恐怖の車窓から
『テラー・トレイン(1980)』
卒業間近の医学生たちによる観光列車を貸しきっての仮装パーティ
マジックショーなどの余興もあり車内は大いに盛り上がっていた
エレイナたちもパーティを楽しんでいたが、その影で彼女たちの命を狙う者がいた
次々と襲われる学生たち
いったい誰が何のために惨劇を繰り返しているのか・・・
あまり有名ではないけど、なかなか面白い
いわゆる学園ホラーなので学生たちの恋愛ストーリーを交えつつ殺人事件が繰り広げられる王道パターン
舞台が逃げ場のない走る列車の中という設定がいい緊張感を生み、さらに皆仮装をしているのでいったい犯人は誰なのかという推理ものとしても楽しめる
主演のジェイミー・リー・カーティスは期待通りの雄叫び悲鳴をあげながら殺人鬼に追い詰められる
↓友人の子の方が可愛いんじゃねとか言ってはいけない
その子の横にいるのが小憎らしくずる賢いリーダー的な役を演じたハート・ボックナー
その後『ダイ・ハード』に出演しているが・・・
↑やっぱり小憎らしい役だったwww
ラストに犯人が明かされるシーンは「やられた~~~~」と思わず口に出そうなくらいお見事だ
お見事といえば、マジシャン役で若かりし日のデヴィッド・カッパーフィールドが様々なイリュージョンを見せてくれる
このマジックが単なる繋ぎのシーンではなくラストの伏線にもなっているのがうまい
いや~多くのホラー映画の中に埋もれてしまっているのがもったいないくらいの逸品です
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『テラー・トレイン』(1980年/カナダ)
監督:ロジャー・スポティスウッド
脚本:T・Y・ドレイク
キャスト:ジェイミー・リー・カーティス/ベン・ジョンソン/ハート・ボックナー 他