こんにちは。
24チームの主将を務めさせていただきました、4年のなみです。
平素より法政大学女子ラクロス部への暖かいご支援、ご声援誠にありがとうございます。
今シーズン、リーグ戦にたくさんの方々が足を運んで応援してくださって、本当にうれしかったです。たくさんのパワーをいただきました。実際に来れなかった方々もYouTube配信やインスタライブで応援してくださってありがとうございました。心から感謝しています。
ついに私にとって最後のブログです。
何からどこまで書こうかかなり迷いますが、この4年間で自分が感じたこと、引退してから感じたことを綴っていこうと思います。
とても長いのでお時間のある方読んでくださったら幸いです。
まずはチームのみんな、この1年間私たちに付いてきてくれてありがとう。この言葉に尽きます。
1月のキックオフで『学生王者のためのFinal4』を結果目標として、『All-1N』をスローガンとして自分たちの24チームをスタートさせました。
私は1年生の頃にサマーリーダーをやった時から心のどこかでいつか自分は4年生になった時に主将をやるんだろうなと思っていたから、1年生の頃から未熟ながらも自分なりに自分だけじゃなくて、チーム全体にもベクトルを当てて色んなことを考え、常に全力で取り組んで、今後も続けた方が良い点と改善すべき点を実際に感じながら3年生まで活動してきました。だからこそ、同期のDFリーダーが辞めて自分がDFリーダーと主将を兼務してでも、このチームの主将になりたいという気持ちがありました。
今シーズンが始まる前、幹部を最終決定する際に同期は私の負担が大きくならないようにいろんな選択肢を考えてくれました。でも、このままの組織じゃ勝てない、組織から変えていかないとこのチームは勝てないと思ったから、私から主将をやらせて欲しいと言いました。
私はチームのみんなにとにかく楽しんでラクロスをしてほしかったし、チームを好きになってもらいたかった。そうすれば、自ずと勝利という結果が付いてきてくれると思っていたから。
チームが好きという気持ちがあれば、チームのために頑張りたいと思ってもらえるし、チームの結束力が上がると思いました。
チームの結束力を上げるためには一人一人とのコミュニケーションが1番大事だと考え、定期的に幹部と1on1面談を導入したり、意見箱を設置したり、チームビルディング合宿をやったり、レクをやったりしました。チームの結束力向上のために、部員間だけでなく、保護者会に参加して自分から24チームについての説明をしてみたり、ラクロス体験会を保護者向けにやってみたり、OG会、35周年式典で前で話してみたりと保護者、OGに向けても様々なことをしてみました。
実際どれだけプラスの効果があったのかは目に見えるものではないので分かりませんが、個人的にどれも相手のことをさらに知ることができて楽しかったです。また、リーグではお子さんが試合に出ていなくても応援しに来てくださる保護者の方がいらしゃったのがとても嬉しかったです。
リーグ前はチーム全体に向けていろんな挑戦ができたけれど、リーグ期間はなかなか余裕がなくそちらの方に手と頭が回らず、特にホープ1年生のみんなは苦しかったり大変な思いをしたと思います、トップのみんなもたくさん振り回してごめんね。今振り返ればリーグ期間中も面談を実施して、みんなに寄り添えれば良かったなと思っています。みんなごめん。
シーズン中も思っていましたが、このチームは本当に素敵な人たちの集まりだったし、それぞれがそれぞれの立場で悩みを抱えつつも頑張り続けてくれて、本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。最後に24HOSEI楽しかったと言ってくれて本当にうれしかったです。
だからこそ、私はリーグで勝って、良いチームだけじゃなくて、強いチームで終わりたかった。それが出来なかったことがとても悔しいです。
試合に負けてからいろんなことを考えて、やっぱり勝つためには楽しさは捨てなきゃいけない瞬間もあったのかもしれません。楽しさが必要だと考えていた自分はまだまだ甘くて、勝つためには厳しさ、辛さ、大変さ、嫌われることを覚悟の上で努力し続ける必要があったんだと思います。自分にもチームに対してもまだまだ覚悟が足りませんでした。それにメンバーの中には『楽しさ』を『楽(らく)』と勘違いしていた人も何人かいたのではないでしょうか?
