空気は冷たいのに風が無くて燦々と太陽で照っているせいで……、なんか暑い🥵
おはよー、ガジュマル
ガジュマル
「あとでおやつ寄越せ〜〜」
しっかり着込んだ馬着2枚を脱がせて、プロテクターくらいならええで、という態度なので付けてー……。
ここから先はスタッフかな、とお手洗いに行ってる間にレッスンの指導員が来て馬装してくださってました。
ガッちゃん、今日こそはやりたいことがある!
🐴「なに?」
詰めた駈歩をする😎
🐴「ほー。前回惨敗してたからな。何か策は?」
あのねー、勘違いしてたことがあったからそれ試してみるんだよー。
🐴「けけけっ、お前なんもかんも勘違いしてるからなー🤪」
う、うるさいやい!
🐴「初めて乗った時に出来てたんだから頑張れよな」
そうなんだよね〜。
崩れたあとの速歩で詰めさせない方がいい。とにかく一旦出して、駈歩で詰めさせてみて。と以前のレッスンで言われたことは勿論ですが、JRAのドレッサージュ記事を読み直して手綱の控え方が逆じゃん!(致命的)ということに気付き……。
ガジュマルに乗るのは3回目。人気馬なので貴重な機会です。
あとなんちゃって駈歩でやり過ごされないように注意すること。これも結局は詰めて上への扶助が通れば解決出来る話な気がする……。
馬体のフレームを前へ逃がさない。
上へ、上への感覚はじーちゃんから教えてもらってるのであれを目指す!
亀の歩みで馬場へ。
腹帯締めて、蹄跡へ出ようとすると周囲に馬がたくさん。
ん? なんかめっちゃ多くない……?
腹帯を指導員に締めてもらいたい方が4頭、騎乗中が3頭、それ見て釣られて入ってきてる馬が2頭。
気付いたら腹帯締めてもらいたい4頭に囲まれていました。ど、どこから蹄跡に出れば……。
蹄跡行進中は2頭。隙間を縫って出ようとすると、周りに馬がいるから俺もサボるーとゴネゴネモードに。
すかさず鞭。行きたい方向と逆に回転して反抗姿勢。絶対そっちには回さない!私はそっち行きたくない!
🐴「やだ!俺はこっち向く!」
やだー!私はそっち向かない!
そういうことするならこうだぞ!
🐴「あーーーー😵💫お前それはズルだぞ!」
3歩後退!どうだー、蹄跡出ないんならずっとこれだよ!
🐴「ぐぅ……、仕方ないな……」
にょろにょろ動いてボールドライトの後ろへ。
最後の抵抗で第二蹄跡辺りを歩くので脚と鞭で押して蹄跡へ。
ちなみにボーはガジュマルの実のお兄ちゃんです。
半周もしない内にボーちゃんが腹帯締めに中へ。少しすると入れ替わりでユニコーンが前に入りました。
そろそろ動かしていこうか。常歩リズム・テンポからしっかり決めてこう。
1.2.3.4 1.2.3.4……。騎座でテンポを伝える。ちょっとでも早くなったり遅くなったりしたら脚&騎座。
しばらくすると、ちょっと遅くなった時に脚を入れなくても🐴「あれ?俺がずれてるのかな?」と合わせてくれるようになりました。
速歩号令。正反動の方が楽に感じる側対歩。
まだまだ動いてないので軽速歩で動かしていきます。脚反応も弱いので鞭も合わせながら。
歩度を伸ばす号令。まだ反応弱いかな……と思ってたんですが、大きく立つだけでグーン!と歩度が伸びました。でも脚反応は微妙というチグハグ。
軽く脚位置鞭しつつ、後肢サボらせないために後ろにもぺちぺち。
歩度を詰め。前のユニコーンよりも詰めれるように。テンポ重視。1.2 1.2 1.2。
第二蹄跡行進。先頭は決めないので自分のタイミングで入るようにとのこと。
前のユニコーンが先に第二蹄跡へ。外方脚で押しますが中へ入らない。
手綱でやらない。短蹄跡でショートカットさせるつもりで第二蹄跡へ。
推進が落ちかける。ふらつくと絶対蹄跡へ戻るのでしっかり鞭も脚も使って動かす。
動け!と叱りつけるんじゃなくて。蹄跡がなくても動けるように、馬にパワーを与えるイメージ。
真っ直ぐを伝えたいので正反動に。
ガジュマルの耳がピコピコ。蹄跡から外れたので人の様子を伺っているようです。ガッちゃん、合ってるよ〜。いいよ〜😊と声をかけます。ピココッと動く耳が可愛い。
第二蹄跡のまま首内。うーー、固い……。
向いても3°くらい😇 ねー、ガッちゃん。もし輪乗りとか言われたらこれじゃ出来ないよー。
🐴「首凝りがすごくて…………無理だ…………」
無理させてもあれなのでちょっとずつ首内させてみるけど、前々回ほど行かない……。
何か良い方法を知ってればなぁ〜。今の私じゃ外方拳前へ譲るくらいしか対処法知らない……。
三級でも駈歩輪乗りでも正しい輪乗りレッスンでも、輪乗りが始まると途端にフェードアウトしていくガジュマルを見ます。この固さが問題なんだろうなぁ〜。
蹄跡行進へなおれ。正反動から駈歩号令。
すんなり出ます。けど何頭か前が止まってるようで数歩で常歩へ。
ここで速歩に逃げられがちだったんですが、今日は常歩まで落とせました。何かを大幅に変えたとかはないんですが、リズムとテンポを守ることを序盤から重視してたからかな?
