その昔、とある占い師に星占いをしてもらった人がいる。

その人は、占い師に


あなたのホロスコープは、◯◯と△△が〜〜の角度を取っているから☓☓なのです。


と、

いわゆる 葛藤の関係にある星があるせいで、人生が上々とはいかない


ようなことを言われた。


その話を、彼女はまるで隠れ蓑のように持ち出すことがある。


そのたびに私は、


だから、自分はこうなのだ、と

星のせいにしている


そんな印象を受ける。



かつて占い師が彼女に告げたその結果は、

彼女が自分自身と、自分の人生と、向き合う機会を、そして、自分以外の人々と関わる上で見つめるべきことを、

そこから目を逸らさせている。


私にはそんなふうに感じた。



だから仕方ない。


そんなふうに締めくくる彼女は、

星占いを活かせているようには見えない。


そして、そのかつての占い師に、

伝え方を間違っていると言いたい。



星は、諦めるための情報ではない。


自分の特徴を知り、才能を活かし、人生をより良いものにしていくためのお守りのようなもの。



彼女はその占い結果を良く思っていないにも関わらず、

自分の人生をその結果に棚上げしている。

そしてその無意識の意識の変換は、

私には既にどうすることもできない。



星よみをする側になって、改めて、伝え方の大切さを感じた。



ホロスコープにネガティブな情報などあるはずないのに。



彼女だけでなく、残念な占い師に当たった人たちが、自身の力で、あるいはちゃんとした星よみのできる人に出会い、そのホロスコープを活かすせるようになれますように。