<<第三話 記念すべき初勝利へ


初勝利を上げた木幡。


このときの高揚感はなんともいえないものであった。


あえて言えば、、、、、、童貞喪失した時に近い感覚!?


いや、さすがそこまでの快感&感動はなかったか(笑)


でも、本当に嬉しかった。


そしてテイエムオペラオーの快進撃がここから始まる!


と木幡は思ったが、そう甘くはなかった。



その後も頑張ってプレイしてみるも、2着が最高で、2勝目が非常に遠かった。



結局その日は1勝で終わってしまった。





引いたカードを片っ端から登録していた訳で、デッキの構成なんて全然考えてない初心者木幡。



そんな木幡のデッキに入っているのは「GRテイエムオペラオー、ステイゴールド、タイガーカフェ、オースミダイドウ、タイキリオン、チャクラ、ウイングアロー、ディープサマー、エイシンドーバー、スイープトウショウ、ゴールドアリュール、エイシンプレストン、マンハッタンカフェ、ペールギュント、ヒシミラクル」

見事に何も考えずにできあがったデッキ感が丸出しである。


「これで約4000円も使ったのかー。」


「結構色々な馬のカードが手に入ったなー。」


「エイシンドーバーが居るのは、嬉しいなー!!」


「能力の高い馬が結構居るしなー。っていうか、プレストンとスイープトウショウは凄い強そうだなー。」



「っていうか、キングヘイローのキラキラカード出てこなかったなー!!!!」



キングヘイローバカで、すいません。。。。






大事なゲームのプレイ方法については、


アクションボタンの使い方はそれなりに分かった気がする。


とりあえず、直線に入ったら連打!!!!!!


ひたすら連打!!!!!!


バテたら終了!!!!!


そして増えるカードに、飛んでいく200円。。。。


手元にある20枚弱のカード。




「思ったよりお金を食うゲームなのね。。。」


「こりゃ定期預金崩した方がいい???それはねぇか。。。。」



とりあえず、初勝利というだけで木幡としては満足だった。


そして、木幡はゲーセンを後にした。。。。




帰宅後、競馬友達からメール。


「明日のヴィクトリアマイルはウオッカ蹴るでしょ?何から買うの?エイジアン?それとも、ピンカメ?」


「ウオッカ来ても2着までかね。勝つのはきっと、、、ニシノマナムスメ。エイジアンウインズも怖いけど、府中であの先行策が通用するとは思えないからね。だから、3連単の3着までだね、買えても。なら、追い込んだブルーメンブラッドの方が、今の府中なら向いてるかもしれないから、オススメ。」


という訳で、IPATでニシノマナムスメの単5000円と1頭軸にして3連単を10000円ほど購入。



結果は、エイジアンが直線外からの伸びるウオッカの追込を凌いで、初のG1戴冠。


木幡がヒモに選んだ馬3頭による1,2,3、


そして軸馬は5着という見事なタテ目決着。



ふてくされた木幡は再びゲーセンに足を運び、ホースライダーズをプレイ。


今回はなんと満席!と言うことで空き台が出るまで、他の方のプレイを見ることに。。。




すると、スペシャルウイークが2頭、ハーツクライが2頭、という、何故か同じ馬が2頭もデッキ内に居る人を発見。


ちなみにその方はLv30くらいでグランドジョッキークラスという人でした。


全国大会をプレイしているようで、レースに出す馬は基本的にはスペシャルウィークかハーツクライ。後は、店内対戦で飛ばしてました。


ここで木幡は気付いた。



「店内対戦って、そーやって使うのね!!!!」



木幡はLvが上がった。


200円で2回プレイ事&店内対戦でレース飛ばしという技をマスターした。





当時はレース番組表も現在のモノとはだいぶ異なり、出走できるのは決められた1レースで、1年のサイクルをまわすのに約6時間という頃でした。また、シングルレースなど存在していなく、店舗内対戦は決められた10レースを順番に走らせるものでした。





グランドジョッキー何とかの方のレースを見ると、、、、、驚きのスペシャルウィークが4頭出走のハーツクライ2頭出走です。



「同じ馬の対決あるんだ!!!」




勝ったのは最内から逃げたハーツクライ。





っていうか、全員逃げってどー言うことだよw



やはり逃げが強いのか。。。



結局、空き台が出そうもないので、木幡はこの日は諦めて帰宅。



ちょっとインターネットで勉強をして見ることにした。





>>第五話 自在最強、、、、、そーいうことね。 へ続く