皆さんは、知ることや理解することについて、どのように考えていますか。
先日、西洋占星術講座で、水星と天王星についての話がありました。
「水星」は考えること、思考すること。
「天王星」は理解すること。
この二つはイコールではありません。
水星は考えることなので、答えが出なくてもいいわけですが
天王星は理解することなので、答えを得ることです。
両方のバランスがよければいいのですが、
理解した気になっていることは、私の人生の中ではとても多いです。
勘はいい方なのですが、「理解する」とはまた違うようです。
なんとなくキャッチまでは、しているのですが。
本当に理解できているのなら、言葉で人にも説明できるはずです。
たいてい、私は理解した気になっているだけなので、説明ができないのです。
理解できていないので、暫くするとキャッチしたものも自分の中から消えていきます。
残念なタイプです。
占星術を勉強し始めて「言語化」の重要性が身に染みてきます。
ホロスコープを見て、「こんな感じだろうな」と思ったとしても、言葉で説明しなくてはなりません。
自分が得た感覚をそのまま人に移すことはできないので、人に伝わる形にする必要があります。
私にとっての最大の課題であり、鍛錬していく部分です。
水星魚座だからなぁ・・・なんて言い訳していましたが、水星魚座でもクリアに言葉で上手に説明できる人を知っています。なので、やはり鍛錬でしょう。
昨日、「風が強く吹いている」について書きましたが、
登場人物の一人である走(かける)が感じたように、自分を知る(理解する)には、言葉が必要なのです。
言葉にするには、沢山の言葉を知る必要があります。
自分の中に100あっても、出せるのは10がせいぜいらしいです。
知ってはいても、使えない言葉、あるいは普段使わない言葉はありますよね。
まずはインプットし、そして自分が感じている事や考えた事を言葉にする。
この繰り返しをひたすらに継続していくことで、今よりもう少し自分や物事を知ることができるのかもしれません。