた。
 
点滴や酸素吸引以外に薬も飲まなければいけないのですが
いつも薬剤師さんが病室まで届けてくれています。
そして飲んだ薬の空パックを専用のケースに入れておくと
看護師さんが薬の飲み忘れを、チェックしてくれているの
です。
普通、パックされた薬は2錠ずつ横に切れ目が入っていて
一個分だけ外そうとしても手では何回、折り曲げても切れ
ない。
そうすると、空パックは2回分をまとめて入れる事になる。
それを何と看護師さんが親切に縦にハサミを入れてくれて
いて一個分ずつパックを外せる様にしてくれていたのです。
でも今回、新しい薬が届いて飲もうとした時、ハサミの切
れ目が入っていませんでした。
「ハサミがあれば自分で出来るのにな~」と思った。
この他にも入院時のハサミの使い道があるが用意しておく
と便利だ。
 
追伸:その後、看護師さんが来てハサミで切り込みを入れ
てくれました。「助かりました」
 
病院食が楽しみになってきた。
食欲が戻ってきたことがうれしい~。
 
7時30分頃に朝食が運ばれてきた。
この朝食も”味が薄めのハーフサイズの量” でお願いしている。
今日の朝食はパン食で、サイドメニューは“サラダ”と“スープ”に
“野菜とグレープミックスジュース”、それに桃の缶詰の“桃”2切れ
だった。
パンはちょっと、パサッとしていたが美味しかった。
朝食を食べたばかりなのに、昼食が待ち遠しくて楽しみだ。
 
そう言えば、今日は入院後3回目の血液検査とレントゲン、そして
検査結果の診断がある日だ。
早く退院したいけど、もう少し時間がかかりそうだな~。
意外と重宝した、“歯磨きガム”と“ビーズクッション”。
それに何かと色々、役立つ病院備え付け“湯沸し保温付ポット”。
 
歯磨きガムは、おやつとか間食した後に歯磨きの代わりに、これ
を噛んでおくと簡単でいい気がする。 ビーズクッションも寝る時
やパイプ椅子に座っている時に背中やお尻に使うと便利だった。
 
ポットはお湯を沸かしてコーヒーやカップ麺を作ったりするだけで
なく、冷蔵庫に入れておいた食べ物を温めるのにも重宝する。
お湯が沸いたら保温にして、食べ物を入れて密閉したビニール袋
を漬けておくと、温かくなって美味しく食べられた。
 
逆に困ったことは、掛け布団がいつもクシャクシャになっている。
寝相が悪いわけではないのに、布団カバーの中の布団が、よれて
片方に固まっていたり足元の方に移動していたりして、何度も直
すのが面倒だ。
「これ、何とかならないのかな~」
入院後はじめての、病院食を食べた。
 
味が薄めで量が半分の夕食を注文して、午後6時に届いた。
「病院食は美味しくないよ」と、いろんな人に言われていたが
私は入院から今日の昼食まで食事を頼んでいなかったので
どんな感じなんだろうと、疑心暗鬼で食べてみたら美味しくて
早食い&完食。
味付けが薄めなのに、こんなに美味しいなんて驚きだ。
ちょっと、例えが違うかもしれないが断食した後の味覚と同じ
感覚なんだろうか?
 
肺炎が治って退院したら時々、絶食すると良いかもね。明日
の朝食も待ちどおしいな~。
今回、生まれて初めて30年以上掛け続けていた、保険を使う時が
来たようだ。
 
若い頃から加入していた、掛け捨ての保険。一生一度も使わずに
人生が終ったら「勿体ないな~」と思っていたが、今回やっと役に
たつ時が来た。
肺炎になったと言う悪いこともあれば、これは良いことの一つだ。
でも今までに、どれだけの金額を掛け捨てていたんだろう?
「考えただけで落ち込むな~」
 
入院、一日当たり1万3000円くらい出るらしいが到底、元はとれ
てないよな~。
個室の費用が1日、1万2000円だから好しとしないと、罰があた
るかな。
夕食前の午後のおやつに入院後はじめて、ミニカップうどんを食べた。
個室にポットが常備されていたので、お湯を沸かして作る事に。
 
カップにスープの素と具材を入れお湯を注いで待つこと数分、蓋を
開けると何かが足りない? 「何だろう?」と思いながら、しばらく
観察しているとナルトが無いことに気づいた。
どうして無いのかな~とゴミ箱に捨てた具材の袋の底を覗いて見たら
 
悲しいことに何と奥のほうに張り付いていた。
「少し悲しい気持ちになった」 まだ頭が、ぼーとしているのかな~。
入院5日目になると食欲が増してきて、無性に食べたい物が頭の
中を駆け巡る。
寿司、焼肉、おでん、刺身、カレーライス、カツ丼、てんぷら他、
色々。 
次から次へと浮んで来て、早く退院したいな~と思う。
二日前(入院3日目:火曜日)の血液監査とレントゲンの結果が
左の肺は随分、快復していたが右の肺の炎症と、CRP値が17と
まだ高かったので自分の思っていたより、退院できる日が長引き
そうだ。
 
明日は入院後、3回目の血液検査とレントゲンの日だ。二日前の
結果から改善している事を祈るのみだ。
 
結果は「髪のみぞ知る」だね。
カーテンを開けて窓越しに外の景色を見た。少し曇りっぽい日だ。
最近、体が楽になったのか朝、窓を開けて空を観察するのが楽しみ
になった。自宅に居た時は家を出るまでレースのカーテンまで開け
て天気を確認する事がなかったので、とても新鮮な感じで気持ちが
良い。
窓越しだと太陽の光が入ってくると暖かい。寒がりの私には毎日が
天気の良い日であってほしい。
 
それに体力が快復してくるようで、うれしくなる。