最近は戦車か飛行機か庭園鉄道のネタしか無いので息抜き(?)ネタです
これをご存じの方は少ないかと思われますが、コンピューター・電卓登場以前に使われたタイガー計算機です。タイガーはブランド名で、他にも幾つか製造会社が有りました。ハンドルをぐるぐると回して計算するので手回し計算機とも呼ばれます。ところでこの計算機、企業などの事務作業では完全に電卓に役目を奪われ、今や製造中止となっている貴重品ですが、中々使えます。特に戦車や飛行機を作る際に、設計図や写真上の寸法に縮尺をかけて実際の寸法を割り出す作業にはうってつけです。具体的には沢山の値それぞれに一定の値を掛け算する作業ですが、慣れればpcや電卓よりも早く計算可能です。
現在の飛行機模型製作(諸事情で製作が滞っていますが、、、)でもタイガー計算機を使いますが、同時複数計算を可能とする為新たに2台増備、合計で3台体制となっています。上の写真で一番奥に有るのが既存機、手前2台が新入です
さて、タイガー計算機というのは既に製造中止となっていて、現在市場に流通しているのはほとんど中古です。また製造から年数がたっていますのでサビ・固着・油切れなどを起こしています。今回増備した2台も分解整備し一応全ての計算が可能となりましたが、カバーが金属製の方だけやたらとレバーの動きが固い、、、、あらゆる箇所に油を差しても依然として固いままですが、これはこれでご愛敬みたいなものでしょう。
ヤフオクなどでは一つ2000円程度で売られていますが(需要がほぼゼロなのでとにかく安い)、アンティークなインテリアとして部屋に飾ってみるのも面白いでしょう