おはようございます。チーフマネージャーの富田です。
本日の誕生日石は『ブラック・パール』です。
貝が自ら成長する為に分泌する代謝物が真珠層を形成し真珠が生まれます。その貝の種類により分泌物の色が異なり、色の変わった真珠となるわけです。黒い分泌物の黒蝶貝がつくるのがブラックパールです。サイズ、真円度、真珠層の厚さ等が選ぶ時のポイントです。
黒蝶真珠のはじまりは、世界の歴史の中に登場するは大航海時代といわれた15世紀スペインのH・コルテス(1458-1547)がメキシコを征服した時に今のバハカルフォルニア半島で黒蝶真珠を発見しヨーロッパに持ち帰ったことからはじまります。
同時期コロンブスに代表される探検者達がヴェネズエラやパナマ等の海で黒蝶真珠を発見し欧州に持ち帰り、アメリカ大陸の貴重な宝石のひとつとして注目を集めるようになりました。当時の真珠はすべて自然の偶然によって生まれた天然真珠で非常に高価で貴重なものでした。
1970年ごろ日本の支援により南洋のインドネシア タヒチで養殖が始まりました。今日の黒真珠は、そのタヒチ産がほとんどで別名:タヒチアンパールとも呼ばれています。
宝石名:ブラック・パール(黒真珠)
硬度:3.5~4
宝石言葉:静かな力強さ