西洋占星術の7ハウスは、自分の目の前の人、自分以外の他者全員を表します。
他者がいることで初めて、自分を認識することができます。
人との関係で出来上がる自分というか、人を通して知る自分。
7ハウスの対極に位置する1ハウスは自分自身や自我を表します。
1ハウスの自分自身は、自分が自分だと思う自分、主観的な自分、思いこみの自分といってもいいかもしれません。
こうした自分はいくらか当たっているかもしれませんが、全てではないでしょう。
自分が自分を決して見ることができないのと同じです。
自分の姿は、鏡や、なんらかの媒体を通してしか見ることはできません。
この媒体が他者です。
つまり、他者から見た自分、他者が考える自分、他者を通して初めて客観的な自分を知ることができる。
7ハウスを見ることで、どういう人と関わるのかが分かります。
人は生まれてから、様々な人と出会います。
出会った人全員と親しくなるわけではありません。
仲良くなったり、深く関わることになるのは出会った人達の一部です。
何等かのフィルターがかかっているわけです。
あなたが人生で関わる人は(仲良くなる人、友人、パートナーなど)、
7ハウスカスプのサインの要素を持つ人たちです。
そのサインの人ではなく、あくまでもそのサインの要素を持つ人です。
7ハウスカスプ牡羊座の場合、人生で関わる人はどんな人たちか。
行動的で、素直(単純)で、裏表がなく、自発的で勢いがあり、生命力あふれる、
といった要素を持つ人な気がします。
全てとは言わずとも、これらの要素があります。
こういう人たちが周りにいるから、自分も感化されるのかもしれない。
(周りのみんなほど元気はないけど)
類は友を呼ぶというのは、こういうことでもあるのかもしれません。
最後に。
7ハウスのカスプルーラーの飛ぶ先で、
出会いの場やどういう分野でご縁があるか分かるという話ですが、
果たして本当なのだろうか。
当たっていたのは59%、違っていたのが41%でした。微妙・・・
この数字をどうみるか・・・。
今後も検証を続けたいと思います。