占星術を学びはじめた方、興味のある方へ。
占星術を学び始めた頃、天体とサインの働きの違いがいまいちわかりませんでした。
本をちゃんと読むと、天体が大事だということが書いてあるのにかかわらず、
魚座とか射手座などの方が、冥王星だの土星だのより親近感もあり。
まぁ読み飛ばしていた感じでサインの方に重点をおいていました。
天体とサインについて、色々な本にはこんな風に説明されています。
-天体は動的、サインは静的
-天体は実働部隊、サインは心理的イメージ
-天体は時間、サインは空間、
-天体は力、サインは形
-天体は主語と動詞、サインは形容詞や副詞
-天体は人物、サインは衣装
私には上記の内容がなかなかわかりませんでした。
今もクリアに説明できませんが、「天体は人物、サインは衣装」で説明してみます。
たとえば、サッカー日本代表と全く同じユニフォームを着ている人がいたとします。
サッカーに全く詳しくない人は、代表選手の顔も知りませんから、
「あ、サッカー好きなんだな」とは思うけど、実際の選手かどうかはわからないわけです。
サッカー大ファンのサポーターかもしれないし
サッカー選手役の俳優かもしれないし
その人が実際に試合でピッチを駆け回っていたら、選手なんだなと誰もが分かります。
実際に駆け回るのが天体、ユニフォームがサイン。
実際に動く天体が現実として現れるのです。
サインだけでの判断は危険という事がなんとなくイメージいただけたでしょうか。
もう少しわかりやすい例えが思いついたらまた書きますが、今はこれが限界です。
「何はともあれ、まずは天体」と、先生が繰り返す言葉が、私にすっかり定着してきたようです。
最後に、昔の人々は天体を神様の名前で呼んでいたそうです。
太陽:アポロン、アポロ
月:アルテミス、ディアナ
水星:ヘルメス、メルクリウス
金星:アフロディーテ、ウェヌス(ヴィナスはよく聞きますよね)
火星:アレス、マルス
木星:ゼウス、ユピテル
土星:クロノス、サトゥルヌス
天王星:ウラノス、ウラヌス
海王星:ポセイドン、ネプトゥヌス
冥王星:ハデス、プルトン
ホロスコープ上で、神々が動き回る。
擬人化された天体と考えると、天体=人物と考えるのは分かりやすいかもしれません。