受験日が早まる

 

 

ダメもとで申し出てみたところ、志望校を推薦で受けられることになった。

 

 

言ってみるものだ。(逆に言い出さなかったらどうなっていたのか……考えると怖い。)

 

 

推薦入試は一般入試より試験日が早い。焦る。

 

 

推薦で受験する子は面接対策をやるので、冬休み中も数日登校してくださいと言われる。焦る。

 

 

おかげで娘は自分以外に誰が推薦受験をするのか、分かってしまったらしい。(お互い様である。)

 

 

(誰がどの高校を受験するかはトップ・オブ・個人情報なので、なるべく漏れないように学内で配慮されています。)

 

 

 

東京の友人から届いたお守り。

たくさんの人に見守られております。

 

 

 私もオットも親バカなので、娘の志望校に対しては「うちの子を取らないなんてもったいないですよ〜」くらいの勢いで受験に臨む所存なのだが、臨むと言ったところで実際に受験するのは娘だ。

 

 

親が頑張れる領域は狭い……。(主に金銭と手続き)

 

 

試験当日はオットも休みを取って、夫婦で娘を受験校まで送り届けた後、試験が終わるまで近くで時間を潰す予定だ。

 

 

娘の志望校の近くのカフェを検索して夫婦で盛り上がっていたら、娘に「あたしの受験のついでに楽しまないでくれる?」と言われ反省する。

 

 

受験が終わったら一緒に行こう、娘よ!

 

 

コロナ禍の受験生

 

 

 

受験まで1週間を切ると、さすがに健康管理がプレッシャーガーンガーンガーン

 

 

withコロナもこれだけ長くなると高校も手慣れたもので、

「本人もしくは同居の家族が陽性や濃厚接触者になった場合」

「在校する中学が学級閉鎖になった場合」

「受験する高校が学級閉鎖になった場合」

……の対応が事前に通知されている。

 

 

おお、学級閉鎖。

 

 

そこまでは頭が回っていなかった……。

 

 

コロナ禍の受験、スリリング過ぎる……。

 

 

対応の内容も

「書類審査のみ」になる学校、

「別室受験」になる学校、

「受験不可。一般入試で受験」になる学校

……など様々。(一番最後の対応エグい。)

 

 

万が一の時にどうすればいいのか事前に分かっているのは安心だけど、でもやっぱり元気に受験できるのが何よりなので、プレッシャーは減らない。

 

 

そして受験当日

 

元気に当日を迎えましたーー!!!

 

 

娘は朝から絶好調で、前日の校長先生の訓話について話をしたり、突然、過去問を見直したりして、出発までの時間を過ごしている。(過去問チェック、それは前日までにやっておくことなのでは……?)

 

 

校長先生の訓話はいつも娘のツボにハマるらしい。

 

 

特に「人生には三つの坂があります。登り坂と下り坂、そして『まさか』です」という訓話がお気に入りで何度も話してくれる。

 

 

私やオットにとっては「祝辞でよく聞くやつ」も、娘には面白くてたまらないらしい。

 

 

若いと世界が新鮮に見えるんだなあ。

 

 

人の話をちゃんと聞いているのか心配な娘ではあるが、外ではちゃんと聞いているようだ。(家でも聞いているところを見せてくれ。)

 

 

受験も親が思っているよりしっかりやれ……ているといいなあ。

 

 

受験校の近くの地味なカフェというか喫茶店(娘に「そこならいいよ」と納得して貰えた)で時間を潰しながら、オットと「おかしいよね、ついこの間までハイハイしていたはずなのに。高校受験だなんて」と話す。

 

 

晩婚&高齢出産の親は忘却が早い。

 

 

 

 

合格しました爆  笑

 

 

 

 

合否は高校から中学へ通知されるだけなので、娘の帰宅まで分からない。

 

 

なかなかの生殺し感であった。

 

 

しかも、うちの娘ときたらターミネーター2の溶鉱炉に沈むシュワちゃんばりの無表情&サムズアップで報告するから分かりづらかったわ!!!

 

 

そんなわけで。

 

 

娘の高校受験は無事に終わりました。

 

 

めずらしくちょっぴりナーバスだったオットも、合格を知った次の瞬間から、手続き関係を確認&手配し始める通常モードに。

 

 

まずは入学金の振り込みをやらないと合格が無効になってしまうらしく、中学の先生からも「振り込んだら学校に電話してください」と頼まれる。

 

 

「そんなこと(入学金の振り込み忘れ)あるんかいな」と思ったけれど、中学の先生方の対応を見ているとまあまあ発生する事態なのかもしれない。(考えただけで肝が冷える。)

 

 

そうだった。人生には「登り坂」と「下り坂」と「まさか」があるのだった。



ここからは親が頑張る領域なので、気合を入れていきたいと思う。



娘よ、きみは高校から出された宿題(合格通知と一緒に貰った)を頑張りたまえ。(高校も推薦入試で合格した生徒が遊び呆けるであろうことは想定済みのようです。)