「コーヒープリンス1号店」

コ・ウンチャン(ユン・ウネ)は亡くなった父の代わりに家計を支える勤労少女。それなのに失業。ある日知り合った御曹司ハンギョル(コン・ユ)に男と思い込まれ、イケメンしか雇わないカフェ「コーヒープリンス」に採用され、男のフリをし続けることになる。

コ・ウンチャン:ユン・ウネ コーヒープリンス店員
チェ・ハンギョル:コン・ユ コーヒープリンスオーナー
チェ・ハンソン:イ・ソンギュン ハンギョルの従兄、放送音楽家
ハン・ユジュ:チェ・ジョンアン ハンソンの元恋人、画家
ノ・ソンギ:キム・ジェウク コーヒープリンス店員
ファン・ミニョプ:イ・オン コーヒープリンス店員
チン・ハリム:キム・ドンウク コーヒープリンス店員
ホン・ゲシク:キム・チャンワン コーヒープリンスオーナー

当時一度見てるドラマなので、わざわざ買わなくても良いかな?と思ってましたが結局廉価版出てたので購入。
メインのハンギョルとウンチャンのカップルとハンソンとユジュの大人カップルの2組の恋愛模様がメインなので、プリンス三人衆はそ話の筋にはあまり関係がなく。
でもミニョプはウンチャンの妹の下僕なのでちょいちょい絡みます。
このウンチャンの妹のキャラがほんとにウザイというか腹が立つので昔は嫌いだったんですが、今も嫌いでした(笑)
すごく不思議なんですが、韓国のドラマでは性格の悪い女が幸せになりがちじゃない?
ひどいことを言ったりわめいたりする女性を魅力的と思う文化なのかな?

ユジュについてもだから綺麗な人だけどどうしてもハンソンもハンギョルもユジュに執着する理由が分からなくて当時。
浮気相手に本気になって出ていったのに別れて戻ってきて、ハンソンが他の女の子(ウンチャン)に心が揺れたのをどうしても許せないとキレるユジュってどうなのよってドン引きしたんですけど昔(笑)
彼女には彼女の言い分があるのは分かった(当時はきっと早送りしたんだな(笑))

あと男だと思ってた相手を苦悩した挙句男でも愛してしまったと認めるくらい懐が深かったら実は女だったと知ってキレるなよハンギョルって(笑)
それは今もそう思う(笑)

私にとってのコヒプリはあの二組のCPの恋模様ではなく、コーヒープリンス1号店の中の人間模様だったのかも。
かっこいいオーナー(ハンギョル)と偏屈だけど美味しいコーヒーを淹れるゲシクおじさんにタイプの違う4人のプリンス(一人は女だけれども)とあの店の雰囲気。
あれはまさしくひと夏の青春の形だった。

ハンギョル役のコン・ユさんは色々な作品にでてらっしゃるのですが、トッケビの演技が好き。
コヒプリは演技という意味で抜きんでてる人がいるとしたらばあちゃんかな?(笑)
プリンスの一人、ハリム(ゲストのファピョンのドンウクさん)は見た目特別プリンス感ないんですけど(笑)
でもフットワークが軽くてチャラくて女の子好きでナンパ上手。
彼の結末がプリンスの中では一番好きかも。
当時はあんまり注目してみてなかったから意外に良くてびっくりした(笑)

ジェウクさんのソンギはここから語るよ?(笑)
最初にワッフルを売る屋台の人として画面に出た瞬間から、はい来たこれもう顔が天才って思った(笑)
本当にこの世で私が好きな顔の正解がここで提示されちゃったし。
髪が長くてぎゅっと縛っててもなんせ顔がいいから丸出しになればなるほど美しい。
髪がフェイスラインにかかってたら装飾品のようでまた美しい。
真っ黒のマニキュアで痩身(腰のラインが細い!)で態度が生意気(笑)