また前が動き出したので駈歩、また止まるのですぐ常歩。
指導員から「ここのレッスンで常歩に落とさないで。渋滞するから速歩から出して」とアナウンス。
これで部班が動き出しました。
指導員「ガジュマル!バーッと行かせないでー、詰めさせて、出す!」
速歩詰めさせて、駈歩!
駈歩もすぐに詰める!手綱を控えて、随伴小さく。
少しずつユニコーンと離れていきます。ということは詰まってる!あとはリズムとテンポ。
好きに走られないようにこのテンポで!と騎座と脚で伝える。
前に出すぎるようならバランスバック&拳。戻ってくれたら譲る(not緩める)
拳を譲るだけ、手綱を緩めない。
ガジュマルの頭が近づいてくる時に手綱を控える。離れていく時も動きに合わせて譲るんじゃなく、この歩幅!と思うところまでしか譲らない。それ以上前へ伸びるのは違うと伝える。
でも拳を固くしないーー。あくまで柔らかくーー。(※ここが難しい)
タカタン、タカタン、タカタン。
詰まってるからか、おサボり駈歩はなし。よく動いてます。詰めつつ求めて、後肢を踏み込むように促す。馬体を持ち上げるように脚ーー。上へ、上へ!
🐴「上!上!」
後肢もう少し!頑張って!
🐴「頑張るー!」
頑張ってるー!ガジュマルえらいー!
動き出したガジュマルの邪魔をしないように随伴合わせます。力を抜いて乗りつつガジュマルが離れていく時に腰を前へ。鞍から離れない。
部班も動いてます!駈歩がめちゃくちゃ続く〜〜〜。
時々前が詰まり出して速歩に落とす時も、ガジュマルの体勢を崩さずに落とせた時は良かったです。崩れて速歩になると🐴「いやーーー!戻らんーーーーー!」で速歩突っ走りになるので……。
相当駈歩が続いて、さすがにしんどくなってきた頃に常歩号令。
はーーーー、やっと一息つける……。
ガジュマルはというと人に連動して一気にクールダウンテンション。あ、まだレッスンあるけど😃と思いつつ、走りまくった割にテンション別に普通なんだなーと。
まだ結構時間あるな〜。もしかして右手前やるのかな〜。滅多にないからやりたいな〜。
なーんて、ぼーっと考えてたら……
指導員「輪乗りやります〜。駈歩で」
え……😨
輪乗り……😰
広馬場に出てまだ片手で数えるほど。
駈歩輪乗りなんて当然やったことないし、ガジュマルが輪乗りを真面目にやってるところなんて最近は見たことない……。
でも自信がない乗り手の言うことなんて馬は絶対聞いてくれません。
こうなったら何がなんでも輪乗りさせる。形は汚くてもいいから、リズムさえ守れば。
ガッちゃん頑張るぞ!
🐴「輪乗り?」
輪乗り!
🐴「俺苦手だよ〜🥶」
指導員から輪乗りのキーワードが飛び出した途端に動きがぎこちなくなるガジュマル。
これだ。ここで諦めさせたらダメ。
リズムが悪い、と脚で伝えて騎座でリズム。固まったらダメだよ〜!
C点側。先頭マティウスに続いてボールドライト、ピカイチ、ユニコーン、ガジュマル、マサムネの6頭。
順調に皆さん常歩から輪乗りへ。さぁ、ガジュマル!
輪乗りに入ると気付いてリズムが落ちかける。絶対に中間常歩のリズムを守らせる。たぶん落ちたら輪乗りに入らない。
C点過ぎてHよりかなり手前から輪乗りへ入るように扶助。
おっ、入った!けど案の定、形は悪い。楕円でもいいのでとにかくリズムだけは守らせます。
数周したら速歩号令。速歩は綺麗な輪乗りに。
やった!ガジュマル出来てるじゃん!
ちゃんと脚だけでいけてるじゃん!
