【家庭環境は「関係の箱」の雛形】


 

  
あらゆる人間関係の中でも、
もっとも人生への影響が大きいのは
生まれ育った家庭だよね。

両親や保護者は「関係の箱」の雛形で、
物心がつく前にできてしまうから、
一番見えにくい箱とも言えるかも。

 
 
でも、「家族の箱」っていうのは
もっとも影響が大きいのに、
それに気づかないことって結構あるんだよね。

 
 
親自身も自分の親から影響を受けていて、
なかには代々引き継がれているルールが
紐づく歴史のある箱もあるんだよ。

 
 
僕の実家では、
食事の後、お茶やコーヒーを淹れて、
ひとやすみして団らんの時間を持つ
っていう習慣があったんだ。

 
 
でも結婚してすぐのこと、
家庭環境の違いを実感したんだ。

 
 
夕食の後、実家でしてたのと同じように
ひと息ついてたら、
妻に「なんでゆっくりしてるの?
食べ終わったらテーブルの上を綺麗にしてね」
と言われてビックリしたんだ。

 
 
食事が終わってダラダラしてる僕が
信じられなかったみたいだよ。

 
 
その後、妻の実家で食事をした時、
食事の後、すぐにテーブルを綺麗にすることが
当たり前のように実行されてて、
その違いに気づいたんだ。
 
どっちが正しいわけじゃなくて、
文化や習慣の違いだよね。

 
 
今では、
両方をミックスした新しい習慣を生み出したんだ。
これが僕にとっても妻にとっても、
一番居心地がいいんだ。

 
 
多くの人は、
生まれ育った環境の「家族の箱」を持っていて、
両親には合ってても、
自分には合わないルールがあるんだよ。

 
 
だから、自分や新しく一緒に暮らす人にとって、
もっとも気持ちのいいオリジナルの箱を
デザインし直すことが大事だと思うよ。