今日は西洋占星術の冥王星の象意について、先日習ったことを含めてご紹介したいと思います。
冥王星の象意の一つとして、「根源的な変化」があります。
一番わかりやすい例は、インターネットではないかと思います。
運行している冥王星が射手座(より遠くへ、向上、広がる、知恵などを示します)にいた1995年~2008年頃、インターネット、携帯電話が普及しました。
Windows95が出た時、日本中大騒ぎになりましたよね。
当時のQ&Aに
Q:私の家の机はそれほど大きくなく、これ以上マウスを動かすことが不可能です。
壁を使って頑張っていますが限界があります。
その先にマウスを動かしたい時はどうしたらいいのでしょう。
みなさんの家はそんなに広いのでしょうか?
A:一度マウスを上げて動かしてください。
父と一緒に抱腹絶倒したことを覚えています。
今では信じられないかもしれませんが、こういうレベルでした。
その後、携帯電話を一人一台持つようになり、今やスマホを持っているのが普通になっています。
冥王星が射手座を運行していた時期にこうした変化が起きました。
インターネットやスマホは今やなくてはならないもので、それなしの生活に戻ることはできないでしょう。
冥王星の象意の「根源的な変化」というのは、こういった変化です。
師事している先生は、冥王星は「最大の拡大と発展の天体である」と言います。
インターネットのおかげで、誰もが自由にに情報や知識を得られる環境になり、
自身の世界が一気に広がり、これまで遠かった世界も身近になったのです。
弊害もあるものの、人間をより自由にしたかなと思います。
さて・・・
独学していた頃、冥王星の印象は、映画「ロード・オブ・ザ リング」の炎の目でした。
冥王星の欄には「死と再生」といつも書かれていて、「死」が9,「再生」が1くらいの認識でした。
冥王星は「抗えないもの」でもあるので私のイメージはあながち間違ってないような気もしますが、死から連想される恐れとはまた別の気持ちを先日の講座で抱きました。
運行中の冥王星が個人のホロスコープに影響する時期に自分の星の通りに生きていないと、
本人にとっては辛く感じる出来事が起きる、
そして、それによってその人にとってあるべき生き方に修正させられる。
星の通りに生きている人には何も起きない、あるいは、本人にとって辛く感じる出来事としては生じない。
つまり、冥王星とは、あるべき生き方をしていないとしていないということを知らせてくれる天体。
そんな天体であるのなら、恐れるものではないのかもしれない、と。