ケ○ー | ほうろうJのブログ

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新規性を好む女医の放浪ブログ

秋も深まってまいりました。


ひと肌恋しい季節なのか、仕事帰りに道を歩いていたら


ケ○ーと名乗るNY出身の見知らぬ男性に声をかけられました。

ケ○ーのお肌は漆黒。テリテリのつやつやだ。


うん?これはひょっとしてナンパか?

でも、ナンパだったらもうちょっとセクシィな方を選びなさいよ。

ほーろー、彼と同じ人種の女性にありがちなナイスバディとは程遠く、

せくしぃさにおいてはおそらく血のしたたるようなレアステーキと

保存食乾パンくらいの差があるはず。。

それとも乾パンが好物~??


K:「Nice to meet you! 」 いきなり人の手をわしづかみに握手してくる。

ほ「はい、こんにちは~」

K:「これからドコ行きますか?」 片言の日本語で。

ほ:「ちょっとお洋服を買いに…」

 いろいろ考えたけど、

  「別に」と言えば →じゃあ、僕とお茶しよう

  「家に帰る」といえば→じゃあ、帰る前に僕とお茶しよう

  「お洋服を買いに」といえば→変について行ったら僕が支払わされるなぁ~と逃げてくれるといいなぁ、と。

K:「どこまで買いに行くの?」

ほ:「○○」←特急に乗って1時間ほどの駅名を言ってみる。これでこの男をまけるか。

k:「僕も新幹線乗るから一緒にイコウ。ちょっとそこで

  コーヒーでもノミマセンカ」

ほ:き、来た~。やっぱりナンパか、と焦りつつ。

 「今、おなかいっぱいだからno thank youですわ」

  「コーヒー嫌い」と言えば→「紅茶にしよう」と言われるだろう

  「あんたとお茶なんか無理」→こんな失礼な発言は避けたい

k:「じゃあこのままお買いもの行こうか」

ほ「遠いよ~」

などと言いつつ、どこまでもついてくるK○ーと駅まで楽しく談笑。

K○ーも結構インテリジェントな人であえてナンパ系の方向と違う普通の

会話をしていると紳士的だ。

お仕事でこちらに来ているという。


さぁ、いよいよ勝負の決め時、駅に着いた。

この駅は便利なことに私鉄の特急の駅ととJRの駅が近接

している。ここで一気にまいたるぞー。


ほ:「じゃぁ、ここで私はこっちの特急に乗るから、あなたは

   このJRの駅から乗らないと新幹線に乗れないよ。

   だから今日はこれでお別れね~」

K:「……」とってもがっかりしてる。




ふふっ。意外にいい人だった漆黒の彼に不快感を抱かせることなく

ナンパ、まいたぜ。

医師ですから、やっぱりできるだけ人間関係は穏便にしておきたいし、

無駄に相手を刺激したくないのです。


ほーろー、無事貞操守りました~。

いや、診察くらいなら全身くまなくさせて頂いてもよかったんですけどね。


もちろん病院で。


あぁ、ナンパはいいから婚活~。

運命の人はいづこ~。