楽にやるのはたしかに楽しいかもしれません、でも私の言う楽しさはそれではなく、一生懸命に取り組む中での楽しさです。厳しい中にももちろん楽しさはあります。なので今後は楽にやるのではなく、一生懸命やる中で楽しさをぜひ見つけて欲しいです。
スポーツという勝負の世界である以上勝ったチームが強いし、負けたチームが弱いです。
どれだけいい勝負をしても負けは負けです。
このチームで勝って、笑顔で終わりたかった。
『みんなで笑って終わる』
これは4年でどうやって終わりたいか話した時にみんなが口を揃えて言った言葉、これすらも私たちは叶えることができませんでした。
自分がどれだけ努力しても、試合でシュートを何本も決めても、ナイスDF、ナイスグラボをどれだけしてもチームが勝たなければ私はちっともうれしくありません。チームの勝利という結果でしかこれまでの自分を認めてくれるものはないのでリーグで勝ちたかったです。人の努力は決して比べることは出来ないけれど、自分なりにこの4年間いろんなものを犠牲にして、常にラクロスを優先した生活をして頑張ってきたのにそれでも報われない。また悔し涙で終わってしまい、勝負の世界は残酷だなと改めて思いました。
日大戦を終えてから、まだまだ頑張らなきゃいけなかったんだという後悔と、これだけ頑張っても報われないんだという虚しさがそれぞれにあってまだまだ複雑な気持ちです。でもきっとこの気持ちが晴れることはないんだと思います。
多くの先輩方が必死に法政を1部に上げ、その後も10年以上死に物狂いで守ってきた伝統ある1部の舞台を私たちもあたりまえに後輩に引き継ぐことが出来ると思っていたし、そうでなきゃいけないと思っていました。
私は先輩方のおかげで2部で戦ったことがありませんし、1部に上がる大変さも申し訳ないことに分かりません。そんな自分も知らない未知の世界に後輩たちを行かせてしまったこと、伝統を途切れさせてしまったこと、私たちが当たり前にめざしていた学生王者、Final4を目指せなくなってしまったこと、本当に申し訳なく思っています。このチームの主将として不甲斐ないです。勝たせてあげられなくてすみません。
私は引退はしますが、来年以降も必ずサポートするのでまたリーグ戦やそれぞれの舞台で輝くみんなの姿を見れるのを心から楽しみにしています。そして、誰よりもみんなのことを応援しています。
最後に
コーチの皆様、
お忙しい中この1年間このチームにご尽力いただき、本当にありがとうございました。
24hoseiのコーチ陣最高でした、コーチ無くして今のチームは無かったです。いつも明るく、時に厳しくチームを良い方へ導いてくださって感謝しています。結果という形で恩返しすることができずすみません。でもいつか必ず何らかの形で恩返しします。
家族、
この4年間、というか生まれてきてからずっと支え続けてくれてありがとう。
コロナが明けてから家族総出でいつも応援に来てくれて本当にありがとう。
足が攣らない方法をたくさん調べてくれたり、寝坊や忘れ物したら車で届けてもらって、いつもでっかい声で応援してくれて、自分のためにやってくれたことをあげるときりがありません。チームで甘えられない分たくさん家では甘えてしまいました。どんな状態で帰ってもいつも暖かく迎えてくれる家族みんながいたからどんなことがあっても前を向いて頑張れました、毎日ラクロスを優先した生活に合わせてくれてありがとう。
友達、
みんなと爆笑しあえる時間があったから、それを楽しみにしてたしパワーをもらって頑張れたよ。いつも私を全肯定して元気づけてくれてありがとう。これからもずっとよろしくね。
チームのみんな、
こんな私についてきてくれてありがとう。
負けてしまったけれど、このチームの主将ができたことを本当に誇りに思います。
みんなが大好きです、ありがとう。
私は最後負けてしまったので、先輩方の引退ブログのようにどうしてもこの4年間をキレイな思い出としてなかなか振り返ることができません。みんなにはこんな思いはしてほしくないので、絶対勝って引退してください。
私がみんなに伝えたいことはただ一つです、
目の前のことを一生懸命楽しんでやってください。
体練も、地味な練習も、練習試合も、試合も
ラクロス以外もこれができれば人生充実するし、たくさんの人が見てくれて絶対に応援してくれます。これができる人、これができるチームは絶対に強いです。
書きたいことはまだまだありますが、かなり長くなってしまったのでこれで終わりにします。
もう一度大学生活をやり直せるとしたら私はラクロス部に入るか分かりません、笑
それだけ大変なことが多すぎたから、、、
でもたった一度きりのこの人生で法政大学女子ラクロス部に入ったことを後悔はしていません。
4年間本当にありがとうございました。
25チームも引き続き応援よろしくお願いいたします。とても仲間思いで、やる時はやるあの3年生たちならきっとさらに強くしてくれると思います。あいな頑張れ。次はあなたの番です、みんなであいなをたくさん支えてあげてください。
今年あの悔しさを経験したみんなならきっと大丈夫です。ずっと信じてます。