おはようございます
新潟県上越市の保坂ピアノ教室、保坂さおりです。

昨日も今日もよく晴れていますが、昨日の夕方から厚い雲がかかり、残念ながら満月は全く見えませんでした。
今夜は綺麗な月が見えることを期待します。






日曜に聴きに行った、こちらのリサイタル
素晴らしい演奏でした。

ものすごい集中力とエネルギー、とても若い女性ピアニストですが、巨匠の風格も感じました。


1曲目はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第27番
古典派からロマン派への移行を感じさせる曲調で、26番の「告別」と、その後の後期ソナタの影のような作品のイメージでしたが、二楽章で構成された規模の大きくないこの作品には、しみじみとした魅力を感じました。


ベートーヴェンのソナタの後は、なんと拍手もお辞儀もなく、三楽章が始まるかの如く、ブラームスの最晩年の作品「4つの小品」が始まりました。
ブラームスは男性ピアニストの演奏のほうがしっくり来るものが多いのですが、彼女の演奏は華やかながら厚みがあり、ブラームスの魅力をたっぷり感じました。


そしてまたまた、そのまま次の曲に突入しそうな所を、観客の拍手で遮ったかのように、お辞儀をされていました😅

この流れのまま、「ラ・ヴァルス」へ。
ベートーヴェン、ブラームスからラヴェルへ。一気に解放されたような華やかで煌びやかな演奏は、いくつ引き出しを持っているんだろうと思わずにいられません。

息つく間もない程の勢いで前半を終えました。



後半はショパンの24の前奏曲、全曲です。
私もいつかは叶えたい全曲制覇❗️
さすがの演奏、、その願いを再燃させてもらいました。


アンコールは2曲
「ラ・カンパネラ」
どこまでも華やかな演奏でした。
高音部が金属音ぽく感じたのは、ピアノのせいだと思います、勿体ない😢

「こんぺいとうの踊り」
ストイックさを感じさせる彼女の演奏ですが、この曲で若くお茶目な所が少しだけ見られた気がします。



会場のコンサートホール、上越文化会館は、1500席もあるのに、左右と後ろはロープを張って入れないようになっていました。
中央に集まった客席にも、空席が多くあり、もっと人が入るべき演奏会なのに、、と残念な気持ちです。

こんなんじゃ、上越市での次の演奏会はないだろうな。
本当に残念です。

とはいえ、このような企画をして下さった文化庁には感謝です❗️
高校生以下の子供は無料招待、付き添いの大人は半額という、信じられない価格設定でした。

無料でなくても、半額でなくても、上越市でもっと演奏会が開かれることを願います。





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