平素より法政大学女子ラクロス部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
4年わむです🐺
「最後のリーカケか」と思いつつ、昨年度の私のリーカケはどこを探しても見つかりません。面倒くさくなって書けませんでした。土下座。
今年も挫折してやろうと思っていましたが、それはそれで後悔しそうなので書くことにしました。
面倒くさがりで他の人のブログを読んでおらず、テイストが1人だけ違うかもしれません。
みんなのブログは引退後の楽しみにしたいと思います。
どうしても今読んで欲しい人は目の前で音読お願い。
長い前置きは終わりにして、ここからは長い本文!
自分語りは引退ブログにとっておき、ここではATリーダーの視点からリーグにかける想いを綴らせていただきます。
今年のATは「砂漠から井戸を掘り起こせ!」と言われているくらい何もない状態からスタートしました。リーグ経験者、去年メインで試合に出てるメンバーがほとんどおらず、こんなこというと某CAにタックルされそうですが、4年生ですら、組織のその字があるくらいでした。
数的有利とは?スパって何????
「わからない。」
みんなの頭上に?が浮かぶ度に何から手をつけていいのかわからなくなり頭を抱えていました。
おまけにすぐ「わかりません!」って言ってきて、「少しは自分で考えろよ!」と口先まで出てきてアヒル口になるくらいでした。(相当ブサイクだったはず)
まぁでも、根気強くやり続けた甲斐はあったと思います。
「シュートをとにかく打とう。」
「思いやりのあるパスを出そう。」
まともにパスもできないチームは、こんな単純なことから始まり、気づいたら上から、裏から、中カットで、ブレイクで、全員が点を取れる、スカウティングできないチームになりました。立派になったもんだよねぇ。
ライドを死ぬ気で走る姿を見るたび、
DFにやられてムキになる姿を見るたび、
互いに本気で言い合う姿を見るたび、
「これが自分の目指した新しい法政だ。」
と、胸が熱くなります。
頭からいくグラボ、
ベンチから出てくる選手で質が下がらない層の厚さ、
4Qまで落ちない運動量、
これもまた私が目指したATのあるべき姿です。
今年は、色んな子が出場し活躍できる新システムを採用しました。
それぞれが自分の可能性を見出せるように色んな子をトップチームにあげました。
勝てるチームを作るために毎週練習試合を組みました。
これまで咲ききれなかった才ある蕾たちに毎日水やりをし、時に雷雨を降らせて誠心誠意育てあげました。
その度に誰かの心を蝕んでいたこともまた事実だと思います。
あれ?
25法政で新しく始めたこと全部自分が提案してない?ゆうこなんか出したっけ?
って疑問を感じ始めましたが、新しいことを受け入れるのは勇気がいることです。
寛大な心をもち、面倒くさいことを押し付けても当たり前にやってくれる技術幹部には感謝しなければならないし、ボードは自分の真下にあってもよもぎに取らせる怠惰な毎日を過ごしているので、自分を棚に上げる資格はありませんね。
一切反省しておりませんが。
さて、AT陣。
試合終わりの1on1突破、
点差分往復ダッシュ、
これやるのと目の前のライド1回頑張ること、どっちがつらい?
苦しい時にもう一歩踏み出す精神力。
心が折れそうになった時に隣の仲間が頑張ってるから、ともう一歩踏み出すことのできる組織力。
1年間通して培ったはず。
そして、去年より増えたアザ、壁当ての数がみんなの覚悟と挑戦の勲章です。
移動時間の方が長い壁当ても、ただがむしゃらに打ったシュートも、死ぬ気で拾ったグラボも、ちょっとサボった練習も、きっかけが何であろうと結局自分の意志で踏み出した一歩であることを忘れないようにしよう。
ユニフォームは当たり前に着れるものではない。
間違いなくみんなが自分自身の手で掴んだものです。
覚悟と誇りを持ってオレンジを背負おう。
試合をご覧になる皆様、
ATには色んな子がいます。何か突出してるけど他のことはできない子、全部平均的にできるけど秀でたものがない子。
「全員が全部やる」
こんなテーマをキックオフでは掲げました。
苦手を伸びしろに、そんな想いで1年間それぞれの弱さから目を背けずに向き合うことを課してきましたが、どんな体練よりもこれが1番苦しいことだったと思います。
得点をとった子、派手なプレーをする子に目が行きがちなスポーツ。
それでも、
1年間かけてそれぞれが見つけたチームのために頑張る些細なこだわりを全て目におさめていただきたいです。
長い冬を乗り越えたチームです。
どの大学よりもアツい夏をお届けします。
Pump up
#27 わむ