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第一回はこの件について書いてみます。

 

世間では、推薦入学反対署名運動まで発展している

様ですが、皆さんはどう思われますか?

私の考えは下記のとおりです。

 

『東大に行きたいなら一般受験で入れ!』と。

 

推薦が特権乱用との誤記も見られますが、東大の

推薦入試は、所謂高校などの特待生入試に当該

するものだと私は理解しました。

例:野球強豪校で、偏差値が少し足りないが、

どうしてもこの生徒(選手)が欲しい・・・

 

今まで頑なに行って来なかった推薦入試を採用

した経緯は色々あると思いますが、一つに海外

の大学ランキングの影響があるかと。要は各国

のSE(super elete)が、例えばハーバードを

希望するのは、社会実績・学校環境・資金制度

等々、勿論メチャクチャ難関ですが、そこに

挑戦に行きたい!という意欲を掻き立てる

そういうものがあるからだと。

 

一方東大はと言えば、確かに国内主要企業の

幹部候補生としての採用は引手数多ですが、

日本を代表する国際人の育成という課題が

未だに解決出来てない、そのため外国から

見れば、『魅力がない』『4年間を掛ける

価値があるか?』という判断をされるのは

当然かと思ってます。

 

以前の会社で東大出身の部長に話を聞いた

事がありましたが、東大の合否は学力で

なく、『東大脳』を持っているか否かと

聞かされました。東大の中でもその有無で

学校が2つに分かれるか位の差を生む

ものだそうです。

現東大の推薦入試の狙いは、まさにここで

あり、仮に現状学生を銀・銅クラスとすれば

『金クラス』の学生が是が非でも欲しいと

いう現れだと私は思っています。

 

実際の法学部の課題は、簡単な法律事案を

ディベートし、現役教授も納得させられる

理論・構築・展開を出来るか?であり、

『学力』ではなく『能力』を狙う、希少

合格者の殆どは満票合格だそうです。

 

さて、話を戻しますが、彼にこの能力が

あるかないかに関わらず、東大側としては

こっち(推薦)で来られるとジレンマが

生じ、それは絶対に避けないといけない

厄介事だと思われます。上記のとおり

他を圧倒する能力を発揮出来れば別

ですが、当然逆にけちょんけちょん

に潰される事態も考えられます。

 

宮内庁は御用聞きの役立たず部署だと

揶揄されてますが、ここは断固として

一般入試を経て、堂々と無傷で入学

する道を指南出来るかが、喫緊の課題

かと、そうまとめます。