🐴「実は割と動ける俺なのだった😎」
しっかり褒めます。
指導員「C点側の方!そっちは頭数が一頭多いので、中央まで出てきてもらって大丈夫ですよ。輪乗りをもう少し広げましょう!前の馬より外を通らせてー」
ユニコーンより外へ。
内方軽く圧迫するだけでスイッと動きました。
安定した輪乗りです。
指導員「C点側。いきましょう。駈歩用意!」
グーッとガジュマルが力を溜めているのが分かります。あ、駈歩輪乗りやってくれる!
🐴「ここまで来てサボらないよ😤」
指導員「駈歩進めー!」
内方脹脛でサッと発進。ちょうどC点前から。
そのまま綺麗に輪線上へ。詰めた駈歩でリズム良く行きます。
駈歩になるとまた輪乗りが小さくなっているので、少し外へ。軽い内方脚で外に出てくれますが、腰が振られて思ったより大きくなりかける。すぐに外方脚を引いて腰を支えると安定しました。
順調にメリーゴーランド。ただ途中から短蹄跡側で少しのめって速くなろうとし始めました。
のめると言っても、まぁ比べたらのめってるかなぁくらいののめり。
でも気になるので起きろー起きろーと脚で起こしに掛かります。
ところが起きてくるのが半周後……。扶助が残ってるやつー。
違うねーん。そっちは起きてるねーん。そっちはリズムもいいねーん。
短蹄跡側だよー。ちょっと余裕出来てきて蹄跡じゃーんって速くなろうとしてるでしょー。
ガッちゃん、ここだけだよー!となんとか起こしに掛かろうと数周……。
うーーん、微妙だなぁ。まぁちょっとはマシだけ……
ドドドッ、ガッ!!
🐴「ブフフンッ!!!!!」
あっ、やばい
躓いた!!!!ガジュマル!!!!
と思った時には、地面が見えてました。
下に馬がいない。視界の左端に、ガジュマルの首がーーーー。
あーーーー、だめだーーーー。落ちるーーーー!!
🐴「落ちないで!起きてー!!」
すぽっ。……あれ?
鞍に戻ってきた!?
なんとか鞍に残っていた下半身を、ガジュマルが起きる動作で持ち上げてくれたようでした。
気付くと停まってこちらを振り返るガジュマルが……。
🐴「大丈夫だった!?」
大丈夫だった!!なんとか!!
ごめんね、ガジュマル!のめってたの、起こせなかったからだよね😢
すぐに後ろのマサムネの方から「大丈夫!?」と。ユニコーンの方から「よく戻ってきた!良かった!」と。
み、皆さん優しい😭😭😭
ピカイチの方からも、あとから「ヒヤッとしたよ!ドドドッて、凄い音がして😰本当に無事で良かった!」と声をかけて頂きました。
部班全体が巻き込まれなくてよかったです……。
あと何よりガジュマルが無事でよかった。
見ていた方から聞いたところ、思いっきり躓いたそうです。ガジュマルは躓く時は転ける勢いで躓くんだそうで……。
うおーー、気をつけよう。人馬転なんて洒落にならんよー。
運が良かっただけで危機一髪でした。
危ないし、脚元も不安だからもう中に入ってよう、と輪乗りの真ん中へ入れさせてもらいました。
時間を見るともうすぐお開き。最後の最後でやっちゃった……。
残り数周の輪乗りを見つめながらガジュマルの首を撫でていると、時々こちらを見返してくれました。
ガジュマルは至って冷静な様子。特に躓いてテンションが上がった訳でもなさそうで。
クールダウンで常歩、蹄跡行進が始まったので促すとゆっくり適当なところへ入ってくれました。
特に変な歩様でもなく、レッスンは終了。
口籠を付けにきた指導員と会話。
指導員「めちゃくちゃ躓いてましたね」
😫「短蹄跡でのめってきてたの分かってたんですが……、起こせず……」
指導員「短蹄跡あるあるのやつですね」
やっぱあるあるなんだ😅
蹄跡あったら速くなりたがるのは当然か。
間45分あるので一旦馬房へ。
ちょうどペレットが配られるところでした。
ペレット手押し車を前に大興奮しているお隣のトロイさんから「うおおおおおおお」と馬房越しにめちゃくちゃ噛みつかれる😅どういう感情なのよそれ😂
ガジュマルは無視してそそくさ飼い葉桶へGO。口籠外すとモッシャモッシャ食べてはります。
ガジュマル、ありがとう。バイバーイ。
グータッチしよ〜。
🐴「ばいばーい」鼻ちょん
ガッちゃん、なんだかんだ優しいよね。
なんか、今日は濃かったな……。1レッスンが。
とりあえず生きて帰ってこれたのでヨシ!