黄砂や雨をかいくぐって、何とか
GW続行中の様ですね…。
人混みは避けたいし、渋滞も更に嫌
と言う事で、私の連休中のお出かけは
ほぼ合間の中日となりました。
続きです。
資料館の様な所を見学させて戴いて、
いよいよ体験か?と思いきや……
奥にとても広い敷地&立派な古民家が
元々昔から作業場とこの関係の豪商さんの
お宅だとか、県の有形文化財に指定されて
いるそうです。
昔からの作業道具の展示。
材料や染物を運んだらしき船。
お屋敷の中は豪商のお宅らしい造りで、
暫く中を拝見させて頂きました。
丁度、中で染物教室の生徒さん達の作品が
展示されていました。
いよいよ体験です。
以前からこの体験はやりたいと思っていたの
ですが、なかなか機会に恵まれませんでした。
一緒の友人は以前に体験しているそうで、
今回は少しだけ撮影と付添をしたら、後は
資料館に戻ってビデオ鑑賞してたそうです^^;
資料館の受付の時に染める生地の購入を
するのですが、折角なので私はシルクの
大判ストールにしました。
他に木綿のもの、ハンカチやタオル
とかも用意されていました。
持ち込みで好きな物も染められるそう
ですが、こちらは要予約で、GW中は
やっていないそうです。
もうおわかりですね、藍染ですw
藍染も種類があり、沖縄の泥染とかもある
そうですが、ここは材料の藍を一から
育てて、灰汁と一緒にして発酵させて
染料(すくも)を作る方法だそうです。
とても時間と手間暇かかる工程だそうです。
以前から藍染職人さんの手が藍の色で
染まって居るのを知っていたので、染料の
性質を色々お訊きしたところ、面白い事に
アルカリ性なので、石鹸に手を漬けて居る
様なものだと話されていました。
藍染は殺菌の作用もあるそうで、昔は汗や
皮膚の炎症から守る部分に用いたそうです。
後日好きな医療ドラマを観ていた時、オペ
中にがん細胞の箇所を染料で染める処置を
するシーンで、indigo〜と言ってた様な
気がしたので後で調べようと思っています。
少し独特の匂いのあるすくもですが、
中には微生物が生きていて、まさにこれは
生き物だと、職人さんは大事そうに愛おし
そうに説明して下さいました。
温度管理も大変で、夏はまだ良いけど、
冬が大変なのだと…今は釜の下にヒーター
があるので楽になったと仰ってました。
用意して頂いてる手袋と藍染の割烹着を
お借りして、早速始めます。
私は全体的なマダラ模様を選択しました。
色々な模様を出す時は,菜箸とかを布に
まきつけて模様を出したりするそうです。
まずは、染める布をくしゃくしゃに丸めて
すくもの液に漬けます。
(漬ける時間や放置の時間は職人さんが
丁寧に指導して下さいます)
一定時間つけた後引き上げ、暫くそのまま
空気にさらします。
この空気にさらす度合いで色が又変わって
くるそうです、液中の桿菌が空気に触れて
酸化する事で色を出すらしいです。
染めたい色の濃さで、液に漬ける回数を調整
するそうです。
木綿よりシルクの方が染まりにくいらしく、
濃い色を出したければその分回数を増やさ
無いと駄目だそうで…。
幸い私の時は他にどなたも居なくて余裕が
あったので、じっくり染めさせて頂きました。
適当なところで一度、染料を洗い流します。
洗って様子をみて、まだ薄ければ再度染料
に漬けます。
私の場合、片方が少し薄かったので再度
漬けてみました、綺麗なグラデーション
が出ていて、それはそれで良いと、職人
さんは仰っていましたが。
そして、もう一度染料を洗い流して終了。
濃く染める場合は逆に薄い部分が消えて
しまわないかが心配だとも仰っていました。
微妙な模様を出すのって難しいですね、
全て自然の成せる技、人間の思う様には
簡単には行かないものです。
だから、人工物は壊れても短時間で再生
できるけど、自然は簡単には元には戻ら
ない、長い年月を経て再生して行くもの
だとつくづく思い知らされます。
仕上げは低温のアイロンで綺麗に皺伸ばしと
乾燥ができます。
できました
職人さんの丁寧なご指導のお陰で、思った
以上の綺麗な染め上がりになりました
外に出て太陽の光にあてると、シルクの
反射が物凄く綺麗で、ますます嬉しく
なりました
色々画像も撮って頂き、お世話になり
有難うございました
体験の後は、又友人と近くのモールに行き、
色々と買い物をしながら、ペットコーナーの
にゃん達に癒されましたw
大好きなアメショ、モデルポーズの様?
遊んでたり…
可愛い姿で寝ていました
2泊3日の予定で出かけたのですが、
友人の夜の練習とかの都合で、
一泊延長する事になり、3泊4日の
連休旅となりました。
遠出はできなかったけれど、それなり
に楽しい連休となりました。
誘ってくれた友人に感謝,又時間が
できたら旅行に行きたいねー