モデルとしてお仕事してたジェウクさんは日本のロックとかビジュアル系的な影響を受けててそんな恰好してて。
そのまんまオーディションに行って受かったんだけど、後日監督に参加者の中で一番生意気そうで良かったって言われてた(笑)
ボソッと日本語話すところもミステリアスで、日本人だと思われた方もいたようです。
子持ちの日本人を追いかけてきたという設定で、それは結末としてはハリムみたいなことにはならなかったんだけど。
その恋模様よりも、コヒプリの中で一人高みの見物みたいな立ち位置だったソンギが徐々に同僚たちのジェットコースターのような毎日に寄り添うようになるんですね。
誰かの思いに一喜一憂していくうちにすごく人間らしく見えてきて余計魅力的になる。

ウンチャンに対しては実は割ともともと優しめだったきがする。
女と気付いてたわけでもなかったけど、ハリムのようにぐいぐい距離を詰められそうなタイプを敬遠してたしミニョプを馬鹿だと思ってたからかな?(笑)
男でも女でも関係ない意外にフレキシブルな感性の子の役。
だからこそ子持ちで当時は人妻で失踪するような年上女のために何もかも捨ててしまえる。
脚本の人なのか監督なのか人物設定がちゃんとしてたなと思う。

ただミニョプもハリムもソンギも、それぞれの恋は物語に直接影響は与えなくて。
それがちょっと残念だったかなと思う。
面白いなと思ったのは、男の振りをしてたウンチャンにハリムは激怒するんですよ。
それで言わなくていいことを言っちゃうんですが。
ミニョプはまぁ置いといて、ソンギは男か女かが重要じゃないと思ってて。
でもそれを第三者が伝えるべきでないというスタンス。
そこがすごく素敵だなと思うソンギの見た目は確かに好きだけど、筋が通ってて好き。
コヒプリそのものというか全体としての話はどうかな?
私はそんなに傑作だった感はないんですけど、多くのファンが今もコヒプリの名前を挙げるくらい印象的な作品ではありました確かに。


そしてそれを証明するようにコヒプリの同窓会という放送が今年9月10月の2週にまたがって韓国でありました。
かなり話題になってて、日本語の訳を付けてくれる動画がアップされるのをひたすら楽しみに待ってた。
出演者や監督へのインタビューをまとめたドキュメンタリーとしての放送で(というのも後で翻訳されてから知った(笑))
後日談みたいなドラマなのかとちょっと思ってたのだけど、まぁそうかみんな売れっ子だものね(笑)

コロナの影響がなかったら全員集合しての収録だったんだろうけれど、結局それぞれ一人ずつのバージョンと、「コン・ユとユン・ウネ」・「イ・ソンギュンとチュ・ジョンアン」・「キム・ドンウクとキム・ジェウク」の2人1組バージョンを3つ撮って編集という形になりました。
予告編もいくつかのパターンが流れてた。

残念なのはミニョプ役のイ・オンさんがコヒプリの1年後に交通事故で亡くなられてしまって参加できなかったこと。
ミニョプはちょっと情けない男でしたけど、実際のイ・オンさんは元スポーツ選手できちんとした方。
今もご存命だったらきっといい俳優になられてたと思います。
その彼の命日である8/21に収録したドンウクさんとジェウクさん。
ジェウクさん単独のインタビュー映像の予告編はもちろん韓国語しかないので意味は全然分からないのに、すごく切ない映像でした。
イ・オンさんの話をしようとしたら急にザーと大雨になって。
音をたどるように天を見上げて、雨ですねと。
そのまましゃべらなくてインタビューをストップしてしばらく雨音を聞いていたそうです。
その気持ち、本当に分かる。

