AHEJ特別演奏会 | Hornozaurusのブログ

AHEJ特別演奏会

24日はこちら を書いて以降、ずーっと楽しみにしていたAHEJ特別演奏会が津田ホールでありました。

AHEJはこれまで2006年 と、ブログに書いてませんが2007年も聴きに行って、
とても楽しめたので、たとえゲストが来なくても次も行くつもりでした。
しかし、今回は今まで以上に凄かったです。


まず開場前。
自由席ということで、18:30開場のところ、早めに18:00位に行きました。
ところが、既に何十人も並んでいます。遠く札幌や京都からも聞きに来た方も。
開場から少しするとほぼ席が埋まり、ホルンのコンサートとしては異常とも思える満席状態。
BPOの名奏者かつ名司会者のヴァレンドルフ氏やアレキサンダー社長もいらしてました。

演奏は、まずAHEJメンバーのみで、ウィギンスの8本のホルンのための組曲第1番。
華々しい幕明けでした。

次はドール神、竹村さん、野見山さん、サラ神によるボザ。
以前はBPOの4人で聴きましたが、今回もすばらしいです。7割くらいサラの演奏に釘付けでした。

1部最後はAHEJメンバーのみによるラインの黄金ファンタジー。
今回はロビンソン編曲作品が無いので、変態ハイトーンがあるのはこの曲だけでしょうか。
久永さんが1stで、High-Gをばっちり吹いておられました。


休憩後はまず、
ロンドンホルンサウンドのモーツァルト4番3楽章。
カデンツァはオリジナルとは違って一瞬でしたが、ちょっとティルみたいで面白かったです。
5番の上間さんもすばらしかったです。

そして、お待ちかねのバガテルです。
ピアノ伴奏版自体の実演もCDもなかなか無いので、かなり楽しみでした。
CARNIVAL ではソロを4人で分け合う形になっていましたが、
今回は同じ小林健太郎さんの編曲で、サラの全ソロバージョンでした。
編曲もサラの演奏も伴奏パートも、全部ばっちりはまってました。

一緒に聴いていた底吹きの先輩は、練習番号8の2小節目頭のD(2個書いてあります)を、
下のほうのDで完璧に吹いていたのに特に感銘を受けてました。

そしてメインのティル10重奏です。1stがドール、2ndがサラ。
ドールは例のソロ含め、演奏全体をすばらしくコントロールしてました。
2ndには原曲の3rdのDからのソロがありますが、見事に完璧でした。完全に上吹きパートだと思うのですが。。
AHEJのメンバーも凄くて、よく指揮者なしでこの曲をここまで見事に演奏できるな、と感動しきりでした。

そして鳴り止まぬ拍手の中、アンコール。
1曲目は、ドールが舞台にいない?と思ったら客席に登場し、美しいソロで始まりました。
美しすぎるメロディ、一点の曇りも無く伸びるHigh-Fなど、しびれっぱなしでした。
最後にサラと阿部さんがどちらが長く伸ばせるか競争?をしてて面白かったです。

後から調べたところ、『Team America: World Police』で悪役の Kim Jong Ilが歌うソロで、
I'm so Ronelyという曲のようです。YouTube にもありました。
編曲してみたいです。

2曲目は、ロンドンシリーズのラダンツァ。
1stをドールと有馬さん、8thをサラと阿部さんで吹いていたようです。
例の8thソロも超絶完璧で、ぞくぞくしてました。

そしてアンコールの最後に再びティルの1st,2ndソロと最後の短縮版。感服です。


たっぷり楽しんで、一緒に聴いた仲間とのお酒もはずんだ、すばらしい演奏会でしたー。