ホロッコのいろいろと振り返っちゃう方、ほり太です。

 

一週間前、2017年12月16日(土)に最終回を迎えた『ホロッコジャム』のことを、ずっと考えています。

 

※イラストレーターの死後くんが描いてくれたイラスト

 

奥さん扮する小津サブ郎というキャラクターのネタを、毎月40分~50分やり続けよう始めたこのライブ、今年の3月からスタートで計10回にて終了いたしました。図らずも用意したスタンプカードが丁度10回分、始めから決めていた訳ではなかったのですが、たまたま。

 

※こまり作成の消しゴムスタンプが彩るスタンプカード

 

お陰様で第1回から沢山のお客様にお越しいただき、夏までは毎月毎月お客様の数が増えていきました。そして一旦は落ち着くんですが、最終回では予約・前売りは完売となり、とても幸福な終わり方をしたライブでした。毎回、ご予約リストには“常連”と呼べるようなお馴染みの方々のお名前が並び、帰りのバッグは沢山の差し入れでパンパンになりました。小津さんとあんちゃん、または僕らホロッコ、もしくはその両方を応援してくれた皆様に大感謝です。

 

※最終回にいただいた大感激の差し入れの数々

 

そして、大成功に終わったこのライブの立役者(三人目のホロッコと僕らが勝手に呼んでいるの)が、作家のナツノカモくんです。カモくんがまだ別の名前で活動していた頃から、その才能・センスに惚れ込んでおりまして、彼が作家としての活動を始めた際には、いつか一緒にモノづくりをしようと密かに狙っておりました。で、『となりの小津さん 70分』という小津さんだけのライブをやるにあたり彼を作・演出で招聘、ライブを一段高い所に導いてくれたその力を見込んで、今回のプロジェクトに無くてはならない存在だと声を掛けたのです。毎回、カモくんが出してくる課題は、ある時は得意分野だったり有りネタの直しだったりと楽な場合もありましたが、全くの苦手分野や今までは意識しなかったような細かな部分を突き詰める作業だったりして、小津さんという物語をより深く、広く、拡張してくれたのです。元々裏設定として、「いつ出そうか、いつ出そうか」と準備していた小津さんのバックボーンも、カモくんに背中を押される形で物語に反映されていきました。ナツノカモくんにも大感謝です。

 

更に、初めは企画統括として、後に制作として入っていただいたワクサカソウヘイさんは、『ホロッコレクション』という、これまた大成功だったイベントの立役者で、今後の僕らの活動には欠かせない、とても優秀な方です。お客様に如何に訴えていくかという部分で、沢山助けていただきました。このライブのイメージイラストを、今乗りに乗っているイラストレーターの死後くんに依頼しようと提案してくれたのもワクサカさんでした(あのイラストからインスパイアされた部分も多く、「小津さんの世界はもっと自由な物なんだ」と気づかせてくれた死後くんにも大感謝です)。更には『ホロッコジャム』のポスターの作成や、物販にジャムを販売するという一見無謀に思えるチャレンジをしてくれたり、素晴らしい行動力で引っ張ってくれました。ワクサカさんにも大感謝です。

 

※最高に美味しかった物販のジャム

 

まだまだ沢山の方いらっしゃいます。『となりの小津さん』シリーズの主題歌とも言える『愛しの小津さん』という曲を作ってくれた鬱憤タメ子さん。とにかくこの曲のインパクトが素晴らしく、ずっと頭から離れないという方もいらっしゃったようです。『ホロッコレクション』では生演奏、『となりの小津さん 70分』では録音してくれた小津さんシリーズのBGMの担当と言えば、よよよ_ゐさんです。今回も、心に染み入る曲達の使用を、快く許可してくれました。宣伝美術の太田藍生さんとも『ホロコレ』からのお付き合い、今回も素晴らしいチラシを作ってくれました。音響照明はピン芸人のしまだだーよとTくん。しまだだーよには最終回の前説もお願いしました。ぼくらも忘れているようなホロッコエピソードトークが嬉しかった。Tくんはこの業界の人ではありません。他のお仕事をしている人なのに、毎月稽古場に顔を出してくれて、いろいろと意見をくれました。前半のネタコーナーに欠かせないめくり台を用意してくれたり、物販のジャムをワクサカさんと共に用意してくれたのも彼です(Tくんの実家は青果店なのです)。こまりの同級生で、主に受付を担当してくれたYは、精神面でも支えてくれました。気遣いしながらも、いろいろな提案をしてくれて、いつも僕らを応援してくれていました。構成作家の大澤紀佳さんは、勉強の為にとこのライブへの関わりを決めてくれたのですが、とても優秀な方でして、要領よくテキパキと裏の仕事やってくれて、逆にぼくらが勉強させてもらいました。舞台袖に待機し、机や椅子などの出し入れを担当してくれたのは若手芸人の赤バンの二人です。ほぼ毎回参加で11月の『ホロジャム』では前説も担当してくれました。あと、毎回ではないけどお手伝いに来てくれた若手の皆さんもありがとう!皆さんに大感謝です。

 

『ホロッコジャム』は二部構成、第二部は『となりの小津さん』ですが、第一部はネタコーナーです。この第一部に出演してくれた皆さんにも心からの大感謝です。長い付き合いの風刺ちゃん改めドドド小林、ふっとっちょ☆カウボーイさん、マチこと水町タカオ、そしてダンサブルさん。『フフフのフー』からのお付き合いの与座よしあきさん、まだ付き合いは浅いけど、毎回ライブを盛り上げてくれた男性ブランコとジョリー惑星、そして最終回ならばと駆けつけてくれた大本営八俵こと米粒写経の居島一平さん。忘年会も兼ねた打ち上げでは、バカバカしい話で盛り上がりつつも、真面目な人生の話なども。

 

※集ってくれた最高のメンバー

 

気がつけば、皆様への感謝の気持ちが溢れて来ます。本当に皆さんに支えていただいたお陰です。ありがとうございました!

 

ホロッコは、しばらくお客様の前でネタをやる、という形から離れます。オフィス北野のライブも、自主ライブも、ゲストとして呼んでいただくライブも、来年一杯は出演しないと思います。ですので、小津さんとあんちゃんとも少しの間お別れです。そうなってみて初めて、皆さんが「癒される」と言ってくださった小津さんシリーズに、演じるぼくらも癒やされていたことに気づきました。なので、小津さんシリーズはずっと続けていきます。復活の日まで、皆さん待っててください!

 

※小津さんとあんちゃんのチェキ