配馬を確認してびっくり。

ついに当たりました。






カノン




ずっと乗ってみたかった競技馬くんです。

たまに他のレッスンで一緒になることはあったんですが、このレッスンでは初めて見たかもしれません。あと普段はずっと上のクラスで頑張ってる子のはず。指導員変更あったからか?


さてさて、今まで同じレッスンになった時はそれはそれは乗り手が難儀しているのを見かけました。

号令で止まる。前に出ない。中央線で止まる。さらに号令で止まる。もひとつおまけに速歩してるのに急停止する。で、挙句は中に入ってゴネゴネ。

45分間、中で不動というのも何度か見かけました。中に入らなくても突然、虚無になって止まるなんてこともあるある。

🙂🫥」この突然やって来る虚無顔。はたから見てるとちょっと面白かったり。

でも自分が乗ってそうなったら……、と考えつつ、いざ洗い場で対面。



洗い場でも行儀悪そうな雰囲気。横に入るのはOKだけど、裏堀しようとするとエアバックベストに噛みつかれました。一応、叱りました。噛みつきまではしなくなったものの、噛む真似はするし足は頑なに上げません。

まぁはじめましてだしね……。なんなら馬房から出すの忘れられてて、レッスン開始まで10分切ってるし。

スタッフさんバタバタでヘルプを頼める雰囲気でもないのでもう馬装しました。

馬装はあっさり。馬銜も自分から咥えてくれる。良い子じゃん……



馬場に降りて騎乗。遅れたかと思ったけどそんなことなく、馬場入りはむしろ一番。乗る時にバックしてるところ見た気がしたけど、そんなこともなく。

蹄跡にはすぐ出てくれました。見た感じの通り、重そうな雰囲気。でも拍車を軽く当てると耳を絞って頭を上げる(過剰な反応)ので、なるべく当てない方向&騎座で推進します。

馬場は水溜りこそないものの、ややぬかるみ気味。隅角あたりの蹄跡があやふやです。

隅角通過。あっさり。というか内方脚に反応して外の馬銜に乗りながら綺麗に横運動ぽい動きで回ってくれます。お手本みたいな弓形の馬体。さ、さすが競技馬……

🐴「あのさぁ……、隅角はただ深く回ればいいと思ってるでしょ」

す、すみません。思ってました。

この時ふと頭をよぎったのは斜め横脚の動き。

あれも隅角通過と似てるというか、隅角でやってることをもっとハッキリさせると斜め横脚の運動になるよね、っていうことなんでしょうね。たぶん。



そうこうしてるうちに参加馬匹が出揃いました。

指導員変更があったのでいつもの半数くらい。

少ないのとやや重いのとで、カノンが先頭。

カノンって……、先頭出来るのか!!?

🐴「出来るわ!!!失礼な!!」

出来るそうです。すみませんでした。

途中、輪乗りの説明やら馬場の名称やらの説明が入り常歩が長くなったため、よく分からんこれ何の時間????と一度だけ虚無られました。

グッと推進。速歩でショートカット入れて、それで特にあとは何も無し。ここはさすがに拍車使いました。



常歩中、先頭なのを良いことに色々推進求めてみたら途中から馬銜に出てくるように。

出てきたら出てきたで、なかなかのパワー系ということが判明。体幹で耐えないと持ってかれそう……

でもまだまだ、カノンはなんとなくで動いてる感じ。

速歩号令。飽きてきてた分、扶助入れるとさっさと速歩。号令で止まる気配はありません。

すぐにまた常歩、でそのままカノン先頭でA点側輪乗り。

怪しいな。左が固い雰囲気あるぞ。と思いながらA点通り過ぎたところで「速歩で輪乗りしてください」と。

え、そうなの。常歩で輪乗りなしなのか……!?と焦る。速歩はすぐ出る。でも中途半端な推進。

駄目だ。これは肩から逃げる。と、行き過ぎる前に一旦停止。すぐに指導員から後ろの方が輪乗り出来ないので、と言われ、一旦は蹄跡をそのまま少しだけ進む。

しかし、それでぼっちで立ちんぼなんてさせませんよ。カノンさん、戻ろう。と強めに推進。

ちょっとモジモジした後、輪乗りに入ってくれました。

前の二頭は輪乗りが小さく、目安に置かれたブロックの位置まで出られない様子。当然放っておくとカノンも同じ軌跡を行こうとするので、内方脚、外方コンタクトで押し出します。

マサムネの時はこれがなかなか上手く行きませんでしたが、カノンはバッチリ反応。大きく外へ。速歩の反動は大きいですが、四肢の動きが分かりやすくて柔らかさもあるので良い。

途中、3回ほど前の2頭が突然輪乗りから外れて蹄跡直進し、C点側輪乗りに合流することがあり、ついて行かせまいとしてモジモジ……がありましたが、なんとか輪乗り継続してくれました。

最後は蹄跡に戻ってクールダウンして終了。

カノンの調子が良かったんですかね。想像してたほどのてんやわんやはなく、また乗りたいなぁという感想で終わりました。







カノンは手入れ。ということで脚を洗おうとしたら前蹴りガツン。本気ではない様子で全然痛くなかった。けど軽く叱る。そんなことしながら耳絞ってないところが確信犯だねキミ😎

めーちゃくちゃ嫌そうでしたが、いざ脚を洗い始めると大人しくなりました。後肢は「上げるのめんどくさいんで……」とばかりに、蹄裏を見せてこられる。そのまま裏掘らせてもらって、洗って乾かして馬房へお帰り。

帰ってすぐに隣のライナーと馬房越しに蹴り合うという喧嘩をはじめて、「無口取らせて〜〜!💦」とヒヤヒヤするのでした。