昨日に引き続き、日本の暮らしからアメリカの暮らしになったことで、気持ちや行動にどのような変化があったのか。
占星術で読み取れるのかを、ＩＣ－ＭＣラインで検証してみます。
まずＩＣです。
ＩＣのサインは行動様式として現れます。
牡羊座から蟹座になったことで、どう変化したのでしょうか。
日本では「とりあえずやってみよう（牡羊座）」だったものの、
アメリカで暮らすようになってからは恐怖心や「どうせ自分なんて精神」が上回る。
「とりあえずやってみよう」精神は薄まっている。
「安心・安全のための行動（蟹座）」をとるように変化した。
確実に得られること、確実にできることを選ぶようになったとのこと。
彼女が表現した「確実に得られること」というのは、リロケーションすると土星がICにくる影響もあるのではないかと思います。
ここは、彼女自身がはっきりと行動が変化したと感じている部分で、ホロスコープにも変化が色濃く出ているのが興味深いです。
とにかくアピールしていく文化の中で、英語を母国語とする人たちと同じ土俵で、10年以上競い合っていることに、すごいなぁ・・・と素直に思います。元々彼女はグイグイ前に出て行くタイプではありませんが、臨機応変に軽やかに立ち回っていく双子座太陽らしさを発揮して、ネイティブたちと渡り合っているのだろうと思います。
次は、MC（社会的に目指すところ）です。
サインは天秤座から山羊座になっています。
誰もが認めるような地位を得るという価値観に変化したのかというと、
日本にいるときは全く思わなかったものの、アメリカで暮らすようになってからはっきり変化したそう。
アメリカの大企業で働く＝地位だと思うし、そういう自分に誇りを持つことがある、とのこと。
これは、すごく山羊座っぽいなと思います。
アメリカの大企業は世界の大企業と言えるし、世界中の誰もが知っているという点で、ステイタス抜群です。
日本でも上に立つ人になりたいという向上心はあったかもしれないと付け加えていましたが、
彼女の出生図のMCに冥王星がいるので、これまた納得です。
ICMCラインは、追加ではなく、はっきり「変化」と本人が意識しているのが興味深いです。
アメリカで確固たる地盤を築き、ステイタスを得るという彼女の変化が、出生図とリロケーションチャートの比較からも読み取れます。
本当に不思議で、面白いツールだと思います。