牡羊座を説明する項目に「リーダーシップ」とあったりするが、違うと思う。
私含め、牡羊座の人はたいてい同じことをいう。
人を率いているつもりは一切ない。
牡羊座の段階では(牡羊座は12サインの1番目)他者という概念がまだない。
気づいたら動いているところがあるので、人を率いるどころではない。
以前、牡羊座に3つの個人天体をもつ仲間が言っていたことだけれど、
自分は突っ走っているだけ。
気が付いたら後から人が、ついてきていることはあると。
正にこれだな、と思う。
牡羊座本人は、自分の気持ちが赴くまま、突っ走っているだけ。
でも、傍からみると、率いているように見えるのかもしれない、先頭走っているから。
それを牡羊座ではない人が、牡羊座は「リーダーシップ」を持つと表現するのではないだろうか。
小学生低学年の頃、私には変な癖があった。
休み時間、教室の外の廊下で友達数人と話している時に、私の横を誰かが駆け抜けるとする。
すると、なぜか一緒に走り出してしまう癖があった。
未だにどうしてかわからない。
走ろうと思って走っているのではなく、本能的に走っちゃう感じ。
一緒に話していた友人は、突如走り出す私に驚きつつも追いかけてきて、
「え、どうしたの?何?何で走るの?」と。
そこで、はっと我に返り突然止まる。
あれ、なんで走っているんだろう?
友人たちは、私の回答にぶーぶー文句を言う。
(ついてきてなんて言ってないんだよなぁ・・・と内心思いつつ、エヘヘごめーんと素直に謝る。)
低学年の頃は何度もやってしまい、友人たちも何度も走っていた。
これに近いのではないかと思う。
この癖は治ったけれど、違った形で表れている。
目の前に道があると、歩き出してしまうのだ。
旅行先では、トラブルを呼ぶ。
何も考えずに意気揚々と歩き始めてしまい、友人たちはついてくる。
少しすると冷静な友人が「え、こっちの方向、違ってない?」と気づく。
私は悪気もなく、「あ、そお?ごめーん、みんながついてきてるから、あってるのかと思ったよ」。
方向わからないのに自信満々に歩くなと注意を受ける。
でも、うっかりついてきてしまったのも友人なのだ。
子供も大人も、牡羊座の勢いに、思わずつられるのではないだろうか。
牡羊座は考える前に動き出す。
傍から見たらリーダーシップを取っているように見える。
実情は違うといった、些細な例です。
意識して、勢いをビジネスなどに落とし込めたなら、「リーダーシップ」と言えるのかもしれません。
私には到底無理ですが。
せめて、方向がわからないのに自信満々に歩いて友人を惑わせないよう意識だけはしようと思う。