モノより思い出 | 期間限定!!ゴールインするまでのブログ

モノより思い出

世の中は、カップルにとって、

新たな「思い出の1ページ」を作るためのイベント「クリスマス」を迎える。

イルミネーションの饗宴で街は活気づき、

ボーナス時期と重なることで購買意欲も上がるというものだが、

何かの調査で、クリスマスプレゼントに女性のもらいたいものの平均が約6万円、

あげたいものの平均が4万円と出ていた。

クリスマスにあげたい・もらいたいそんな高価なものって何だろう???

カップルのイベントから離れて久しい私は、そんなことすら疎くなっている。


私がこれまでに「彼氏」と呼ばせていただいた人からもらったクリスマスプレゼント、

あげたクリスマスプレゼントベスト3を思い出と共に挙げてみる。


≪もらったクリスマスプレゼントベスト3≫

第1位…カスミ草の花束

もう12~3年程前のクリスマス。

「東京ラブストーリー」を筆頭とする「トレンディドラマ」全盛期の頃。

遠距離恋愛で東京に住む彼氏を福岡空港まで迎えに行くも、

一番最後に出て来る彼。

目が悪い私でも後ろ手に何かを隠していることはわかった。

近づいて来て、挨拶を交わした瞬間、目の前が真っ白な「何か」に覆われ、びっくり。

大きな大きなカスミ草だけの花束だった。

新宿のとある花屋さんの「カスミ草」を買い占めたというその花束は、

機内に持ち込むしかなく、

スチュワーデス(当時はそう呼ばれていた)も搭乗時びっくりしたそうだが、

「クリスマス」という状況を察したのか、

2席続きで空いている席を彼に案内してくれ、

花束のための席を用意してくれたというエピソード付。

イルミネーション煌く街中を異常に大きな花束を抱えて歩けば、

必然的にすれ違う人が振り返る。

トレンディドラマの一場面のような瞬間だった。


第2位…スーパーファミコン

「カスミ草」をくれた同じ彼と付き合っていた15年程前のクリスマス。

男性の多かった大学の研究室での話題は、もっぱら「スーパーファミコン」。

でも、購入に二の足を踏んでいた私は、話題に乗れず寂しい思いをしていた。

それが、言葉の端々に出ていたのか、彼は「プレゼントするよ」。

ところが、クリスマスはサンタクロースが苦労する日。

12月24日、二人で、何軒もおもちゃ屋さんを回ったが、どこも売り切れ状態。

ようやく本体を見つけても、今度は欲しかったソフトが売り切れ。

両方手に入れた頃には、とっぷり日も暮れ、大した「ケーキ」も買えず、

「おもちゃ屋さん」巡りで精魂使い果たし、食事らしい食事もする気になれず、

結局、「吉野家」で牛丼を食べて帰ったっけ。

「吉野家さん」!!

次の〝牛丼1日だけ復活〟は、クリスマスの日は勘弁してくださいね。


第3位…シェフズキッチンばりのクリスマスディナー

フレンチの料理人と付き合っていた8年程前のクリスマス。

自宅でフルコースを振舞ってくれた。

好き嫌いの多い私を気遣って、事前から下調べ。

お皿やカトラリー、クロスやランチョンマットやナプキンも一式揃え、

当日は、レストランも大忙しなのに、仕事に入る前に仕込み、

仕事から戻った後、料理をしてくれた。

一品一品で出て来るまでにずい分時間がかかったけれど、

メインディッシュのフォアグラのソテーのワインソースの味は

今でも舌が覚えている。

あの頃、まだペーペーの料理人だった彼。

今頃は、シェフ位になってるかなぁ???


こうして見ると、私の中では、

もらった「もの」よりその「気持ち」や「エピソード」の方に

ウエイトを置く傾向があるようだ。


…とずい分、もらったものの思い出だけで長くなってしまったので、

あげたものはまた明日。


まだ見ぬあなた様。

あなたと早く「モノより思い出」を作りたいです。


今年のクリスマス・イヴまであと20日

ブログ閉鎖まであと…_| ̄|○