歳だからとか、生まれつきだからとか
あなたは美肌を諦めていませんか？
本来の素肌で
自信を持って生きる女性を増やしたい。
59歳“すっぴん”
サンキュー馬油の岡田恵子です。
馬油美容家 岡田恵子プロフィール
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我が家には 可愛いお雛様がいます。
小さくてふくよかで優しいお顔のお雛様、
結婚したての頃に住んだマンションに
ちょうどよいサイズのお雛様セット。
昨年亡くなった父が、私の娘にと、買ってくれた
お雛様です。
母を早くに亡くした私は、
結婚する時 お嫁いり道具に、
何を揃えたらよいかわからず、
お嫁いりしたくや花嫁衣装をお母様と一緒に
したくしている母娘を羨ましく見ていました。
当時 主人は大阪勤務で、私は広島にいて、
そんなにしょっちゅう会う事ができず、
若い二人が住むマンションには、
たくさんの荷物はおけないので、
その当時、はやっていたブランドの食器セットと
日常使う物を数点揃えただけ。
後は 必要になったら買ってもらう約束で、
お嫁いり…。
仕事人間だった父は、
お金は払うけど、相談には乗ってくれず、
一人で選ぶ嫁いりしたくに、
母の事が恋しく、せつなかった思い出があります。
だから、娘が授かった時は、
とてもうれしかったし、
初めてのお雛様は、どうしても揃えたかったのです。
子供の頃に、母が毎年飾ってくれた、
雛飾りの楽しい思い出もありました。
結婚後は、いつも 仕事で忙しい父にたのんでまで、
買ってほしい…と言えず、初めて、
「娘のために可愛いお雛様がほしいのだけど…」と、
父に相談すると、めずらしく東京まで来てくれて
百貨店のお雛様コーナーで、一緒に行って
買ってくれました。
朝早く出かけて夜遅くまで仕事をする、
仕事人間の父との大切な思い出の品です。
買い物に付き合ってくれるなんて、
今 思い返してもびっくりな出来事です。
その後 気難しい父は、なぜか、
私の娘と、気があい、とても可愛いがってくれて、
気がつくと娘は、いつも父のそばにいて、
大のおじいちゃん子に育っていました。
おじいちゃん大好きの娘は、父の骨をペンダントに入れて肌身離さず、毎朝、おじちゃんおばあちゃんに手を合わせています。
両親が他界すると、
ぽっかり穴があいたような切なさが襲ってきます。
可愛いお雛様は、私を包み込むように、
優しく微笑んで、父や母の愛を、
思いださせてくれます。
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