のちにいろんな日本語訳付きのを見て、イ・オンさんとは事務所が同じ直属の先輩にあたること。
体育会系の方で上下関係に厳しく、特に同じ事務所の後輩だったこともあってジェウクにとって一番厳しい先輩でもあったようです。
昔の映像を見ながら思い出話をするのですが、VTRを見ると覚えてるままのイ・オンさんがパッと出てきて・・26?27?くらいの・・・とまた言葉が出なくなる。
厳しいという言葉を、嫌な先輩という意味で使っていないのが伝わります。
果敢に後悔なく挑む人だったとも評してました。

ドンウクさんとの2人インタビューの時にもイ・オンさんの話題になります。
事故死されたということをドンウクさんに伝えたのはジェウクさん。
冗談だと思ったようですこいつ酒飲んでるなと。
その当時のことをそうだっけ?あぁそうかそうだったねと、時に笑顔を交えて話せるようにようやくなったんだなと伝わりました。

コン・ユさんは逆にまだ涙が溢れます。
韓国の男性には兵役という逃れられない拘束期間があるので、その最中に知らされたせいもあるのでしょうか。
棺の前でジェウクと気が狂ったように泣いたと思い返してました。
ドンウクさんは当時地方で撮影中ですぐに戻れなかったのかな?
コン・ユさんが戻られてジェウクさん一人じゃなかったんだなと今になって。
イ・オンさんの話をするとき、芸名と役名と本名を言ったジェウクさん。
親しい先輩だったんだな3人分だったんだなと。

放送自体は当時の映像を見て恥ずかしがったり思い返したりがメイン。
他の2カップルはラブシーンとかあるんですけど、ドンウクさんとジェウクさんには無縁だったので(笑)
当時の文句を言うたり肌が綺麗だとキスシーンを無視してコメントしたり(笑)
あとドンウクさんが当時は純粋な目をしてた今はセクシーだけどって言い張るのを、否定せずに、セク・・純粋だったねって肯定してあげたりしてて可愛かった(笑)
時にドンウクさんを甘やかすジェウクさんですが、番宣コメントを撮るときは逆でした。

コメント撮りスタートの時からもうちょっと笑ってたジェウクさん。
次のセリフをいうドンウクさんが笑ってNG。
自分が笑ったせいみたいに言われて、なんで笑って言ったらダメなんだと(笑)
そうだね笑って言ってもいいねとすぐ肯定して機嫌を取ってくれるドンウクさんありがとう(笑)
2テイク目は是非ご覧ください的なセリフで違うことをいう二人(笑)
ドンウクさんが視聴くださいと言い張り、そっちにすることに。
3テイク目でOKが出たですけど、やっぱり笑う二人。
ジェウクさんの右手に手を乗せるドンウクさん、その甲をペチンって叩くジェウクさん(笑)
気安い友達だというのが分かって大好きなシーンです。

メイキングのようなものも後で流れてきてました。
ケーキを食べておいしかったのか一口分フォークで刺してそのままドンウクさんにあーんと。
それを拒否してトイレまで逃げるドンウクさん追うジェウクさん(笑)
昔確か逆のシチュエーションでジェウクさんが絶対口を開けない動画見たことあるな(笑)
8月なので暑かったのか、途中城の肌着になる二人。
下着のおっさんの画にならないのがすごいよねかっこいい(笑)
でもその上に着せられた服がガウンみたいで。
ジェウクさんの衣装って誰が決めたのか知りたいわ(笑)

客ザゲストの撮影の時も二人でこんな風にお団子みたいにくっついたり触ったり楽しそうでしたね(笑)
ジェウクさんはそう見えにくいですがとても人との距離が近いんだと思うんですよね気を許すと。
完全なる異性愛者なので誤解されがちですが、そういう目で見ない相手だと信頼しすぎて逆に怪しく見えるジレンマ(笑)
何にせよ、ジェウクさんが信頼できる相手はみんな好き(笑)
コヒプリの同窓会は出来れば日本語訳付きの完全版として日本でも発売いただきたいものです。
しかしコヒプリ時期のジェウクさんの画像や動画は今見ても本当に衝撃的に顔がいい(笑)